1991-07-04 第120回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
○説明員(川合淳二君) このオプションペーパーは、従来ドゼウ議長が出したペーパーあるいは十二月の閣僚会議に出ましたいわゆるノンペーパーと称されるものが結局ある種の方向性を持っていたことからあのような形で紛糾し、かつ会議が一時中断するというようなことになったわけでございますので、そういう意味ではあの経験に基づきましてかなり網羅的に各国の意見、しかも方向性を持たずに中立的に書いてございます。
○説明員(川合淳二君) このオプションペーパーは、従来ドゼウ議長が出したペーパーあるいは十二月の閣僚会議に出ましたいわゆるノンペーパーと称されるものが結局ある種の方向性を持っていたことからあのような形で紛糾し、かつ会議が一時中断するというようなことになったわけでございますので、そういう意味ではあの経験に基づきましてかなり網羅的に各国の意見、しかも方向性を持たずに中立的に書いてございます。
米国の提案、オファーはプロポーザルという言葉を使っておりますように、中身は先般出されましたドゼウ議長のテキスト案に加除修正を加えたというような形でございまして、言うなれば総論の域を出ない、具体的な各品目についてどうするかということの内容を含んでいない提案になっております。
しかし、その場合、アメリカ、EC、ケアンズ・グループ、それぞれが例外主張を認めるのかどうか非常に不安を持つわけでございまして、しかし一方では、ドゼウ議長報告案、ドゼウ・ペーパーが交渉強化の手段という意味の格下げになったというふうにもお聞きをしているわけです。
さて、去る七月二十三日から開かれたガットのウルグアイ・ラウンドの農産物貿易交渉グループの会議は、難航の末、ドゼウ議長の提案に附帯意見をつけて貿易委員会に報告するという妥協が成立したけれども、問題はすべて先送りになりました。また、五カ国農相会議は平行線のままで終わっておる。
○村沢牧君 ドゼウ議長の報告の附帯意見がこれは一体的なものだという答弁もあった。そうだとするならば、今まで答弁があったような交渉あるいは協議の確認によってこれから各国は農業保護削減の個別リストを提出しなければならない。
○村沢牧君 二国間で話をしなさい、それを報告してくださいという、ドゼウ議長の見解にも若干出ていますけれども、日米二国間で米問題については交渉をする、そういうことに追い込まれるのではないですか。
総理にも、私から十二分にお願いもしておりますし、総理も心得ておりますが、あすのサミットあるいは月末にはジュネーブで貿易交渉委員会、これが一つの大枠をドゼウ議長のもとで仕切る状況がくるのではないか、それも一つの大きな山である。
そういう中でこの七月の大枠の合意に向けてドゼウ議長が関税化を中心とした議長文書を提出する、こんなふうにも報道されておるようですが、この点についてどのように対処されていくのか、お聞かせいただきたいと思います。
ドゼウ議長の今申されました総括は六月十五日の会合で出されました。内容は、これまでの討議の中心になっております国内支持とか国境措置、それから輸出補助金の三分野につきまして、それぞれの国の見解を含めまして討論の進捗状況を述べたということになっております。
○鉢呂委員 そこで、時間が少なくなってきたのですけれども、ガットの農業交渉、ウルグアイ・ラウンドについては六月会合という形で六月の十二日から十五日までジュネーブで開催され、終わったわけでございますけれども、この関係の農業交渉グループのドゼウ議長の議長総括という形で見解が出されて、特に日本の米を初めとして問題のある農産物については関税化の方向で七月会合までその素案、たたき台をドゼウ議長が出すという提案