1994-02-18 第129回国会 衆議院 予算委員会 第1号
「中央銀行の主要な機能は、ハイパワード・マネーの供給をコントロールし、それを通じて一国の経済の貨幣と信用の供給をコントロールすることである」。つまり、日本銀行は、欧米の中央銀行とは全く違った、あるいは、そういうみずから果たすべき機能についてその能力を持っていないと自分で言っているようなものでありまして、このことは私は、日本銀行はみずからの存在を否定している、そういうふうに思うわけであります。
「中央銀行の主要な機能は、ハイパワード・マネーの供給をコントロールし、それを通じて一国の経済の貨幣と信用の供給をコントロールすることである」。つまり、日本銀行は、欧米の中央銀行とは全く違った、あるいは、そういうみずから果たすべき機能についてその能力を持っていないと自分で言っているようなものでありまして、このことは私は、日本銀行はみずからの存在を否定している、そういうふうに思うわけであります。
○国務大臣(金子一平君) まあハイパワード・マネーも大体GNPの名目成長率に比例して伸びておるようでございますし、来年度の問題としては私は矢追さん御心配のような深刻な問題にならぬように何とか持っていけるのじゃないかと考えておるのでございますけれども、今後こんな状況がいつまでも続けられるというようなことは考えていないのでございまして、十分そこらあたりを検討して国債の発行額について注意してまいりたいと思
○矢追秀彦君 大蔵大臣ね、いま日銀副総裁は範囲内におさめると言われますが、先ほど私少し申し上げたように、このハイパワード・マネーの要するに原理といいますか、それでいきますと、今度の国債発行額の一割ですね、一〇%、シ団引受額の約一四%にしかすぎないわけですよね、ハイパワード・マネーというのが。
○矢追秀彦君 その辺は心配があるかどうか、もう少し後で私は議論しますが、次にハイパワード・マネー、すなわち日銀券発行残高とプラス市中金融機関の日銀への預け金、このハイパワード・マネーの年間増加率というのは、名目GNPの伸び率と同じにしておかなければ、これを上回るとインフレの原因となると、こう言われておりますが、このハイパワード・マネーの五十四年度以降の金額が、名目GNPの伸び五十四年度九・五、五十五