1997-03-31 第140回国会 参議院 外務委員会 第7号
ただ、実際に五〇年から六〇年にかけましてハルバレイを中心に埋設をしたという人は今も残っているわけで、そういう人たちの経験というか知識というものからして大体二百万発であるだろうというふうに言ったものと承知しております。概略そのようなことでございます。
ただ、実際に五〇年から六〇年にかけましてハルバレイを中心に埋設をしたという人は今も残っているわけで、そういう人たちの経験というか知識というものからして大体二百万発であるだろうというふうに言ったものと承知しております。概略そのようなことでございます。
○立木洋君 これまで七回行われてきた現地視察並びに調査、これは敦化市のハルバレイだけではなくして、吉林市の郊外、落陽市あるいは梅河口、さらには問題になっている杭州市や南京、さまざまなところで行われたわけですね。それらを調査した結果については、つまり砲弾の形として遺棄されている化学兵器と、そうじゃなくて化学剤そのものが缶に入れられて埋蔵されているだとか、さまざまな形で埋蔵されておる。
○政府委員(加藤良三君) 実は、我々のこれまでの調査、委員が今おっしゃられたとおり、いろいろな場所について行われておりますけれども、一番中心的なものはやはりハルバレイであると思っております。中国側もハルバレイ付近に九〇%の埋設量があるということを述べているわけでございます。
現在、中国東北部を中心にいたしまして、中国側の発表によりますと、おおよそ二百万発、そして化学剤が百トン、さらにはそれらによる被害者が二千名以上、こういった発表をいたしておりますが、日本政府は先般もハルバレイに調査団を出しまして、七十万発あるであろうと、そういったことを言っているわけでございます。
まず、吉林省あるいはまた黒龍江省に参りまして、吉林省のハルバレイに参りましたときは二カ所の埋設坑を確認いたしました。ここはまたことしの五月に外務省の人たちによる調査もなされているところでありまして、この一号坑の試掘をし、三百六十発を外務省も中国の政府と一緒に確認をしているわけでございます。
そこで、現地の被害者の問題を考えますと厚生省もかかわっていただきたいし、それから既にこの中身が出て地域の環境汚染も進んでいるわけでございますし、とりわけハルバレイにおきましては八キロ下流にはダムがありますし、また松花江という川もありますし、そういったことを含めますと環境庁も私はいろいろまた環境調査でかかわっていただきたいということを思います。
○大脇雅子君 それで、実は向こうへ行ってわかったことは、畑の中に集められて、敦化の委員会で集められたものはハルバレイに埋設されているんですが、川や海や湖にほかった砲弾というものは全然発見できないというか、わからないわけですね。それから、それ以外に埋められたところは全く明らかになっていない。
その文書には「吉林省敦化地区で発見された化学兵器は、ハルバレイ・ダムの上流にあり、数量が多く、年代も経ており、大部分はひどく腐食しているため、大量に露出した場合、現地住民の生命を危険に晒し、彼らの財産と環境に悲惨なる結果をもたらすことになる」と。 村山首相は、一九九五年の訪中におきまして誠意を持って対処するとの声明を出されまして、河野外務大臣もAPECにおいて同様の意見を表明されたと聞きました。
そして、その環境調査的なものを含めた本格的な調査の第一の取りかかりは、委員も御指摘になりましたハルバレイ地区であろうかと思っておりますが、ハルバレイに限らずその他の地域についても同様の調査をできるだけ行いたいと考えております。
私たち代表団は、吉林省のハルバレイでは、中国側が百八十万発埋蔵したという第一号坑、第二号坑の現地の確認もいたしましたし、さらに今年五月、外務省が旧日本軍のものと相違ないとしました三百六十発は既に埋め戻されていたわけでございます。地区周辺は大変な湿地帯でありまして、下流にはダムもございました。埋められている土質は砂地であるために、特に環境汚染について強く訴えられたわけでございます。
来年度、つまり平成八年度につきましては、化学兵器の最大の埋設場所と言われておりますハルバレイ、ここに再度調査団を派遣する予定でございます。その埋設地域周辺の環境や地形調査について本格的な調査を実施する計画でございますが、その他の埋設場所につきましても、環境調査を含めた詳細な調査を行う。要するにこれが本格的な、予備調査でない調査というものの第一歩になるというふうに考えております。
新聞の報道によりまして、旧日本軍が中国に残留した化学兵器の調査に行かれたということはもう大臣御承知のとおりですが、この調査の中で、いろいろ調査した結果、ハルバレイにおいて旧日本軍がきい弾と呼んでいたびらん性のマスタード、ルイサイト、混合剤の砲弾やくしゃみ弾も確認されたというふうに既に調査に行って発見しているんです。ですから、この問題は現在でも残っているんです。現に向こうに運び込まれている。
それから、どういうところにということでございますけれども、これは相当広い地域、東北地方を中心に広い地域に見つかっておるということでございまして、これまでのところ、九一年の六月に吉林省ハルバレイ、それから河北省石家荘、それから九二年六月には江蘇省の南京で視察を行いまして、さらに去る二月の末から今月の中旬にかけまして、浙江省杭州、安徽省ジョ州及び江蘇省南京に調査団を派遣いたしました。