1998-09-09 第143回国会 衆議院 外務委員会 第3号
だから、いわばウサギの耳、ハリネズミ論みたいなものが専守防衛の国としては非常に大事なんだろう、私はこう思うのですよ。
だから、いわばウサギの耳、ハリネズミ論みたいなものが専守防衛の国としては非常に大事なんだろう、私はこう思うのですよ。
公明党が従来から主張しておりますように、ハリネズミ論というのですか、陸上防衛力、特にその中核である戦車については整備数量の削減を行うべきではないだろうか、金丸副総裁も同様趣旨のことを言っておみえになるようでございますが、防衛庁の見解をお伺いしたいと思います。
ヨーロッパでは、特に西独なんかでは、もう限られた予算を効率的に使おうというので、非挑発的防衛とか防御的防衛とか、既に公明党では専守防御という、ハリネズミ論とこう言われましたが、むしろ攻撃よりも防御主体の自衛隊論を出しましたけれども、そういうことがヨーロッパでは平和学者の間で防衛戦略が議論されておる。それが何か日本では、旧態依然として防衛庁が、次の計画はまだ言えません、総額はわかりません。
○柄谷道一君 鈴木総理の日本列島ハリネズミ論と同じお考えを今お答えになったわけでございますが、私は三月三十日の予算委員会で総理にも指摘したところでございますが、イギリスのジェーン海軍年鑑五十八年版は、「戦争において最も考えられるソ連の行動進路は相当数の陸上部隊が北海道の北部を占領し、海峡を確保して海軍展開への相応の援護をすることであろう」と初めて軍事専門家がこのことを指摘いたしております。
ハリネズミ論とかいろいろ使っておるわけでありますが、そういう比喩の一つであって、それが決定的に日本の防衛政策を象徴するものであるというふうには私は全然思っておりません。
むしろ沿岸警備隊的なものにいたしまして、もっと軽量化して、そしてミサイル、ロケットなどで武装して、まあハリネズミ論に近いような御意見でありましたが、そうやってやれば兵力も半減するし、そうすればもっとほかに有効に金が使えるではないか。人間ばかりぎょうさん置いておくのは能ではないというずいぶん思い切った御提案があったわけでございます。
○説明員(夏目晴雄君) この総理のハリネズミ論というのは具体的にどういうものを指すのかというふうな特段の御指示というものは必ずしもはっきりしてなかったわけでございます。
○説明員(夏目晴雄君) まずこのハリネズミ論の定義についていろいろな御意見があったわけですが、私どもとしましては先ほど来再三申し上げておりますように、まず警戒監視能力を高めることが大事であろうということで、そういった面の重視を五六中業の中でもいたしております。
○説明員(夏目晴雄君) 私最初にお断りしたのはそういう趣旨でございまして、私どもとしてはそのハリネズミ論ということのよしあしは別としまして、私どもはこういう意味に解して防衛力の整備を考えましたということを申し上げたわけでございまして、ハリネズミという言葉の持つ意味、そういう言葉の妥当性ということについて捨象したという前提でお話を申し上げたということを御理解賜りたいと思います。
そこで申し上げたいのですが、わが国の場合は鈴木総理のハリネズミ論、あれを論というからかたい評価なんで、あれは思いつきと言うのです。セオリーじゃないのです。だから巻き返しがあるとふにゃふにゃとフェードアウトする。これが実態です。それが国防会議議長のていたらくです。
○政府委員(塩田章君) いわゆる海洋国家論、ハリネズミ論が報道され、また報道されたと言いますかその前に私どもの長官が御指示を受けたわけですが、その後私も総理のところへ伺いまして話を伺ったわけですが、まず第一に、あのときに総理がおっしゃったのは、海洋国家という言葉を使っているけれども、要するに四面環海の日本として日本の防衛、特に端的に言えば対上着陸作戦に対する防衛についていかにも海洋国家としてのふさわしいあり
○柄谷道一君 では問題を変えますが、同じ指示の中で総理は、地政学的に日本が海洋国家であるということを強調された上でのハリネズミ論、ハツカネズミじゃないですよ、ハリネズミ論を述べていらっしゃるわけですが、防衛庁はこれをどう受けとめていらっしゃるか。
さらに、最後に、総理は地政学的に海洋国家であるので、それにふさわしい防衛体制を考えてみるべき時期であると、こういま言われたということでございますが、私はこの海洋国家ハリネズミ論ですね、これは外国でハツカネズミと誤訳されたこともあるんでございますが、一本や二本の針ではハリネズミではないわけですね、いわゆるハリネズミのごとく防空ミサイル網を張りめぐらす、これは大変な経費のかかる問題でございます。
○依田委員 本当ならもう一つ、この間国会で議論になりましたハリネズミ論についての先生のお考えを承りたかったのですが、持ち時間が終わりましたので、これで終わらしていただきます。大変長い間、皆さん方ありがとうございました。
こうした方向では、結局のととろ日本がアメリカの極東戦略に巻き込まれ、核戦争となるおそれを強め、総理の言ういわゆる専守防衛論とか日本列島ハリネズミ論などは、およそ無意味なものにならざるを得ないのではありませんか。御見解を伺っておきたいと存じます。と同時に、総理は、こうした基地沖縄の現実と将来をどうお考えになるのか、これもあわせて伺いたいと存じます。
しかも、日米安全保障条約によってアメリカは日本を守っている、たてまえ上はそう言いますけれども、総理はハリネズミ論をこの間唱えてきたのじゃないでしょうか。ハリネズミというのは、相手が攻撃した際に自分で自分の身を守ることですよ。それを首根っこをアメリカに押さえられておってハリネズミだなんて一人で言ったって、だれが信用しますか。