1998-04-08 第142回国会 参議院 本会議 第18号
少年によるナイフ殺傷事件など、教育をめぐる危機的な状況の中で教員配置改善計画を二年おくらせること、また、カロリーベースで四二%、穀物自給率二九%まで落ち込んだ食糧自給率引き上げへの無策ぶり、阪神大震災から三年たった今日でも、二万四千世帯が仮設住宅での生活を余儀なくされ、孤独死が二百人にも達しながら、いまだに被災者の生活と営業の再建を励ます支援策もないことなども重大問題です。
少年によるナイフ殺傷事件など、教育をめぐる危機的な状況の中で教員配置改善計画を二年おくらせること、また、カロリーベースで四二%、穀物自給率二九%まで落ち込んだ食糧自給率引き上げへの無策ぶり、阪神大震災から三年たった今日でも、二万四千世帯が仮設住宅での生活を余儀なくされ、孤独死が二百人にも達しながら、いまだに被災者の生活と営業の再建を励ます支援策もないことなども重大問題です。
しかし、昨今の中学生のナイフ殺傷事件、少年犯罪が続発しているのですが、これがテレビ下ラマ等の影響が大であると言われているのです。そして、先日の中教審でも、Vチップの導入を関係機関にお願いするというような決定も出された。ということは、もう映像とこういう問題は全く無関係とは言えない状況に来ていると思うのです。
ことし一月、栃木県黒磯市での女性教師刺殺事件、学校の中で中学一年生が起こした事件、戦後教育の中でも初めての事件でございますけれども、その後、中高校生によるナイフ殺傷事件が相次いでおりまして、父母、教職員の皆さんはいたたまれない思いでいると思います。 子供たちを守るために私たちは何をすべきか、あらゆる施策を講じなければなりません。
せっかく文部大臣に来ていただいていますので、話題をかえまして、最近続発する少年のナイフ殺傷事件について、文部大臣も、テレビに出られるとか、昨日も各種関係団体と懇談されるとか、また緊急アピールされるとか、いろいろ御努力をされていることは、私の立場でもうかがい知るところなのですけれども、昨年ぐらいから、警察庁の統計によると、少年による凶悪事件が一気にふえてきたのですね。
これを読みますと、いじめ、ナイフ殺傷事件、いろいろなことに関して、子供たちの教師への不信感、それから、いじめがエスカレートする背景には、大人の対応がいかに大きく影響しているかということが理解できると思います。ですから、文部省の方々も、本の宣伝をするつもりはございませんけれども、子供たちの声というのをもっと積極的に知っていただきたいと私は思っております。
例えて申しますと、ある教職員団体の皆さんからお寄せいただいた反対声明では、中学生、高校生のナイフ殺傷事件に見られる子供たちの深刻な状況に照らしても、子供の健やかを成長に大きな障害をもたらすサッカーくじであるというふうな御意見がございました。