1968-03-28 第58回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
一つは、国際収支の見通しと関連しているのですが、時間がございませんから、いろいろ議論はいたしませんが、結局この政府の国際収支の見通しは、アメリカのドル防衛強化策が行なわれる前にあの見通しを立てられたと思いますが、四十三年度は三億五千万ドルの総合収支の赤字、それから輸出、輸入の伸び率なんかを見ましてもあの当時に見通された。この見通された当時とその後情勢が非常に変わっていると思うのです、前提条件が。
一つは、国際収支の見通しと関連しているのですが、時間がございませんから、いろいろ議論はいたしませんが、結局この政府の国際収支の見通しは、アメリカのドル防衛強化策が行なわれる前にあの見通しを立てられたと思いますが、四十三年度は三億五千万ドルの総合収支の赤字、それから輸出、輸入の伸び率なんかを見ましてもあの当時に見通された。この見通された当時とその後情勢が非常に変わっていると思うのです、前提条件が。
まず、長期資本については、本年初頭におけるアメリカのドル防衛強化策を反映いたしまして、本年三月以降一億ドルをこえる赤字を累積いたしておるのであります。これは単にドル資本の流入が減少したばかりでなく、過去に累積いたしました借り入れドルの返済が急増していることをも反映したものでございます。