1998-04-03 第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第6号
そこで、床ライナーが、ナトリウムそのものでなくして、ナトリウムと水の反応でできた酸化物で著しく腐食をしたという現象を発見した。これは、非常に重要な出来事、実験であったと思います。 したがって、この報告を注意深く聞いたり読んだりした研究者は、床ライナーの予想外の驚くべき腐食現象について教えられたはずである。その後の研究や開発の重要なテーマとなった可能性があると私は思う。
そこで、床ライナーが、ナトリウムそのものでなくして、ナトリウムと水の反応でできた酸化物で著しく腐食をしたという現象を発見した。これは、非常に重要な出来事、実験であったと思います。 したがって、この報告を注意深く聞いたり読んだりした研究者は、床ライナーの予想外の驚くべき腐食現象について教えられたはずである。その後の研究や開発の重要なテーマとなった可能性があると私は思う。
これは、ある意味ではフロントランナーが走ってやっているものを、模倣という言葉には皆さんは抵抗を覚えられるかもしれないけれども、現実には技術導入とか諸外国の論文を読んだりして、それでとにかくキャッチアップしていくということで進むこともできるわけなんですが、アメリカもやめた、ドイツもやめた、各国次々とおりていった、振り向いてみれば結果的にフロントランナーになっていたというときに、そうなると、ナトリウムそのものについて
ナトリウムそのものは技術的に完成したものだと思っていたという思い込みがありましたということを、実際事故直後に現場の技術幹部の方がおっしゃっておられたのですよ。私は、やはり今日の水準でもってもう大丈夫という思い込みが一番怖い。スリーマイル島事故のときのアメリカのケメニー報告でも、大統領報告の中でも、事故の最大の原因の一つは、安全だという、もう到達したという思い込みであったと。
一つ目は、ナトリウムそのものの危険性とは何であるのか。 二つ目は、ナトリウムの漏えいによって原子炉の安全上どのような影響が考えられるのかであります。
第一点目のナトリウムそのものの危険性については、水と接触した場合は激しく反応して水素を発生し、空気と接触した場合には燃焼するということがございます。しかし、水素が発生した場合であっても、空気と触れさせないように水素を的確に処理することにより安全に措置することとしております。また、燃焼した場合であっても、延焼対策を講じることにより事故の拡大を防止することにいたしております。
ナトリウムそのものの水との反応、これは大変だという程度の知識しかないわけでございます。 それと、今先生の御発言の中で、ナトリウムは絶対漏れないんだ、そういうことを言い続けてきた嫌いがあるということであります。私が現地にお邪魔をしたときも、厳しい御意見の中で何度もそうしたお声が出されました。
これは守られるという前提で書いているだけで、珪酸ナトリウムそのものが安全であるのかどうか、どのくらいの濃度までが安全なのか、私は実は全部調べて、データとして私の手元にあるんです。