2001-04-26 第151回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
ドイツを例にとりまして、なぜこんなに多かったのだろうかということをちょっと調べてみますと、やはり再軍備、徴兵制の問題、災害などの緊急事態あるいは外部から侵略された場合の防衛事態に対する対処、それから東西のドイツ統合、EU統合という内外の大きな事件に対応するために改正されたということでございます。
ドイツを例にとりまして、なぜこんなに多かったのだろうかということをちょっと調べてみますと、やはり再軍備、徴兵制の問題、災害などの緊急事態あるいは外部から侵略された場合の防衛事態に対する対処、それから東西のドイツ統合、EU統合という内外の大きな事件に対応するために改正されたということでございます。
さて、ドイツ統合に伴いまして、東ドイツのソ連製の原子炉は全部密閉されてもう稼働しておらないわけでありますが、それだけ西側諸国から見てソ連製の原子炉というのは危険きわまりない、それは失礼かもしれませんが、恐らく、統一ドイツのその政策を見ましても明らかであるわけでありますから、そうだろうと思います。
いずれにいたしましても、ドイツ統合をめぐる最大の問題は、統一ドイツがNATOの中に残るのか、あるいはソ連が主張しているような中立をとるのか。
○宮地委員 特に、私はドイツ統合の動き、これは注目をしていかなきゃならないと思います。経済的にも当然、既に新マルクの問題とかあるいはEMUの問題とかいろいろ出ております。そういう点でやはり全ヨーロッパ、特にドイツの動向というのは日本外交についての一つの「ホシ」ではないか。
現にドイツ統合の問題にしましても、自由投票か、しからざるかといって大論争をしている、実におかしなことなんです。投票できめるのに、われわれの常識をもってするならば、民主主義である以上は秘密投票にきまっている。それはいかぬというのです。実はそういうことでございますから、私はもし国民の真意を聞き、多数に従って事をきめようというならば、それは秘密投票をやるよりほかにないとかように存じております。