1953-07-24 第16回国会 参議院 農林委員会 第22号
それから、一体この法案を出すに当りまして、英国でありました一九四七年農産物安定法或いはアメリカのニユー・デイール政策乃至は今日アメリカにおける食糧問題は、大統領の権限にその販売並びに価格の決定を最近議会において決定になつたのでございますが、これらの関係を考慮に入れて、これを立案されるに当つて取入れたのでございますか、考慮したのですか、その点を一つお聞きしたい。
それから、一体この法案を出すに当りまして、英国でありました一九四七年農産物安定法或いはアメリカのニユー・デイール政策乃至は今日アメリカにおける食糧問題は、大統領の権限にその販売並びに価格の決定を最近議会において決定になつたのでございますが、これらの関係を考慮に入れて、これを立案されるに当つて取入れたのでございますか、考慮したのですか、その点を一つお聞きしたい。
特に、ニユー・デイール政策実施以来の米国経済を初め、英国あるいは西ドイツ等々、いずれも資本主義の内包する矛盾を克服して、思い切つた革新政策を断行し、いわゆるハイ・ウエージ、ロー・コストで世界経済に活躍しておるのに、日本の吉田内閣は旧態依然たる古典的資本主義を墨守している。(拍手)世界経済とその基礎理念を異にし、国際経済と波長が合つていないのであります。
そこでニユー・デイール政策によつて、パリテイ計算というもので農民の生産費を補償する。農民諸君が小麦ができ過ぎてしまつたから焼いてしまうというようなことをやらぬで、生産費を補償するためにパリテイ計算でやる、こういうことをアメリカでは言つておる。ところが終戦後日本の役人諸君が取入れたところのパリテイ計算というものはその形だけを取入れた。
曾つて生産條件の極めてよいアメリカにおいてさえ、国家産業復興法と農業調整法を骨子といたしましたニユー・デイール政策で工業と農業の調和をとりつつ重点政策を行なつたことを我々は想起するものであります。日本においては、特に遅れた且つアジア的農業の性格からいたしまして、日本においては更に更に農業への財政が支出が必要であるということは、どなたでもわかりきつていることであります。
○村瀬委員 かつてアメリカのルーズヴエルト大統領の発表せられましたいわゆるニユー・デイール政策とともに、世界に紹介せられたテネシー開発計画法は、終戰後の日本の国土計画を念願するものにとりまして、非常な魅力となつていたのでありますが、今回提案せられました利根川開発法が、日本最初のTVA計画に匹敵するものであるかどうかという点に関しましては、今国民の注目を浴びておるところであります。
併しながらこれはルーズベルトの極めて進歩的なニユー・デイール政策及びこの政策の成果として、最も反動的なヒツトラー、ムツソリーニ及び東條の反動的なフアシスト軍を倒すために役立つという、世界の歴史的な進歩的な意味において大きな役割を果したのでありますが、この植民地的、隷属的な日本の持つ資源が、およそこのTVAなどというような形に進むのでなくて、全くこれと反対に、日米経済協力の名の下に、外国の外資導入を名
がルーズベルトのニユー・デイール政策の中で、最も世人の注意を引いたものでありますが、この国民保存団の実績を見ますと、このキヤンプに入れて訓練を受けた者は全部で百五・六十万であります。
戰後英國民が、自由経済への復帰を唱えた保守党よりも、社会主義を唱える労働党の政権を選んだことは言うまでもなく、また最近の米國の選挙も、米國民が、自由経済を唱える共和党よりも、ニユー・デイール政策の上に立つ民主党に加担したことは、何を示しておりますか。 今日資本主義といつても、非常に進歩的な社会政策と結合しなければならず、労働大衆を敵視するが如き政権は認めるわけには行かないのであります。
アメリカのような、あの通りりつぱな農村でございましても、やはりニユー・デイール政策の端緒というものは、農村救済のために行われたのであります。あれくらい生産力のある農村でも、農村だけは特別扱いしなければ立ち行かない事情にあるのであります。その点に対するお考え方を伺つておる次第であります。 〔発言する者多し〕
御承知の通り、一九三三年にあのルーズヴエルト大統領がニユー・デイール政策をとりました。しかもこのニユー・デイール政策は、初めは金融恐慌の問題であつたが、後には農村恐慌の問題において、あるいは産業恐慌の問題にも対策を講じ、失業対策の問題にまでまいつたのであります。かようにいたして、このとき以來の資本主義というものは大なる修正をされておるのであります。
アメリカのテネシー・ヴアレーにおきましては、水運の改善、洪水の防止、電力の操作といつたような三位一體の目標でもつて、フランクリン・ルーズヴエルト大統領がニユー・デイール政策の模範的實驗臺としてやられ、そうして科學精神と先驅者開拓精神とをマツチして、あのりつぱな發電工事をしておりますけれども、私がこの際政府當局にお願いしておきたい點は、そのテネシー・ヴアレーの局長であるところのリリエンタールという人が