1995-04-11 第132回国会 衆議院 予算委員会 第25号
その前に、私は、バブルの崩壊以来の景気の低迷、最近の急速な円高・ドル安現象、国民の目から見て乱脈をきわめた両信組の救済措置など、果てはサリン事件とオウム真理教の実態に至っては、まさに国民の目から見て世は末の感ありだと思うわけであります。 今回の東京、大阪両知事選の結果は、これまでに述べた一連の事象に対する国民の厳しい批判の結果と受けとめるべきだと思っております。
その前に、私は、バブルの崩壊以来の景気の低迷、最近の急速な円高・ドル安現象、国民の目から見て乱脈をきわめた両信組の救済措置など、果てはサリン事件とオウム真理教の実態に至っては、まさに国民の目から見て世は末の感ありだと思うわけであります。 今回の東京、大阪両知事選の結果は、これまでに述べた一連の事象に対する国民の厳しい批判の結果と受けとめるべきだと思っております。
そういう点からいいましても、現在、基地労務者は二万一千人くらいいらっしゃいますか、合理化あるいは雇用不安が押し寄せているという状況でありますが、これはアメリカの責任で円高・ドル安現象も起こっていますし、やはりアメリカの責任で日本人労務者の雇用安定のためにもっと努力してほしい、そういうことを政府としてもはっきり申し入れるべきではないかと考えますけれども、大臣、いかがでございましょうか。
そしてアメリカでは、一説によれば、こういった円高・ドル安現象によって貿易摩擦に対するあらしがやや鎮静したのではないかという見方もありますけれども、私はそうは思わない。
さらに、イランが原油販売代金のドル支払いの受け取りを拒否したことをきっかけに、世界的なドル離れとドル安現象が顕著になり、これと対照的に金相場が天井知らずの暴騰を示し、通貨体制の不安と混乱が起きている現状でありますが、今後の国際通貨の行方と、異常な金相場が世界経済に与える影響を総理はどう判断して対処しようとしているのか、具体的にお伺いいたしたい。 次は、財政問題についてお伺いいたします。
○国務大臣(福田赳夫君) 今日の国際為替不安、これは円高円高と言いますが、本質はこれは私はドル安現象であると、このようにとらえておるわけであります。それに円高要因というものがまた加重しておると、こういう円ドル現象であると、このようにとらえております。
それは計数的にも非常にはっきりしておりますので、このドル安現象が円に対して急激に起こってきたのは昨年の九月二十八日でしょう。その二十八日来、今日までどういう状態かといいますと、円がドルに対しまして一四・五%上がっているのです。さあそれじゃ円高かというと、そうじゃない。ドイツもまた一四・四%、ひとしく上がっているわけです。
ドル安現象が世界的に出てきた。その中で円が強い態勢にあるものですから円高という反面現象も出てきておる、こういうことなんですが、結局、私はアメリカの膨大な赤字、国際収支赤字、これがこの背景にある、このように思うのです。同時に、赤字アメリカといえば黒字の国があるはずだ、黒字の国は日本でありドイツである。