1981-04-16 第94回国会 参議院 内閣委員会 第3号
○政府委員(塩田章君) 海上自衛隊の日米共同訓練は、御承知のリムパックが一つと、それから毎年行っておりますハワイ派遣訓練が一つと、それ以外に日本の近海でいまのSSNとの訓練ISSNに限りませんけれども、一般の潜水艦も、あるいは航空機との訓練も含めてでございますが、日本近海でやっております。その具体的な内容はいまちょっと手元にございません。
○政府委員(塩田章君) 海上自衛隊の日米共同訓練は、御承知のリムパックが一つと、それから毎年行っておりますハワイ派遣訓練が一つと、それ以外に日本の近海でいまのSSNとの訓練ISSNに限りませんけれども、一般の潜水艦も、あるいは航空機との訓練も含めてでございますが、日本近海でやっております。その具体的な内容はいまちょっと手元にございません。
従来のハワイ派遣訓練では得ることのできない米海軍の最新の戦闘技術を習得でき、教育訓練の充実強化に役立つと考えて、昨年春実施されたリムパック80に初めて参加したところでありますが、この訓練参加を通じて大きな成果をおさめたのでございます。以上の経緯にかんがみ、次回のリムパックにも参加したいと考えているところであります。(拍手) 〔国務大臣伊東正義君登壇、拍手〕
リムパックの成果につきましては、従来のハワイ派遣訓練では得られなかったところの艦隊レベルにおける対潜、対空、対水上打撃戦及び電子戦訓練にかかわるアメリカの最新の戦闘技術を習得することができ、非常に成果があったと聞いております。
従来、五十一年以来、ハワイ派遣訓練は個艦訓練でございましたが、今回のは、たびたび国会でも御答弁申し上げておりますように、艦隊レベルの訓練でございます。この訓練の実施に当たりましては、私どもがよりレベルの高い艦隊訓練を希望し、それをアメリカ側が受けたということでございます。
○佐々政府委員 場所の問題につきましては、これも再三御答弁申し上げておりますが、ハワイにおいてこれを行います理由は、昭和五十一年以来、ハワイ派遣訓練を毎年実施をしてきたところであり、それの延長としての充実強化であるということ。それから、ハワイにはそのほかの場所にないすぐれた訓練施設がございます。
それから二番目に、対潜哨戒機八機は何にするのだということでございますが、これは昭和五十一年以来、ハワイ派遣訓練ということで護衛艦二隻、潜水艦一隻、P2J対潜哨戒機八機がこれまで毎年行っておりまして、この訓練の目的は、今回の総合訓練の中において当然対潜水艦捜索訓練がございますので、これに参加をして戦術技量を向上させよう、こういうことでございます。
アメリカ海軍と日本海上自衛隊は、昭和三十年以来すでに八十四回共同訓練を実施しており、またハワイ派遣訓練は、護衛艦二隻、対潜哨戒機八機を昭和五十一年以来続けて実施をしておりますけれども、今回リムパックにつきましては、わが方といたしまして、よりレベルの高い訓練に参加する機会を得たいという申し入れをいたしましたところ、アメリカ側から、二年に一遍程度艦隊レベルの訓練を外国艦艇の参加を認めてやっておるので、これに
リムパックの共同訓練への自衛隊の参加は戦術技量の向上を図るのが目的でございまして、これまで毎年実施されましたハワイ派遣の延長として米国との共同訓練を念頭に置いて実施することにしたものでございまして、憲法に抵触したり、日米軍事同盟の地ならしというようなものでは毛頭ございません。
それから航空機は対潜哨戒機P2J八機、これは従来五十一年からハワイ派遣訓練でお認めいただいております規模と同一でございます。人員はおおむね七百名でございます。
それほど巧妙なオペレーションをやったわけではございませんで、実は、このハワイ派遣訓練が五十一年以来ずっと行われているわけでございますが、従来、海幕長が発表いたしておりました。
ハワイ派遣訓練の延長ということを申し上げましたが、ハワイ派遣訓練とオーバーラップしているところがございますので、ハワイ派遣訓練を兼ねて行く、こういうことになりますので、若干実際の時期よりは早く出ることになるのじゃなかろうかと思います。
参加をするかしないかというふうな問題は、単にいままでのハワイ派遣の訓練の延長であるとは言えない中身ですよ。大臣としては、こういうことについて当然提示すべき資料も提示しないで、そしてすでに決めてしまったものだから参加については強行するという態度は厳に慎むべきだと思います。
航空自衛隊は昨年からすでに十回実施をしておるところでございまして、ただいま御指摘のハワイ派遣訓練は、潜水艦あるいは海上自衛隊の艦艇等によってそれぞれ始まった年度が違います。昭和三十九年から始まっているのもございますが、いまのような形で毎年護衛艦二隻と対潜哨戒機八機が行くという訓練は、昭和五十一年からでございます。
いまここの文書を見れば「ハワイ派遣訓練の充実強化になると考え、」と書いてあるのだから、充実強化になるのかならないのかという判定は、ハワイ派遣訓練の中についてそれを取り決めている想定を問題にしないと問題にならない。出さないと言われたって、これは現にあることぐらい私は知っているのです。横文字ですか、ちゃんとありますよ。
○政府委員(佐々淳行君) まず、アメリカ以外と組まないのかどうかということでございますけれども、現在その具体的な調整を行っておるところでございまして、海上自衛隊といたしましては、先ほど来申し上げておりますように、ハワイ派遣訓練の充実強化でございますので、アメリカの海軍と組んで訓練をやることが目的でございます。
それで、佐々さんもリムパックに参加はするけれども、実務的にはこれまでのハワイ派遣訓練の魚雷発射による評価訓練などで参加するんだというふうにいろいろおっしゃっていますね。そうすると、防衛庁の考え方としては、アメリカ以外の国と合同演習するということはやっぱり問題があるという認識をされていらっしゃる。
○政府委員(佐々淳行君) 今回のハワイ派遣訓練は五十四年度予算でございますので、年度内に行われるであろうと考えております。
しかしながら、今回はハワイ派遣訓練の充実強化ではございますけれども、アメリカ艦隊の主催をする総合訓練に他の国、カナダ、これは条約が全部違いますので、必ずしも全部集団的自衛権によって結ばれているわけではございませんが、NATO条約によるカナダ、あるいはANZUSによるところのニュージーランドとオーストラリアの艦艇が参加をしておるということでございますので、この訓練に参加をすることの可否について十分検討
ハワイ派遣訓練であると同時にリムパックという訓練に参加する、こういう二重の性格を持っておることを申し上げましたが、ハワイ派遣訓練の演練内容とリムパックの演練内容が重複している部分が確かにあるようでございます。しかしながら、このリムパックに参加しなければ得られないわが方の費用対効果と申しますか、訓練に参加することの意義は、これが総合訓練であるということでございます。
これは毎年行われておりまする海上自衛隊のハワイ派遣訓練の充実になりますので、ことしも海上自衛隊に参加をさせることにいたしたものでございます。わが国としては、この訓練の主催国である米国との共同訓練を念頭に置いたものでございまして、第三国とのそれを目的としたものではございません。 また、この訓練が中部太平洋で行われることは、安保条約に言う極東とは何のかかわりもない事柄であると考えております。
特に、ハワイ派遣訓練につきましては、昭和五十一年から今日まで予算をお認めいただきまして、毎年護衛艦二隻と対潜哨戒機八機のハワイ派遣を行って訓練を行ってまいりましたが、従来の訓練では個艦の訓練に終わり、総合的な訓練が実施できないところから、わが方といたしましてはもう少し程度の高い訓練をやらしていただけないだろうかという希望を抱いておりました。
○津島国務大臣 今回の練習隊群のハワイ派遣、これは海上幹部候補生学校卒業生——江田島でございますが、この幹部候補生の三尉昇進と同時に海上訓練の必要を認めたわけでございます。海上訓練の場所としてはこの太平洋横断ということが、昔からもそうでございますが、最も適当な場所であるのでございます。
○受田委員 ハワイ派遣というのとは別とは私は考えないのです。ハワイに派遣する前に、むしろ手近な東南アジアその他で英霊の眠っている地域、こういうところへ出かけて、そうして同時にこういう人道上の仕事もこの際早く処理するという、そういうことが自衛隊が公共の福祉に関与する道でもあると思うのです。
○津島国務大臣 御所見は御所見として、非常にごもっともだと思いますが、ただいまの練習艦隊群のハワイ派遣ということとはこれは別問題だろうと思います。よく考慮いたします。
太平洋戦争の緒戦、当時の帝国海軍がハワイを奇襲いたしました際、日本のハワイ派遣の艦隊とアメリカのハワイ派遣の艦隊との対比は、わが方の奇襲による戦略上の勝利であって、実力差による勝利ではなかったことは、諸君も御承知の通りであります。戦争の勝敗は、その国の資源と生産力、兵器の科学性と兵の精神力と戦略巧拙の総合戦力差によって決定することは申し上げるまでもないのであります。