1968-03-16 第58回国会 衆議院 予算委員会 第17号
このフランス・ドゴール政策が、この金恐慌の中で大きな示唆を与えておるじゃありませんか。にもかかわらず、今日、日本の金準備保有高は大蔵大臣幾らなんです。昭和三十三年から今日まで幾ら努力して、今日の金の保有高はどうなっておるんですか。私はまずこの点から大蔵大臣にお伺いいたします。
このフランス・ドゴール政策が、この金恐慌の中で大きな示唆を与えておるじゃありませんか。にもかかわらず、今日、日本の金準備保有高は大蔵大臣幾らなんです。昭和三十三年から今日まで幾ら努力して、今日の金の保有高はどうなっておるんですか。私はまずこの点から大蔵大臣にお伺いいたします。
また、かねて欧州統合への道を着々歩みつつあるEEC諸国の中にありまして、金準備の増強を背景に、国際通貨制度に独自の態度を固めつつあるフランスのドゴール政策は、世界経済の動きに少なからぬ比重を占めつつあることも事実でございましょう。
また、ドゴール政策についての御批判がございましたが、ドゴール政策とアメリカと必ずしもいつもぶつかっておるとは私は思いません。
それから、そのドゴール政策によりますと、EECの先ほど申し上げました数字でもわかりますように、金準備が圧倒的に多くて、外貨保有は比較的少ない。たとえば、フランスなんかは、十三億ドルぐらいのドルを持っておって、これはカレントな取引に支払っていくけれども、大半は金で持っておるという状態であります。