1980-02-22 第91回国会 参議院 エネルギー対策特別委員会 第2号
一キロが四万六千円というのもあるわけです、これはハイサルC重油ですけれども。もちろんローサルの方は若干高いでしょうけれども。こういう相場から見ましてもかなり高く計算をしてあるように思うのですが、その辺いかがですか。
一キロが四万六千円というのもあるわけです、これはハイサルC重油ですけれども。もちろんローサルの方は若干高いでしょうけれども。こういう相場から見ましてもかなり高く計算をしてあるように思うのですが、その辺いかがですか。
ソ連、中国との油関係、ここはハイサルでなくしてローサル、ほとんどがローサルでございます。御承知のとおり赤道から緯度が遠くなるほど大体だんだんとS含有量が少なくなるようでございます。
しかし、これはハイサルである。これの対応策を立てなければならなぬという話が出まして、野党鈴木茂三郎委員長にも話がありました。その命を受けて私は縁の下のかけ橋をいたしました。その結果、オキュパイド・ジャパン時代であったにもかかわらず、ソ連へ行って、ソ連の油六百万トンをスポットではありまするけれども買いましたことは、あなたもお古いですからよく御案内のとおりです。国策に沿うためです。
なぜかならば、削減されるところの石油はローサルではなくて、一番のハイサルでございます。ハイサルが一番削減されるわけなんです。さすればS含有量はマクロの立場からいって少なくなるはずでございます。しかも、それがたかれるのが少なくなれば、大気中のSO2も少なくなるはずでございます。
外国企業と日本が共同で開発しようじゃないかといっておりますのは大体ハイサル——ローサル以外の開発点が実は多い。それらのオイルカンパニー等も、日本はなぜそんなにないLS原油ばかり追いかけるのだ……。御承知のように、LS原油は非常に上がっておるわけです。日本も特に狂奔しておるわけです。それは、ただいまお話しの公害の問題があるからであります。
現在、低硫黄と称するものは二億キロのうちで二割前後である、あとはハイサルである、先ほどの滝口さんのお話ですと平均一・九三だ、それを一・五六にまで原料面で引き下げる努力をするというお話がありましたのですが、これはほんとうに可能でございましょうか、それをひとつぜひ今里さん、島田さんに承りたい。わかりますか、もう一度申し上げましょうか。
なぜかならば、そうすれば火力発電誘致反対という声も公害がもとなんですから、公害は出しません、ハイサルをたいても公害は出しません、こういうことにすれば歓迎されるようになるだろう、さすれば少々この法案が底抜けになっておったって間に合う、こういうことなんです。長官の御意見を伺いたい。
やむなくハイサルを買わなければならぬということになると、二億キロのうちの半分が重油に歩どまって、一億キロが日本列島でたかれただけでも大気汚染がこんなになってくる。七億キロまでいく前に、五億キロたかれるようになったら、今度は二・五倍になりますね。そうしたらこの日本列島の大気はどうなる。そこで、それならば最初の問題としてあげられるのは、直脱の方法がある。
先ほど島田参考人からも、好むと好まざるとにかかわらず物量を確保するためにはハイ・サルファの原油を持ってこなければいかぬというお話がございました。もっともな御意見でございます。そのためには、さらにこの重油脱硫はやりまずけれども、これも限度がございますから、煙突――煙から脱硫するといういわゆる排煙脱硫、これを推進すべきだと考えます。
ところが、もとがハイサルなんですよ。ところが、たくときの契約書だけはローサルにしておいて、これは実行に移せませんね。それをあえてやろうとすれば、局所的なことはできるでしょう。日本全国のある一部、一割だけはできるでしょう。しかし、電気やガスや製鉄やというところが使う量は一割や二割ではないわけなんです。したがってうその契約が結ばれる。
燃料があまりにもハイサルであるということ。そのハイサルの輸入はだれがしているかといえば、これまた通産省でございます。したがって、将来の計画をしっかり立てていただきますと、六十年には七億キロリットルも必要だ。いまの三・二五倍にも相なるということ。ローサルがはたして求められるかといえば、これは困難な問題で、一割以下しか入らない。
したがって買わされるのはハイサル・オイル。したがってSO2はますますふえる。そこで製鉄所でも火力発電でも現にやろうとする、そういうようなところに対しては特に脱硫装置をまたつけさせて、自分でもそういうような精製したものを使う、こういう施設を新しいコンビナート、新しい場所には当然計画しなければならないじゃありませんか。いまそういう計画はないのです。
なぜかなれば、ハイサルを余儀なく押しつけられているからである。同時に、これは山下太郎さんつくるところの油をはじめとして義務的に割り当てられている。この油に含まれているところの硫黄分、これをひとつ年次別に統計を発表していただきたい。
〔進藤委員長代理退席、委員長着席〕 次に持ってきて、石油連盟のほうは、なまだきがしたかったらどうぞおやりあそばせ、そのかわりそれはハイサルでごかんべん願いたい、義務づけられてわれわれは買っているんだから。ローサルにするために、四万バレルについて百億もの投資を要求されている。われわれだけでサル抜きの責任をしょわされてはかなわぬ。
特にハイサルを義務づけられて買わなければならない日本としては当然のことでございまするので、ひとつ重工業局におかれましても、サル抜きの問題、自動車の排気ガス等々の問題については、一段の御努力を願いたい。この法律が通ったからといって、それで事が足りるものではございません。指導力の発揮を要請しまして、本日のところはこれでおしまいにします。
それは先般来新聞にも出ておりまするとおり、産油国と世界資本とが協力して、ハイサルをより多く日本へ送り込んで、ローサルの良質の原料はほとんどアメリカ、イギリス、EEC諸国へ運ぶ。日本へはわずかミナス原油の一部しかロ一一サルとしては輸入されない。しかし、日本の原油の使用量は、幾何級数的に伸びている。したがって、質を選んでいるひまがない。ハイサルでもやむなくこれを購入せんければならぬ。
ハイサルを買わなきゃならぬ。十分の一程度の脱硫装置でもって、大気汚染法が通ったからといったって、もとから出てくるものがハイサルだったらどうなるのですか。赤澤さん、これは機械のほうだ。
石油連盟の会長の出光さんもその節、火力発電に原油をなまだきということには反対はしないけれども、現在アラビア原油などのハイサルファの原油というふうなものが日本ではたくさん輸入されている、ミナス原油のようなローサルファの原油のなまだきについては反対であって、ハイサルファの原油についてなまだきということが考えられなければならない、そういうふうな旨が申されて、なぜかという理由については、これは国策によってハイサル
その材料は、遺憾ながら世界的に見て、ローサルの原油は先進国アメリカからイギリスの実権を握っているところでございまして、日本にはますますハイサルの原油を将来入れざるを得ない状況下でございます。そのときにどうして一・一だの一・二だのという原油が、あるいは重油が確保できるでございましょう。石油精製の場合をながめてみましても、直脱をやっているのは、いまのところほんのわずかでございます。
しかるに輸入の原油、重油は、ますますハイサルを買わなければならぬという状況下でございます。こういうやさきに、各地の発電所が地元と非常なローサルファの原油、重油をたくという約束をしておられます。これが全部実行に移そうとしたら、できる相談ではございません。
それからもう一つの方法としましては、ハイサル原油を入れて脱硫をやるのも一つの方法でありますが、最初から低硫黄のローサル原油を大いに入れることが一番必要なことでありまして、これにつきましても、いまインドネシアとか、あるいはアラスカのノースロープとか、あるいは最近西アフリカでの入札も出ておりますが、そういうところの新しいローサル油田の開発を進めていく、あるいはローサル原油の買い付けを促進するという方法も
しかし、仰せのように、カフジ原油はハイ・サルファのものでありますことは、御指摘のとおりでございまして、これをどのように低サルファのものに持ってまいるかという点につきましては、会社側はもとよりでございますが、政府でもいろいろいま検討を重ねているところでございます。
石油は、御承知のように、九九・九%を輸入して、その九四、五%は、ほとんど中近東から輸入されておるハイ・サルの原油であります。米国に次いで世界第二の石油消費国となったわが国のこの膨大な石油の消費量を低サルの原油でまかなうということは、不可能と言っても過言ではないのであります。したがって、低サル原油を輸入することも不可能であります。
また、そういう装置をすれば、準国産原油とよくいわれるアラビア石油の原油を国内精製会社が引き取るのに、クレームをつけて、安いとか高いとか、ハイサル原油は公害問題があるから取れないとか、こういうような紛争が毎年毎年ありますが、この問題が解決すれば、そういうことはなくなります。アラビアのカフジ原油というのは、御承知のように四十年の期限つきの借用です。
公害問題が大きく社会問題化している今日、ソ連石油によってハイ・サルファの中近東石油にブレンドするならば、公害対策上も非常に好結果を生ずるはずであります。しかもEECにおいてさえソ連石油の一五%程度の輸入は国益に反しないといっております。そしてイタリアのごときは二三%程度現にソ連石油を輸入しております。
一体、三十三年度の油の輸入計画、原油をどういうふうにして輸入して、それがどういうふうに製品にしてどういう配給をなされておるか、現実においては、高い方のいわゆるハイ・サルファが相当入って、実際の鉄鋼業その他に必要なロー・サルファがあまり入っておらない、私はそういうふうに見ております。 それで私は、きょう高碕大臣にお答え願いたいのは、そういう現状に即しまして、どういう政策を持たれるか。
その方の油でありますから、その中には小型の漁船に使います油、あるいは今御指摘のロー・サルファの油も入っておるわけでありますからかれこれ競合するものは、おそらく二百万キロリットルくらいだろうとこう思うわけですが、それを正確に把握いたしまして、その方面における輸入をある程度規制を加えたいと存ずる次第でありますが、今、千田さんのおっしゃったような工合に、かりにロー・サルファを供給しておるのじゃなくて、ハイ・サルファ