2013-06-18 第183回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
ズワイガニ漁などに使われる刺し網が二千十五トン、カニを捕獲するバイかごが九百二トンあったそうなんです。日本の漁船は刺し網漁は行いませんし、バイかごも日本の規格とは全く違うんで、これは韓国の漁船が来て密漁して慌てて逃走するときに不法投棄をしていった、そういった漁具であるということがほぼ明らかなわけなんです。日本は、私、比較的ルールを守っていると思っているんですよね。
ズワイガニ漁などに使われる刺し網が二千十五トン、カニを捕獲するバイかごが九百二トンあったそうなんです。日本の漁船は刺し網漁は行いませんし、バイかごも日本の規格とは全く違うんで、これは韓国の漁船が来て密漁して慌てて逃走するときに不法投棄をしていった、そういった漁具であるということがほぼ明らかなわけなんです。日本は、私、比較的ルールを守っていると思っているんですよね。
このほか、我が国の排他的経済水域内の資源状況でございますとか、さらには、我が国漁船との操業トラブル、こういったことがいろいろございますので、毎年、韓国漁船に対します操業規制、この強化を提案しておりまして、例えば、韓国漁船のうちのバイかごですとか刺し網漁業、あるいはアナゴ筒漁業、こういったものの禁止ですとか、はえ縄漁業の禁止区域の設定、さらには同時に操業できる隻数の最高限度の設定、こういったことによりましてできる
特に、EEZ内の韓国漁船の入漁規制の結果、EEZに近接した暫定水域に韓国の底刺し網、バイかご、カニかごなどが集中しており、乱獲による資源の枯渇が心配をされる、こういう状況になっているわけであります。
具体的には、シイラ漬け、バイかご、大和堆でのカニかご、イカ釣り。韓国は、大和堆でカニかごとイカ釣りを全面禁止したらほとんど暫定水域でなくなるという主張をするかもしれぬのですが、どっちにしても、我が国の漁業者から非常に強い要望があるわけであります。
それから、こちらの方を見ていただければわかるのですけれども、島根県沖にはシイラ漬け漁、バイかご漁という伝統漁法がございます。これは固定漁具を使うわけですね。そうすると、経済水域と暫定水域、まさにこの境界のところにこういう漁法が行われているということで、実はこれらの漁業秩序を守る上で、ここに韓国漁船が来ればなかなか秩序が守れないという問題が出てまいります。
例えば刺し網、これは高さは五十センチか一メートルですが、長さが五千メートルぐらいあるものを五反ぐらい続けるというようなこともございますし、バイかごであるとかベニガニかごをつけていく。そうすると、日本の小型底びきがそういうところでは操業できないという実態になっています。 また資源保護でいいますと、要するに漁期を決めておるわけです。ズワイガニでいいますと、十一月から解禁になります。
それから、一つ例に出されましたバイかごにつきましては、これもなかなか難しい問題ではございますが、これにつきましては、昨年三月の自主規制措置が実施されたときに、民間で早期に協議をしようということになっておりまして、そのラインに沿って今協議をしているところでございます。前例としてアナゴかごの例がございますので、こうした形で民間間で取り決めができないかということで努力しているところでございます。
今申し上げましたように、刺し網があったり、バイかごがあったりしますと、山陰海岸の各漁協の底びき船はそこを避けて通らなきゃならぬ。またある意味では危険な状況さえ生まれていると言わねばならないと思うのであります。