1958-03-27 第28回国会 参議院 外務委員会 第12号
理想主義的なスカルノと、いわゆる親西欧的と目されている——これはオランダ等あたりの情報によりますると、そういう工合に言っておりまするが、現実的なハッタとの対立であるともいわれているのでありまするが、私どもが直接このハッタ博士あるいはスカルノ大統領等あたりに話しをいたしまする機会ごとに感じますることは、オランダその他あたりから入ってきておりまする情報ほど深刻ではないということであります。
理想主義的なスカルノと、いわゆる親西欧的と目されている——これはオランダ等あたりの情報によりますると、そういう工合に言っておりまするが、現実的なハッタとの対立であるともいわれているのでありまするが、私どもが直接このハッタ博士あるいはスカルノ大統領等あたりに話しをいたしまする機会ごとに感じますることは、オランダその他あたりから入ってきておりまする情報ほど深刻ではないということであります。
こういうようにだんだんしぼられて参りまして、先般の小林特使、その前の岸総理とスカルノ大統領、及びハッタ博士及びジュアンダ総理との間の取りきめに従いまして、これが最後の線まで煮詰まってきたという工合に了解しております。
すなわちジャワの勢力にスマトラの勢力が押しまくられているというような観点からいたしまして、スマトラ出身のハッタ博士を一つ中央の実力者にしたいという気持もありまして、御承知のごとく、ハッタ政権ということを反乱軍から言ってきているわけであります。