2012-06-08 第180回国会 衆議院 環境委員会経済産業委員会連合審査会 第1号
○吉井委員 実は、一九九一年の国会でそれは議論したんですけれども、ノースアンナの事故のときに、フレッティングとかデンティングとか、それから水力学的振動の問題とか、全部わかっていて、水質の問題だけじゃないんだということが既にこのときにわかっていたんですね。 ところが、それをNRCは注意したけれども、日本の規制当局は全く無視して通ってしまった。
○吉井委員 実は、一九九一年の国会でそれは議論したんですけれども、ノースアンナの事故のときに、フレッティングとかデンティングとか、それから水力学的振動の問題とか、全部わかっていて、水質の問題だけじゃないんだということが既にこのときにわかっていたんですね。 ところが、それをNRCは注意したけれども、日本の規制当局は全く無視して通ってしまった。
○吉井委員 日本では大丈夫だと言った後、一九八二年に報告書が出ておりますが、その五年後の一九八七年七月に、アメリカのバージニア州にあるノースアンナ原発一号機では、やはり蒸気発生器のギロチン破断事故をやっていると思うんです。 これは間違いないですね。
PWRのノースアンナのときにもちゃんとNRCは文書で出している。日本はそのころ、大体日本では起こらないというようなことをエネ庁の人が話したことが、その談話が新聞に載ったりしたぐらいでして、対応していないんですね。
○吉井委員 次に伺いますが、八七年にアメリカのPWRで、これは八七年七月ですが、バージニア州のノースアンナ原発一号で、蒸気発生器細管のギロチン破断がありました。NRCは半年後に、すべてのPWRタイプの原発について四十五日以内に調査し、報告書を出しなさい、こういう指示をしました。だけれども、このとき日本は無視したんですね。
あのときも、日本の原子力安全委員会はどこに問題があったかと言えば、一つは、その数年前にアメリカのノースアンナでギロチン破断をやった。NRCは、そのとき直ちに、ウエスチングハウス社と同型の蒸気発生器細管については全部調査して四十五日以内に報告しなさいということを、アメリカの規制委員会はそこまで徹底的にやっているのですよ。
ところが、これも私は当時国会でやりましたが、その事故の実は四年前、八七年の七月にノースアンナ一号機のギロチン破断事故というのがアメリカであったわけです。
あの後私は予算委員会で取り上げて、そのときは向審議官の方から大臣とともに答弁をもらっているのですが、何を私が指摘したかといいますと、実は美浜原発に先立って一九八七年にノースアンナ一号機のギロチン破断という事故があったのです。そのときにアメリカの方は、原子力規制委員会の方は直ちに調査をして、問題点は三つあると。
蒸気発生器の細管の破断の事故は九件ということになっておりますが、円周方向破断は日本の今回の例とノースアンナの一号でありまして、あとの七件は縦方向の割れでございます。いずれにしましても、冷却で一本破断した後に相当数冷却材が二次系に移ったことであります。
○翫正敏君 要するに、振れどめ金具が入っていなくて細管が振動したことが主たる事故の原因であって、そしてさびによって首絞め状態になっていたということは副次的原因である、こういうように説明しておられるんだと一応受けとめますが、昭和六十二年にアメリカでノースアンナ原発事故がありましたが、それは振れどめ金具は別に不備ではなかったんですけれども、さびによって細管が固定され、こういう首を絞めるような状態になっていたために
○説明員(荒井行雄君) ノースアンナ事象につきまして、これにつきましても当省としてもできる限りの情報を収集しております。今御説明のあったような状況によりましてその事故が起こったということのようでございます。
○説明員(荒井行雄君) ちょっと先ほどのノースアンナにも関係しますが、ノースアンナの場合は固定化という状況からさらに事態は進行しておりまして、いろんな事情によりいわゆる首絞まり現象というのが起こっている。それによって高い応力が発生し、加えてさらに流力弾性振動によって破断したということでございました。それで、美浜においては固定化の状況はあります。
○吉井(英)委員 そこで、この議論はいろいろやってきておりますから、私は少し簡略化して先へ進みたいと思うのですが、八八年二月五日のNRCブレティンでは、八七年七月のノースアンナ原発一号機で起こったギロチン破断が高サイクル金属疲労によるものとして、その原因として、一つは上部支持板のところでのデンティングの問題、二つ目、流力弾性振動の問題、三つ目にAVB、振れどめ金具の欠如の問題を挙げていたわけですね。
○中村説明員 ただいま先生御指摘になられました米国のノースアンナ原子力発電所におきまして、やはり設計上振れどめ金具が入っている必要がない伝熱管が周方向に破断していたというのがございまして、NRCのブレティン等におきましても、その原因として、支持板と伝熱管の間にデンティング現象が発生して、伝熱管の外周に高い応力が負荷される、それから振動に対する減衰特性というか、そういうものが……
○内田説明員 確かにノースアンナの事故の結果の報告を受けた状況におきましては、先ほど通産からもお話がありましたように、デンティングが日本では起こりにくい、ほとんど起こっていないという現状をとらえまして、ノースアンナの結果から、日本では直ちに全部調査せなければならないということは必要はないというふうに報告を受けたわけであります。
一九八七年、ノースアンナの原子力発電所が細管破断で事故を起こしておりました。そのとき以来同じような細管破断の問題が起きるのではないかと言われておりましたら、案の定美浜で細管破断の二つ目の事例が発生したわけですね。その結果、緊急炉心冷却装置が作動する。これは非常に危険な状態の一歩手前にいっておったということであります。
一九八七年七月、米のノースアンナ原発事故の原因の一つに、NRCが振れどめ金具、AVBを挙げましたね。私の手元にその報告書があります。このとき日本でも加圧水型原発を調査したと思いますが、どうでしょうか。通産省の調査特別委員会でも言っておりますが、AVBが正しく全部の管に設置されていれば細管破断事故はなかったと考えているんですか。
ノースアンナはその九列目がやられたわけだね。今それはデンティングだということだけれども。だから、この振れどめ金具のかかってないところは、中央のところは別として、十、十一番目というところには問題になりそうなところがいっぱいあるわけですね。それをどうするかという問題がその原因の解明いかんによっては出てくると思うのですね。
しかし、ノースアンナの件につきましては、先生御承知のとおりデンティングという事象があって、あれにつきましては振れどめ金具というよりはデンティング事象による、それから蒸気発生器の中の循環比が高くなっているというような事象で細管破断が起こっているわけでございます。そういうことで、様相は違う。
御指摘の一九八七年七月に米国のバージニア州にありますノースアンナ一号機において発生しました蒸気発生器伝熱管破断事故につきまして、原子力安全委員会としては事故の直後から米国原子力規制委員会等を通じて情報を収集し、今日まで検討してきているところでございます。
○粟森喬君 科学技術庁が昭和六十二年七月のアメリカのノースアンナ原発事故について、アメリカ原子力規制委員会からの報告に基づき検討したいと述べましたが、その検討結果はどうでしたか。
ということは、アメリカのノースアンナの事故以来、細管の破断事故というのは重要な問題だということでいろいろと心配されているわけでしょう。
ただいま委員の御指摘のとおり、ノースアンナの事故につきましては、私どももNRCから発行されておりますブレティンなるものを入手いたしております。その際に、今委員御指摘のように、まずデンティングがあるものについてそれを調査する、デンティングがあるものについては、細管の外側に負荷応力がかかるということによりまして通常かかる応力状態よりも高めになる。
○吉川春子君 八七年七月にアメリカ、バージニア州のノースアンナ原子力発電所で史上初の完全破断事故が発生していますね。こういうことが起こっているにもかかわらず、こういう検討はされていなかったということなんですけれども、メンバーはだれですか。
○吉井(英)分科員 ノースアンナの事故を今から注目して検討するというお話を今されたんですが、私はとんでもないことだと思うのです。 私は改めて内田原子力安全委員長にもお伺いしたいと思うのです。 このNRCのブレティンが出たときに、当然委員長も御専門家でございますのでごらんになられたと思うのです。
○内田説明員 ノースアンナの発電所の事故に対しましては、その当時行政庁の対応も情報として把握しております。その当時、我が国のPWRの状況からいいまして、水質管理の状況、それから流力弾性振動安定比の評価等を行った結果、同様の事象の発生の可能性は極めて小さいものと評価し、特段の措置をとらなかったという行政庁の判断を聞いております。
先生今御指摘のノースアンナ一号機の件でございますが、一九八七年に事故が発生しているわけでございます。蒸気発生器細管の円周方向の破断ということでございまして、それからその原子炉を手動停止した後ECCSが作動しているというようなことでありまして、その後NRCからいろいろなレポートが出ているわけでございます。今先生御指摘のとおりでございます。
ノースアンナの事故と類似している経過から見て、あのものはとめ金具があったと想定されているが、それにもかかわらず破断が起こっている。だから、これにとめ金具があれば破断は絶対起こらないという保証もない。そこについての見解はどうですか。
これはECTの検査をやります場合に、プローブが通らないぐらいにデンティングがノースアンナ等は起こっていて、わかったわけでございますが、調査の結果そういうのは起こっていないわけでございます。
○政府委員(向準一郎君) 今先生御指摘ございましたノースアンナの件でございますが、これは蒸気発生器の細管を支えております支持板の部分にデンティングという現象があったということと、もう一つは蒸気発生器の中の循環比、水がぐるぐる回る循環比を高めていたということで振動が起こりやすい状況もできていたということもございまして、円周方向の破断ということが起こったわけでございます。
これについてもう一つ聞きたいのですが、これは八七年の八月七日、朝日の記事に「ノース・アンナ破断のあとで」、エネルギー庁は、日本では入念な定検で大事に至る前に見つかるはず、こう言って、いずれもこういうものは起こらないという言い方をずっとしてきたのですね。特に大事なのは、伊方原発の裁判において国側の主張としてこれは裁判所の記録に出ているのです。
いつごろになるかというのは難しいことは難しいのですが、報道でもデンティングであったのではないかという、凹凸が破断面にあったという報もありますし、あるいは金属疲労じゃないか、いろいろな説があると思いますが、そういう部分で見たときに、ノースアンナの事故、これが現象的には、破断という部分では完全破断というのが非常に似ている。
御指摘のノースアンナ一号機におきますいわゆる破断、蒸気発生器伝熱管の破断事故につきましては、一九八七年七月十五日に、米国バージニア州にありますバージニア電力会社のノースアンナ一号機、電気出力九十七万キロワットの加圧水型原子炉の蒸気発生器の伝熱管に起こったものでございまして、私どもといたしましては、米国の原子力規制委員会を通じて情報を収集しているところでございます。
それから、アメリカのノースアンナの原子力発電所は横のひびが入って、そして、それで九年目でしたが、これは御存じのようなより大きい事故を起こした。横のひびが入る、これはなかなかわからないのですね。今栓を打ってやっておる。大飯でも六十三年ですか、横ひびが出て、これは栓を打ってとめておる。しかし、原因はなお解明されていない。