1958-02-20 第28回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
二月号の「世界」におけるオットー・ネーサンというアメリカの経済学者の説などは十分われわれも検討しなければならぬと思っております。私も微力ながらオットー・ネーサン博士のアメリカにおける経済分析を読んで、日本人としても考えさせられた。一体、軍需産業がミサイル中心になってくれば、今までの軍需産業を平和産業に切りかえるということも考えなければならぬ。産業の一大転換をやらなければならぬ。
二月号の「世界」におけるオットー・ネーサンというアメリカの経済学者の説などは十分われわれも検討しなければならぬと思っております。私も微力ながらオットー・ネーサン博士のアメリカにおける経済分析を読んで、日本人としても考えさせられた。一体、軍需産業がミサイル中心になってくれば、今までの軍需産業を平和産業に切りかえるということも考えなければならぬ。産業の一大転換をやらなければならぬ。
余剰物産の処理協会おいては、大体ネーサンという人が担当しておる。はなはだしきは、ビルマなどは、バターのようなものでも一ポンド一セントで売っておる。もっともこれはシカゴの倉庫渡しです。一ポンド一セントで売っておる。いろいろな方法でアメリカは農民保護の立場からたくさん余剰物を買っておるのです。非常に高く買っておる。生産原価でみな買っておる。アメリカは余りものをみな買っておる。
その政策があつて、やればやれるというので、わざわざ日本にネーサンが立ち寄つて、その法律も何もみな示した。私の方の知人でしたが、あとから全部法律を送つてやつて、これをこの間ちょっと経審のお役所にも一部お貸ししました。農林省にも一時貸しておきました。食糧庁にも貸しておきました。食糧庁にはコピーがあるはずです。それであなた方そういう子供みたようなことをせずに——あなた方に知恵をつけても限度があると思う。
昨年の五月十一日にあの代表者のロバート・ネーサンが日本に参っております。十一日から十三日までおりました。私は農林省にも連れていって会わした。日本はどうも高いものばかり買う、これではどうしても日本はいくまいということでそのことは農林省にもよくお話をした。それはちゃんと向うはこういうことをすれば安く買えるのだというたくさんの向うの法律を送つてきております。
○大坪政府委員 ただいま御指摘がありましたネーサンといわれる方は、過剰農産物等に対しまする経験の非常に深い外国の専門家でありますが、この方に家畜関係の問題をお願いしたらどうかという御意見だと思いますが、これにつきましては、今後よく研究してみる必要があると思うのであります。私どもの方で家畜を購入いたします場合に、購買官を派遣するのでありますが、まず購買官を派遣します場合に、内地の商社を指定します。
○綱島委員 私もこれは研究しておりませんけれども、この間お会いを願いましたネーサン、ああいう方に交渉したら、こういうものの買入れは安くなりはせぬでしようか。過剰農産物資というわけには行かぬでしようか。ここでもひとつ御研究願つたらどうか。