1954-04-24 第19回国会 参議院 外務・内閣・大蔵連合委員会 第4号
○堀眞琴君 MSAによる日本の防衛力の増強ということは、これはMSA法によりましても、援助の供与がアメリカ側の安全保障を強化するものであると認めた場合に、これが与えられるという観点から申しまして、或いは又アメリカの下院の公聴会でのナツシユ国防次官補の証言等に見ましても、アメリカの兵隊が日本に駐屯を継続するよりも、むしろMSA援助によつて日本に再軍備を行わしめたほうが遥かに経済的でもあり、安上りだという
○堀眞琴君 MSAによる日本の防衛力の増強ということは、これはMSA法によりましても、援助の供与がアメリカ側の安全保障を強化するものであると認めた場合に、これが与えられるという観点から申しまして、或いは又アメリカの下院の公聴会でのナツシユ国防次官補の証言等に見ましても、アメリカの兵隊が日本に駐屯を継続するよりも、むしろMSA援助によつて日本に再軍備を行わしめたほうが遥かに経済的でもあり、安上りだという
この問題については池田・ロバートソン会談のときにすでにはつきり極東における軍事情勢配置の問題が議論になり、少くともナツシユ国防次官補から詳しく御説明をお聞きになつたはずだしその報告はちやんと受けておられるはずだと思う。のみならず、極東における共産陣営の戦略配置については外務省では次官、局長諸君が極東軍司令部に行つて詳しくしレクチユアを受けておるはずである。
第二番目に、お伺いいたしたいことは、去る十二月三日の衆議院の外務委員会におきまして、自由党の福田氏の質問に対しまして、ナツシユ国防次官補ですか、三十二万の再軍備の要請があつたということであります。又ニクソン副大統領は十一月十九日の日米協会の会合において、日本は戦略的にアジアの鍵であるということを言つているわけであります。
○福田(篤)委員 池田・ロバートソン会談の大きな問題になりましたいわゆる日本の防衛力の問題ですが、伝えられておるところによりますと、十一月八日分先方との会談においてナツシユ国防次官補は、三十二万五千から二十五万くらいやるべきだという、非常に一方的と申しますか、強い主張を席上でされたということが相当伝わつておりますが、これに対する真偽の問題、またいわゆる池田案と伝えられるものは十八万で五年計画であり、
ダレス国務長官、ナツシユ国防次官補、ウツド米相互安全保障本部副長官、アジア局長ヤング氏、オルムステツド将軍の発言を総合すれば、日本の再軍備は日本の義務である、日本国民に制服を着せ、防空陣地につくよう訓練すれば、米国は日本から引揚げてよい、日本と米国は運命は一つである、中共はやつつけねばならぬというのでありまして、こういう討議を背景として現われて来たMSAであり、再軍備であり、武器生産であります。
もつともナツシユ国防次官補が証言したところによると、国防総省が日本に勧告しているのは、日本の自衛態勢ということだけである。日本が自国の島々を守るのに必要と思われる程度の兵力ができることを米国は希望しているのである。この程度の軍隊のことを警察隊と呼んでも、保安隊と名づけてもやましいことはない。
たとえばアメリカの下院で行われておるいわゆる防衛隊の論議に関連をして、共和党のチヤーチという議員が、日本の経済力が保安隊維持の負担を全面的ににない得る日は一体いつの日かという質問をしたに対して、ナツシユ国防次官補というのがこういう答えをして、中共貿易との関係に非常に深い関心を寄せております。それは専門家ではないから年数はわからない。日本の自衛力を日本自体でまかなえるのはいつのことかわからない。
つまり一昨日同僚須磨君からも本会議で質問いたしましたように、ウオルムステツト少将とナツシユ国防次官補が三月三十一日にその聴聞会の席して証言しておる。われわれはすでにこの協定締結の準備的措置をとつたということをはつきり証言しておる。さらに同日ウオルムステツト少将がMSA援助を受ける資格のある相互援助協定の検討折衝は日米間で進展しておるということをはつきり証言しておる。