1973-03-31 第71回国会 参議院 予算委員会 第14号
報道によると、今回の通貨会議では愛知大蔵大臣もだいぶ活躍されたようでありますが、私が、今回の二十カ国蔵相会議を新聞報道で見る限りの感想を申してみたいと思いますが、まず第一番に、変動相場制が一定の合法性を確立したこと、それから、SDRが基本的準備資産となることを認めたこと、さらに作業部会の設置をきめたこと等が具体的特徴であろうと思いますが、全体的な印象としては、ハリ会議以来まだ日の浅いこと、また、この
報道によると、今回の通貨会議では愛知大蔵大臣もだいぶ活躍されたようでありますが、私が、今回の二十カ国蔵相会議を新聞報道で見る限りの感想を申してみたいと思いますが、まず第一番に、変動相場制が一定の合法性を確立したこと、それから、SDRが基本的準備資産となることを認めたこと、さらに作業部会の設置をきめたこと等が具体的特徴であろうと思いますが、全体的な印象としては、ハリ会議以来まだ日の浅いこと、また、この
それから数百億ドルにのぼるといわれるいわゆるユーロダラー及びこれに準ずるようなものについては、徹底してひとつこれの対策を講ずるための具体的な措置が専門的な議題として代理会議で取り上げるということになりましたわけで、ハリ会議以来のこの種問題の重要性並びにその解決についての基本的な取り上げ方については合意ができているわけでございます。
いま一つは、私の出かけておりました用向きが用向きでございますから、ハリ会議以来累次にわたって自国のシュルツ長官等とよく国際通貨問題の再建について御協力をいただいてたいへん感謝をしておりますと、こういうことでございます。
特に、ハリ会議決裂後におけるところの国際情勢を検討しまずと、この趨勢がきわめて著しく、また、その行動がきわめて過激になっておる状況であります。