1971-11-09 第67回国会 参議院 本会議 第9号
世に、「佐藤・ニクソン密約説」「糸を売って、縄を買った」といわれるのは、これをさしているのであります。 ともあれ、アメリカの要求に対し、わが国業界は、第一に、被害なきところに規制すべき理由なし。第二に、もし規制するにしても包括規制は受け入れられない。特定品目だけの選択規制にすべきである。
世に、「佐藤・ニクソン密約説」「糸を売って、縄を買った」といわれるのは、これをさしているのであります。 ともあれ、アメリカの要求に対し、わが国業界は、第一に、被害なきところに規制すべき理由なし。第二に、もし規制するにしても包括規制は受け入れられない。特定品目だけの選択規制にすべきである。
○中尾辰義君 さっきからの同僚の質問によりまして、いよいよ日米繊維問題も政府間協定に踏み切るように腹をきめた、このような大臣の答弁を聞いたわけですが、どうも日米繊維問題は、もう当初から例の佐藤・ニクソン密約説、つまり佐藤総理が一昨年十一月、アメリカのニクソン大統領と会って、沖繩返還とニクソンの繊維輸入制限との取引をしたとか、しないとか、そういう密約が当初から根底に流れて、そして、そういうような状態で
そこで私がお伺いしたいのは、そういうふうにいろいろ政府は答弁されるけれども、問題は、やはり四十四年の十一月、佐藤・ニクソン会談がワシントンで行なわれた際に、その佐藤・ニクソン密約説というものが業界にも、また一般の報道界にも一つの公然の秘密のように流れておるわけであります。これについて、なさったのかどうか。