1997-09-16 第140回国会 衆議院 科学技術委員会 第12号
その原因になった低レベル放射性廃棄物は、一九六〇年代に建てられたウラン製錬所から発生した廃棄物でありまして、コンクリート製の貯蔵庫の工事が着工された一九六七年の九月直後からドラム缶詰め作業が始まりましたが、当時の建設作業の経緯というものは明らかになっておりません。
その原因になった低レベル放射性廃棄物は、一九六〇年代に建てられたウラン製錬所から発生した廃棄物でありまして、コンクリート製の貯蔵庫の工事が着工された一九六七年の九月直後からドラム缶詰め作業が始まりましたが、当時の建設作業の経緯というものは明らかになっておりません。
この施設、十二年間、三万本のドラム缶詰めのアスファルト固化体をつくるという長い経験を積み上げてきて、職員の皆さん、大変な努力をされてきましたので、それが逆に過信というような面に出てきたのではないか、それがおっしゃるような施設の近代化、見直しということを必ずしも優先させなかったという結果になったのではないかというふうに考えております。
○政府委員(加藤良三君) これまでの予備調査の段階におきましても、発見された中で急速な処理を要する砲弾についてはこれをドラム缶詰めにする等の方法を用いて無害化したケースもあったわけでございます。
投棄された廃棄物は、この協会が放射性同位元素を取り扱った際に生じます廃棄物を主にドラム缶にコンクリート固化したものでございまして、投棄物、このドラム缶詰めは合計千六百六十一個でございます。 この中に含まれております放射能は、当時の放射能量でございますが、コバルト60という放射性同位元素が主でございまして、その量は当時で四百七キュリーという量でございます。
これは、今まで原子力発電所の敷地内での保管だけが許されてきたドラム缶詰めの低レベル放射性廃棄物を、地下の浅いところに埋め捨ての処分を認めるということを意味しており、極めて重大な問題であります。このような処分は、現在のところ、科学的にも技術的にも十分にその安全性が保障されておらず、地下水汚染が生じたら取り返しがつきません。
一部サンプルテストや濃縮廃液をドラム缶詰めする前に核種ごとに分析するというのは最近になってやり始めたと。それから推定では出ているわけですが、十分な核種ごとの実績 は現在のところ出ておりません。
○稲村稔夫君 そうすると、それはドラム缶詰めのものだけということになりますか。
○小渕(正)委員 そうしますと、そういうものが概念がきちっと出されてくれば、今処理されている低レベル放射性廃棄物としての中でもまた区分して、分類して、ドラム缶詰めしなければならぬようなものとそうでないものがおのずから区分されてくるということになろうかと思います。そうなった場合、どうなんですか、今までの状況の中で。