1970-04-08 第63回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第7号
その「ふじ」から十五キロのところが、氷の、要するに流氷が重なっておるわけでございますが、厚さ三メートルから八メートルという氷の丘の氷という、氷丘氷といっておりますが、で、固められました非常にハンモック状になりました、いわゆる最密群氷という状態であったわけでありますが、氷量が十分の十と——氷量に十分の十とか十分の八とかいうのがいわれますが、十分の八という場合は十分の二、二の分は水があったり、間隙がある
その「ふじ」から十五キロのところが、氷の、要するに流氷が重なっておるわけでございますが、厚さ三メートルから八メートルという氷の丘の氷という、氷丘氷といっておりますが、で、固められました非常にハンモック状になりました、いわゆる最密群氷という状態であったわけでありますが、氷量が十分の十と——氷量に十分の十とか十分の八とかいうのがいわれますが、十分の八という場合は十分の二、二の分は水があったり、間隙がある
ただ、「ふじ」付近の氷厚――氷の厚さでございますけれども、三・八メートル、ところどころハンモック状に氷が重なり合っております。ここのところは最悪の状況であります。そのために「ふじ」が直ちに自力で脱出できる状態にはまだなっていないが、このままの状態が続けば、米国のエディスト号などによる救援活動に十分期待が持たれる。
ただ、その辺の氷原の状況をつけ加えて申しますと、宗谷がおります現在位置の南東方、オングル島の北方でございますが、幅約十三海里にわたってハンモック状の氷原をなしておりまして、それより先は定着氷となっており、そのハンモック状の氷原は、何度もヘリコプターをもって調査いたしましたが、その結果、米国の砕氷艦バートン・アイランド号といえども突破は困難であるということがわかったのであります。