1991-11-22 第122回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
○説明員(関口洋一君) ハイブリッドライスの開発につきましては、これまでに農水省関係では四品種の試作用の系統を育成してきております。一つは北陸交一号、二号、それから中国農業試験場でございますが、中国交一号、奥羽交一号といった四つの系統ができておりますが、まだ試作用の品種というところでございまして、今後なお改善を要する点が多々ございます。
○説明員(関口洋一君) ハイブリッドライスの開発につきましては、これまでに農水省関係では四品種の試作用の系統を育成してきております。一つは北陸交一号、二号、それから中国農業試験場でございますが、中国交一号、奥羽交一号といった四つの系統ができておりますが、まだ試作用の品種というところでございまして、今後なお改善を要する点が多々ございます。
○説明員(関口洋一君) アメリカでも幾つかの民間がハイブリッドライスの研究はしているようでございますが、現時点でアメリカではほとんど普及していないというのが現状でございます。
○谷野政府委員 技術開発について二点お尋ねがございましたが、まず第一点のハイブリッドライスの件でございますが、先生御指摘のように昭和五十年代の半ば以降この問題が各国で取り上げられまして、私どもも昭和五十八年から超多収稲の開発研究の一環として取り組んでいるところでございます。
○玉城委員 そこで、今のお話にさらにまた関連しまして、沖縄県の農水部の方でこのハイブリッドライスの当面の開発目標について、沖縄の地酒である泡盛の原料米は御存じのとおりタイの方から砕米を輸入して使っているわけですが、その泡盛の原料米の開発は、新城先生のお話によりますと二、三年後には十分可能であるというふうにおっしゃっているわけです。どうでしょうか。 〔月原委員長代理退席、委員長着席〕
ハイブリッドライス、多収穫米の種子産地にすべきではないかということで、「ハイブリッド・ライスの種子産地、研究の場としては、国内では沖縄が最適地。」である。沖縄では自然の状態でも年二作はできるし、ほかの県では年一作ということで、余計どれるということですね。したがって、「早急に、しかも大量に種子を増殖できる。また、離島が多いのも生かせる。
○畑中政府委員 ハイブリッドライスにつきましては、先生御承知のように沖縄の琉球大学の新城先生が大変苦労をされてその品種育成をされておるわけでございますが、私どもも新城先生と連携をとり、私どもの試験場でもやっておるわけですが、現実にまだ種をとるところまでなかなかいきませんで、ハイブリッドライス、両方のF1の有利性といいますか非常に多収になる可能性があるとかいろいろな有利な面はあるわけですけれども、一方
なお、超多収の今の外国稲と日本稲の交雑中心の育種に、さらにハイブリッド技術、ハイブリッドライスの恥技術を駆使する、こういう観点でも研究を進めておりまして、この方面でも、現在それぞれの地域で特に優秀な組み合わせの材料を選ぶこと、それから雄性不稔の材料等をどんどんつくること、それからいわゆる採種効率を高くする技術を開発すること、この三つの点に絞りまして現在研究を進めておるところでございます。
そこで、考えられるのは、例えば住友化学工業が米国のローム・アンド・ハース社と共同研究を行っておりますハイブリッドライス、これに代表される全く違う手法による米の新品種。例えばバイオテクノロジーの手法とか化学処理とか、こういう従来の日本の一般的な品種改良の手法とは全く違う方法で開発してくる。そこに参入するというのがねらいで、もう焦点をきちっとそこに当てていると思うんですよ。
ただ、どういうふうにその分野で出てくるかということについては、一つの予想でございますけれども、これは技術会議の方が御専門でございますけれども、品種改良の面で、あながちハイブリッドライスあるいはバイオテクノロジー的なものだけではなくて、いわゆる従来の交配法による育種の面でもかなり実績を上げたいという気持ちもないわけではないと思います。
○菅原委員 次に、ハイブリッドの分野について質問したいのですが、かつて日本の新城教授が中国にハイブリッドライスの種子を提供したという記事を読んだことがありますが、どのような経過でこれが提供されたのか、一応知っているところをお知らせいただきたいと思うわけでございます。
○菅原委員 さらに、提供した種子が中国のハイブリッドライスの開発にどのような効果を与えたか、またアメリカにどのような関連があったのか、この点について知っているところをお聞きしたいと思います。
○菅原委員 我が国のハイブリッドライスの研究の現状は、どのような課題を抱えていると見ているのか。また、国はハイブリッドライスの開発を行うためにどのようなプロジェクトを実施しているか、また、していこうとしているのか、お聞きいたします。
○政府委員(関谷俊作君) 今お挙げになりましたのは、住友化学と米国ローム・アンド・ハース社のハイブリッドライス育成の共同研究でございますが、研究の課題は、雄性不稔化剤を利用して稲のハイブリッド種子を生産するための共同研究である、こういうふうに承知しております。
最後に、以前にハイブリッドライスについて詳しく伺ったことがございますが、改めてお尋ねしておきたいと思います。 その一つは、我が国の開発状況のその後の姿をお話しいただきたい。昨年十月、茨城県の筑波の農林水産省農業研究センターで、北陸交一号というんですか、これが刈り取られたと聞いておりますが、その辺の事情。もう一つは諸外国の状況。
農林水産省においては、ハイブリッドライス、今お話のあったものにつきまして従来から北陸農業試験場を中心に基礎的な研究を実施してきております。
さらにまた、最近はハイブリッドライスということでF1の育種、これも手法の中に取り入れてございます。F1の育種、ハイブリッドライスにつきましては、先般北陸交一号という、この面の第一号を育成いたしたところでございまして、今後さらにこれにかわる多収のものが育成される予定でございます。
これらの中で、近い将来に技術開発が見込まれるものの二、三の事例を申し上げますと、まず、水稲作の中では、先ほど申し上げましたような安定的な直播栽培の開発などを通じました低コストの稲作技術の開発がありますし、さらには、日本の稲と外国の、特にインド型の多収稲、こういったものの交配に基づきます超多収稲あるいは雑種強勢を利用しましたハイブリッドライスの育成、こういった面で近い将来に成果が期待されております。
それからまた、あのときにはハイブリッドライスだったのですけれども、韓国からそういったものが上陸してきたときにあなたどうするんですかと聞いたら、いやそんなことは絶対にない、そういうことはまたできません、こう言って断言をしたのですが、御承知のように韓国からお米が入ってきた。 一体、国会の議論というのは何のために議論をするのか。
この研究の一環として、外国稲を利用いたしましたハイブリッドライスの育成につきましても昭和五十八年から組織的な共同研究を開始いたしております。 現在、ハイブリッドライスの育成に必要となります雄性不稔系統あるいはその他の特殊な系統の作出でありますとか、さらには各地域別のすぐれた雑種組み合わせの検討、こういったところを中心に精力的に進めております。
私は、根本にはそこの見直しを今度こそやってもらわなければいけないと思うわけでありますが、一例を米に、稲に例をとりますと、ハイブリッドライスですね、これはアメリカの種苗会社から日本に売りつけられようとしておるいきさつがあります。これがテレビで取り上げられて大きな話題を呼んでいることは大臣以下御承知でしょう。 ところが、次のことを御存じでしょうか。
○国務大臣(山村新治郎君) ハイブリッドライス、これにつきましては我が国でもいろいろ研究しておるようですが、まだいわゆる倒伏等のことがございまして、なかなか実用に向かないというようなことも聞いておりますが、これらの研究も続けておるようでございます。
琉球大学の新城教授がおっしゃった超多収穫米、いわゆるハイブリッドライスの研究、非常に画期的だと言われているわけですが、農林省の方、いらっしゃっていますか。——来てない。じゃ、関さん、おたく、この新城教授の超多収穫米の研究概要並びにその評価を——農林省呼んだのに来ていないね。だれかやってよ。さっきの長官のバイオマスランドの裏づけを、少しでも芽を出しているものを並べ立てようということですからね。
かつてアメリカ商社によるハイブリッドライスの種子の我が国への売り込みが大きな話題となったことがございました。最近遺伝資源は国際的な食糧戦略の一環として大変注目をされております。
第三日は琉球大学農学部を訪れ、ハイブリッドライスの研究開発に長年携わってこられた新城長有教授より説明を聴取し、施設を視察いたしました。 今日、世界の食糧事情はまことに不安定な状況にあります。世界の人口は、西暦二〇〇〇年には、開発途上国を中心とする人口増により、現在の約一・五倍の六十億人に達するとも言われており、また、異常気象が世界各地に相次いで起こっております。
しかもまだ、御承知のようにNHKあたりもついこの間ハイブリッドライスなんかで大分放映して、全国民が非常に関心を持ちましたね。あんなものじゃない、もうすばらしいものが今度地球上にないものがどんどんできてくる可能性がある。アメリカ、ヨーロッパあたりの種会社なんかも非常にウの目タカの目。日本の大企業だってもうやっていますからね。
ハイブリッドライスですか、ああいう問題もあるでしょう。 ですから、そこのところは、百年の歴史をもって、もう少し特許庁長官が毅然として審査官の権限を守ってあげないとね。それがよく相談しながらとかなんとかいう、長官は政治的な含みのあるお話もなさってるんだろうと思うんですが、それじゃ困ると思うんです。 で、一つお聞きします。
農林水産省におけるハイブリッドライスの育成につきましては、昭和四十年代ごろから農林水産省の試験研究機関の研究者の間では行われていた事実がございます。しかしながら、当時の農林水産行政におきましては、水稲の食味というものを大変重視しておりました。
○小島(和)政府委員 ハイブリッド米の売り込みがあったというわけではございませんで、昭和五十七年の三月及び六月に、アメリカのある種子会社からハイブリッドライスについてその技術的な特徴等について説明をしに来たことがございます。
○松浦分科員 もう時間がありませんからこれで終わりますが、いずれにいたしましてもハイブリッドライスというのは、この種子は単収が倍になりますし、しかも安い。そういった意味で、将来日本上陸をねらっておるのだそうですから、あなたは淡々と言ってのけておるけれども、日米関係というのはそんなに淡々といかないのです。どこでどういうふうにくるかわからない。
最後に、私はNHKの放送を見まして、ハイブリッドライス日本をねらうという本がたまたま本屋にも出ておりましたから、それを読ましてもらいました。ところが、このハイブリッドライスというのは一代雑種しか使えない。二代、三代は全然だめ。ですから、種子をつくったらその種子だけを使わざるを得ない。アメリカのハイブリッドコーンと同じ状況だそうであります。