2016-12-06 第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第13号
それから、ネオニコチノイド農薬の場合は、これは今、新たな毒性としまして、有機リン系農薬やネオニコチノイド系農薬に対して、いわゆる受容体毒性という考え方が出てまいりまして、今まで考えられなかったような毒性があるんじゃないかということがまず一つ指摘され始めております。
それから、ネオニコチノイド農薬の場合は、これは今、新たな毒性としまして、有機リン系農薬やネオニコチノイド系農薬に対して、いわゆる受容体毒性という考え方が出てまいりまして、今まで考えられなかったような毒性があるんじゃないかということがまず一つ指摘され始めております。
どうやらその原因がネオニコチノイド系農薬によるのではないかというふうに言われています。科学的うんたらというのがこのSPS、非常に難しいこれからことになってまいります。蜜蜂だけかというと、トンボも減っているんだそうです。スズメも減っている。 このネオニコチノイド系農薬は何に使われているかといいますと、いわゆる水田におけるカメムシの防除。
トンボについては、今回クロチアニジン、これはネオニコチノイド系農薬、フィプロニル、フェニルピラゾール系、そして比較対象のクロラントラニリプロール、ジアミド系と、この比較実験をしていただいたわけでありますけれども、トンボについては、ここまでのところ顕著に実験結果が出ているというふうに思います。環境省から報告を受けたいと思います。
ネオニコチノイド系農薬が蜜蜂等に大変影響が強いのではないかという危惧を質問させていただいたわけでありますが、そのことを踏まえて、国立環境研究所で実験水田を用いてネオニコチノイド系農薬などの浸透移行性殺虫剤がトンボ類を含む水田の生物相に対してどのような影響を与えるのかを調べていただいた結果が三月十六日に出ました。
今回の研究結果でございますが、ネオニコチノイド系農薬などの使用がトンボ等に与える影響を検討する上で重要な知見の一つと認識をしております。
今少し答弁半分していただきましたけれども、ネオニコチノイド系農薬が怪しいというふうに言われておりますので、ほかの農薬、ほかのやり方でいわゆるカメムシ等の防除や果樹の防除に代替政策があれば私は望ましいというふうに思っております。 そういう研究に力を入れていこうという思いはあるかないか、御答弁をいただきたいと思います。
かつてこの委員会で、私もネオニコチノイド系農薬について質問をさせていただきました。これはもう御案内のとおりでございますけれども、蜜蜂が世界的に減少していることとネオニコチノイド系農薬がいわゆる使われたことに因果関係があるのではないかということであります。 おさらいからスタートをさせていただきたいと思います。
環境省では、今御指摘のあったように、ネオニコチノイド系農薬等が環境中で野生の蜜蜂等に与える影響についての調査を支援しております。この調査は、競争的資金であります環境研究総合推進費というもので、平成二十六年度から平成二十八年度までの三か年の予定で実施をしているものでございます。
日本とアメリカとEUで、ネオニコチノイド系農薬、舌をかみそうなのでこれからネオニコ農薬と略称させていただきます、これについて、どういった適用作物にどういう使用方法が許されているかというものなんです。空欄がいっぱいあるところの方が、禁止したり認めていないということなんです。日本は一番埋まっているんですね。こういうことなんです。 このネオニコ農薬は、非常に問題になってきているんです。
環境省としましては、平成二十六年度から、ネオニコチノイド系農薬が我が国における水域生態系の重要な指標であるトンボ等の生息状況にどのような影響を及ぼしているかを把握するための調査を行っております。今年度も、毒性試験方法の改良やトンボ等の継続的な生息実態調査などを進めていきたいと考えております。
ネオニコチノイド系農薬を含め、食品中の農薬の残留基準値というものが定められているわけですけれども、それは現に、食品安全委員会が最新の科学的知見に基づいて定めた一日摂取許容量、御案内のとおりADIというものですけれども、に照らして、子供さんあるいは妊婦の方も含め、国民の健康に影響が出ないように適切に設定をされているという状況なわけであります、既に。
今、ネオニコチノイド系農薬が大問題になっている。これはこの後の環境委員会の一般質疑で質問させていただいて、ちゃんとやっていただこうと思っていますけれども、有機水銀系の農薬が一世を風靡したというふうになっている。だから、水銀というのは、化合物によっては、メチル水銀が典型的ですけれども、それが非常に体に害がある。
農林水産省といたしましては、ネオニコチノイド系農薬を含む農薬の蜜蜂への影響を把握するために、平成二十五年度から平成二十七年度までの三年間で農薬によります蜜蜂の被害事例に関する調査を実施しております。
国際自然保護連合に助言する科学者グループも、浸透性農薬、吸っていくわけですから、タスクフォースが、ネオニコチノイド系農薬などの浸透性農薬の影響について世界的な総合評価書を発表しております。たくさん出ているわけですね。 環境省と農水省は、具体的にどういうことをこれで検査、あるいは取り組んでいらっしゃるのか、教えてください。
御指摘のように、IUCNやEUからネオニコチノイド系農薬による生態系への影響についての指摘がなされていることは承知しております。このため、環境省としましては、我が国におけるネオニコチノイド系農薬の生態系への影響についての実態を把握する必要があると考えております。
一つは、この前、山田委員が、私も取り上げたことのあるネオニコチノイド系農薬について、合衆国ではどういうふうに規制しているのか、ヨーロッパ諸国ではどういうふうに考えているのか。今やっぱり世界の情報はこれだけ動くわけでありますので、先進事例とかほかの地域、国の取組をしっかり学んで日本の立ち位置というのを私は確かめるべきだと思う。これは、アニマルウエルフェアの分野については日本は最も遅れている。
あと、先ほど山田委員の質問も紹介いたしましたけれども、ネオニコチノイド系農薬については、これ他省庁との連携が必要なので、これも逃げずにしっかり当たっていただきたいと思います。 予告じゃありませんけれども、私は次、人工甘味料についても質問をしたいと思っております。
○山田太郎君 もう一つ厚労副大臣にお伺いしたいと思うんですが、例のネオニコチノイド系農薬の話、ちょっと引き続き。 ちょっと状況が変わってきまして、米環境保護局、EPAは、四月二日、例の蜜蜂の大量死が疑われるネオニコチノイド系農薬の使用を原則禁止ということになりました。前回はいわゆる検討ということだったんですが、一歩進んで禁止という措置になりました。
今、ニコチノイド系農薬、これを緩和するということで、非常に多くのパブコメ、千六百件以上を超えるものがあって、国民的な関心事というふうにもなっておりますが、前回の三月十九日の予算委員会で、農林水産大臣の方は、使用方法を遵守している限り人の健康に悪影響を及ぼすことはないというふうにお答えをいただいているんですが、実は、このネオニコチノイド系農薬、浸透性、残効性、神経毒性ということでは、実は非常に問題があるのではないかという
今御指摘のネオニコチノイド系農薬クロチアニジンのお話でございますが、これは他の農薬と同様に、食品安全委員会におきまして最新の科学的知見に基づいて客観的かつ中立公正に食品の安全性についてリスク評価を行っておるところでありまして、その評価結果というのは適切であると考えております。
○山田太郎君 まさに、いわゆるしっかり農薬の基準を抑えていくということなんですが、ただ、実は足下でネオニコチノイド系農薬のクロチアニジンの残留基準が緩和されるということがありまして、今回、カブ等葉っぱ物、ホウレンソウではEUの二十倍の四〇ppmに、米はEUの二倍、アメリカは一・〇ppmなど、大幅に残留基準を緩めちゃうということなんですよね。世界の流れに逆行しているんではないかと。
時間が少なくなってきましたので続いての質問でございますけれども、ネオニコチノイド系農薬、去年も質問しましたけれども。 たしか大臣が、養蜂協会も含めて、都道府県だけじゃない、都道府県だけの被害状況というのは全く片手落ちだ、もっと徹底的に調べてくれと申し上げて、業界団体とも連携をしますという答弁をいただいておりますけれども、その集計結果というか、その状況についてお聞かせいただきたいと思います。
○三宅政府参考人 ネオニコチノイド系農薬を含めまして食品中の農薬の残留基準につきましては、食品安全委員会が科学的根拠に基づき定めた一日摂取許容量、アクセプタブル・デーリー・インテーク、ADIというふうに略称されておりますが、これに照らしまして、子供や妊婦を含めまして、国民の健康に影響が出ないよう適切に定めているところでございます。
それで、ネオニコチノイド系農薬の使用対象、使用範囲、これが広がったと認識をしておりますけれども、どう広がったのか、どういう根拠でそれを認めたのか、お聞かせください。
このネオニコチノイド系農薬の一つであるクロチアニジンの農薬の使用拡大申請、つまりクロチアニジンに関してその適用を緩和していこうと、こういう話について少し質疑をしたいんですが。
もう一方、このネオニコチノイド系農薬の危険に関して、実は岐阜県の各務原市の市議の杉山元則市議という方が議会で質問をしたら、その質問をしただけで問責をされてしまったというぐらいな事件等も現場では起こっておりまして、こういうふうに私が聞きましたら、その二つのことに関しては前向きにきちっと調べて私の事務所に報告をいただくということだったんですが、報告はポストに何らかのこういうところに設置の場所をつくったという
ネオニコチノイド系農薬は水稲のカメムシ防除のために重要であり、他の殺虫剤に比べ人や水生生物に対する毒性が弱いことなどから、現時点では蜜蜂の被害ができるだけ生じないように使用していくことが適当と考えております。 引き続き、蜜蜂の被害事例調査あるいは試験研究機関による研究を実施し、それらの情報を踏まえて指導の見直しを行うとともに、必要に応じ農薬の使用方法の変更も検討してまいりたいと考えております。
ネオニコチノイド系農薬についてお伺いをいたします。 水田、稲作の育苗などに使われているというふうに承知をしておりますが、この系農薬が生態系に大変大きな影響を及ぼしているのではないかという、そんなお話がございます。特に蜜蜂を中心とした蜂に影響が及んでいるのではないかということで様々危惧しておられたり、あるいはこれは大変ゆゆしき事態だというふうに警告を発しておられる団体もあるようでございます。
○政府参考人(小林裕幸君) ネオニコチノイド系農薬について御説明を申し上げます。 我が国では、ネオニコチノイド系農薬というのは七つの成分が登録をされております。登録されております年次で申し上げますと、一番早いのが平成四年、それから平成七年、平成十三年、十四年、こういった時期から登録が始まっているということでございます。
○政府参考人(小林正明君) ネオニコチノイド系農薬、これにつきましては、蜜蜂あるいは野生生物への影響がどうかと、こういうことにつきまして、欧州委員会では蜜蜂群の減少にネオニコチノイド系農薬が関与しているのではないか、こういう懸念から一部こうした農薬の使用制限がされているというふうに承知をしております。
遺伝子組み換え作物やネオニコチノイド系農薬等の影響に対する内外の関心は高く、さまざまな技術革新は、恩恵を与える一方、その影響については、さまざまな議論を喚起しています。 いかに我が国が内外の関心に対処していくか、最新の知見を取り入れつつ、調査研究を積極的に行う必要があり、農林水産省を初め、関係する諸官庁が連携することが不可欠と考えます。
遺伝子組み換え作物の生物多様性への影響や、ネオニコチノイド系農薬についてのミツバチ等への影響に関しては、懸念の声があることは十分に承知をしているところでございます。 環境省としては、引き続き、遺伝子組み換え作物や農薬による生物多様性への影響に関する調査研究を推進し、関係府省と連携して必要な対策に取り組んでまいります。(拍手) 〔国務大臣森まさこ君登壇〕
御指摘のネオニコチノイド系農薬を含めまして、食品中の残留農薬につきましては、まず、食品安全委員会が一日当たりの摂取許容量、ADIを示すことになっております。これに基づきまして、厚生労働省の方では、国民の健康に影響が出ないよう残留基準を設定しておりまして、子供や妊婦を含めて設定しております。 また、実際に流通する食品からの農薬の摂取量も調査して、適切なリスク管理を行っているところでございます。
○国務大臣(森まさこ君) ネオニコチノイド系農薬についてでございますけれども、国民の健康を守る食品安全担当大臣として、しっかりと事実関係を把握して、そして科学的知見の下に食品安全委員会が評価をしていくように指導してまいりたいと思います。 確認でございますけれども、先ほど出ているEUでございますが、EUとして勧告を出したわけではないということで、事実関係を私の方で承知をしております。
ネオニコチノイド系農薬をなぜ取り上げるかといえば、ニコチンと類似の化学構造を持つ神経毒性物質で、蜜蜂が戻れなくなる、あるいはやっぱりこれは人間の脳などにも影響があるんじゃないかということでEUは踏み込んでいるんですよね。これは是非日本でもやっていただきたい。このような動きをなぜ日本の食品安全委員会は取れないんですか。
EUは、今御指摘のありました三種類のネオニコチノイド系農薬につきまして、蜜蜂に悪影響を与える可能性が否定できないということで、二年間に限り一部の使用方法を制限する措置をとっております。
例えば欧州委員会でも、食品安全規制委員会ですか、こちらでも、最終的に、ネオニコチノイド系農薬の種子処理だとかそういった方法について禁止をするに当たって多数決をとったところ、反対する国もあったと。業界の方では、それはやはり因果関係が認められていないから行き過ぎだといった声が上がっているのもわかりますけれども。
○鷲尾分科員 それで、実はきょう環境省さんに来ていただいているのは、このネオニコチノイド系農薬が鳥の生殖の機能に悪影響を及ぼす、神戸大さんが確認したそうですが、そういった最新の研究の報告もあるわけです。 鳥の生殖能力ということになりますと、例えば国の天然記念物であります、私の地元佐渡でもトキがございますけれども、やはりそういったところにも影響してくるんじゃないかという心配があるわけですね。
まず最初ですけれども、この間質問したネオニコチノイド系農薬の問題につきましてまずはやっていきたいというふうに思いますが、この間も質問をさせていただいて、農水省としては、EUの規制を受けて、いろいろ話を聞こうという体制を整えられているということでありました。
ちょっと時間もなくなりましたので、次の質問に行かせていただきたいと思いますが、ネオニコチノイド系農薬の規制の状況です。 ちょっと時間がないので簡潔に御答弁いただきたいと思いますけれども、これは日本国内ではいつからどのように使用されているか、また、各国の規制の状況が刻々と変わってきていますので、そのこともあわせてお示しいただきたいと思います。
○小林政府参考人 ネオニコチノイド系農薬の日本及び諸外国での使用状況ということでございます。 まず、日本におきましては、平成四年ですから、西暦でいいますと一九九二年に最初に登録されております。なお、ネオニコチノイド系農薬というのは複数の種類がございますので、今申し上げましたのは最初のという意味でございます。