1954-05-26 第19回国会 参議院 内閣委員会 第44号
○木村禧八郎君 防衛計画のこれまでいろいろの作業について、新聞雑誌その他これまでいろいろ報道するところによると、これはアメリカの戦略が変つて、そのために日本に空軍を早く作らせる、そういうことになつたので、政府は三十年度から空軍を設けるはずであつたけれども、二十九年度に早めて設けるように言われておる、非常にアメリカはニユー・ルツク政策に転換した結果として、空軍を早く日本に作らせるということに重点をおいて
○木村禧八郎君 防衛計画のこれまでいろいろの作業について、新聞雑誌その他これまでいろいろ報道するところによると、これはアメリカの戦略が変つて、そのために日本に空軍を早く作らせる、そういうことになつたので、政府は三十年度から空軍を設けるはずであつたけれども、二十九年度に早めて設けるように言われておる、非常にアメリカはニユー・ルツク政策に転換した結果として、空軍を早く日本に作らせるということに重点をおいて
ニユー・ルツク政策や、戦略転換という面などから来ますと、経済面から相当問題が起きて来るようです。ダレス長官の演説なんか見てもですね。
かくのごとくいたしまして、MSAをのみ込みますれば、日本は永久にアメリカの番犬として、ソ連、中国に対する最前線基地とせられる運命にくくりつけられるのでありまして、その独立を失うのみならず、最近の即時報復というアメリカのニユー・ルツク政策によりまして、米ソの間に一旦火花が散つたならば、もうまつ先に原子爆弾、水素爆弾の雨を浴びまして、日本民族は阿鼻叫喚の中にのたうちまわらにやならぬ、こういう危険にさらされることに