1993-05-28 第126回国会 参議院 予算委員会 第17号
私は、ポル・ポトがバリ協定を守ると言っているというようなことでいろいろ総理が紹介されましたけれども、あの限りではこれは肯定的にとらえて紹介されているのかどうなのかわかりませんので、ここではっきり答えてください。
私は、ポル・ポトがバリ協定を守ると言っているというようなことでいろいろ総理が紹介されましたけれども、あの限りではこれは肯定的にとらえて紹介されているのかどうなのかわかりませんので、ここではっきり答えてください。
ポル・ポト派がパリ協定へどういう態度をとって、それをどう評価するかということがこれにかかわってきますけれども、総理は、ポル・ポトはバリ協定の守り手、擁護者だったというふうにお考えになるのか、それとも妨害者、敵対者だったというようにお考えになるのか、まずお伺いします。
○吉岡吉典君 要するに、ポル・ポト派をガリ事務総長の報告は、結論としては、選挙をやるということになっていても、これをバリ協定の妨害者、これに対する敵対者として描いていたわけです。これまでの国会も含めてこの国会での総理のポル・ポト派に対する答弁というのは、そういうニュアンスはどこにも見られなかった。私はそういうふうに言わざるを得ません。
しかし、それを政府はあくまでもそうじゃないのだ、五原則は守られているのだ、バリ協定の範囲にあるのだというふうな強弁を繰り返すのですけれども、ともかくこれからのPKOというものに参加していくためには、余り無理な解釈というものはこれからのPKOをいかに考えたらよいのかという上において大変私は障害になる答弁だと思うのです。どうでしょう、これは。
それから、これはPKO国際平和協力本部の方にお尋ねしておきますけれども、バリ協定について、こういうふうに第二十九条で書いてあります。
○有働正治君 ポル・ポト派と今述べられましたバリ協定との関係について申しますと、彼らはこれを破棄するとは口が裂けても言うはずはないわけであります。それは彼らの戦略だからであります。
パリ和平協定二十九条の関係でございますが、全く先生御指摘のとおりの規定がございまして、バリ協定の重大な違反が生じてパリ協定をそのまま履行できないような状況に立ち至ると判断されるような場合には、国連事務総長の要請に基づきましてパリ会議の両共同議長のフランスとそれからインドネシアが協議を招集することができるようになっております。
ただ、御承知のように、今の情勢は極めて厳しくなっていて、パリ協定は守られておるのか、一体我々が派遣をする場合の前提条件自体が崩れていないのかという、そのことが今問題になっておるわけでございますので、そのバリ協定なりあるいはPKOの派遣五条件という前提がちゃんとしているならば、今柳田委員御指摘のように、我々の仲間の方が社会主義インターであろうとそこで行かれるということについては、平和の中に行われることについては
PKO法自体だって、それからバリ協定に対してだって、だれがどう見たってこれが崩壊していないとは言い切れないと思うんだが、UNTACだって国連だっておかしいじゃないか、おかしいということを日本の国が感じたら、それを直接なぜ意見として言うことができないのか。
変わったといえば、カンボジアに派遣をするという決断をしたのは総理である私である、深く責任を感じますということを言われたことは、これまでの答弁になかったという意味で私は総理の心情を受けとめているわけですが、そのほかの問題としては、バリ協定も国会で決めた五原則も一切変わらない、変わった状況にない、だからもちろん撤退もしないし、選挙監視要員の派遣も予定どおり行いますという答えに実はなっているわけですよね。
現在はバリ協定によりまして外国からカンボジアに武器を売ることを禁じられておりますので、昔この協定を守って、現在は売っている国はないと承知しております。そのパリ協定ができる以前におきましてはいろいろな国の武器が入っているようでございまして、中国製のもの、ベトナム製のもの、ソ連製のもの、アメリカ製のもの等があるようでございます。まだこのほかにもいろいろな国の武器があるようでございます。
だから、これはもう私は、明らかにバリ協定以前の段階に来ているのだということを率直に言わなければいかぬと思うのです。 そこで、次に聞きますけれども、キュー・サムファン議長は、既にプノンペンから引き揚げた、プノンペンでのSNCの会議には参加しないとも言っているわけでしょう。
これは、UNTACの活動がバリ協定に従いまして自由かつ公正な選挙を実施することによりカンボジアに新たな政府を設立することを目的としている以上、この発言は何ら不自然なことではないというふうに考えております。この声明におきましては、特定の紛争当事者を名指しで非難したものではなくしたがいまして、このような声明があったからといってUNTACの活動の中立性を欠くというふうには考えておりません。
私は、バリ協定のことを全部言うならば、それはあなた方がおっしゃるように、パリ協定の中には難民の問題もありますよ。それから人権の問題もありますよ。選挙の問題もありますよ。あるいは復興復旧の問題もありますよ、パリ協定というのは。しかし、停戦の合意というのは第九条で明確にされて、附属書二の第一条「停戦」、これが停戦の合意なのです。
私はバリ協定が破棄されたとは考えていないのです。パリ協定と停戦の合意とは違うのです、内容は。バリ協定全体を私は言っているのじゃないのです。ですから、あくまで全体としてまだパリ協定がだめになったとか破棄されたとかということを結論を出せないというあなたの考えには私は賛成します、今の段階では。しかし、停戦の合意というのは違うのです。なぜ違うか。
紛争当事者はバリ協定を守らないということは言っておりません。SNCの場では対話にポル・ポト派も常に応じております。その他の状況を考えますと停戦合意の枠組みは依然として崩れていないというのが私どもの判断でございます。
、先般北京でSNCが開かれましたときにもキュー・サムファン氏は出ておりまして、そして選挙を五月の二十何日にやろうという一応合意がありましたときに、キュー・サムファン氏はその会議の席には現実にいて、そしてそれについていわば沈黙をしておったということでございますので、それらのことを考えますと、今のSNCのあり方、UNTACのあり方にはいろいろ恐らく不満があると思いますのですが、全体をつくり上げているバリ協定
○吉川春子君 私は、この点で総理にぜひ御見解をお伺いしたいんですが、今の論議のような経過でバリ協定や国連事務総長報告が基本的にどうなっているかということはおわかりいただけたと思います。そして実際上、自衛隊がカンボジアに何百万か埋まっている地雷を掘って、そしてそれを処理するというようなことは、このUNTACの任務上からもあれだし能力上からもできない。
しかし実際に私は、バリ協定の基本はそうだということを今示したわけで、それは否定されませんでした。 防衛庁長官、要するに、そういうふうに詰めると、今度丹波さんは、いや訓練をするためにお手伝いをしますと、こうきたわけですね。 それでその次に伺いますけれども、四月十四日の衆議院の安保特で高島参事官は、対人地雷、戦車地雷といった大別して二つの種類があると言われている。
このようにUNTACの軍事部門の工兵隊がこれに当たりますけれども、本協定によれば、UNTACはあくまで地雷撤去に関する教育訓練、援助が基本任務であり、直接地雷を処理することではない、これがバリ協定ではありませんか。
他方、ベトナムにおきましては、御指摘のような状況の大きな変化がございますが、やはり私どもとしては、バリ協定に述べられました、とにかく話し合いによってベトナム人同士による解決、それを第三国はじゃまをしないのみならず、積極的に助けていくというような物の考え方が基本でなければならないであろう。