1984-07-24 第101回国会 参議院 内閣委員会 第17号
このような四つの局面での情報化の進展というものがあるだろうと我々考えておりまして、こういうような社会構造や社会生活全般に大きな変化をもたらしつつある動きといいますか、方向といいますか、そういう大きな動きというものは、社会を構成しておりますいろいろな要素をトータルネットワーク化することによってもたらされるものだと考えております。
このような四つの局面での情報化の進展というものがあるだろうと我々考えておりまして、こういうような社会構造や社会生活全般に大きな変化をもたらしつつある動きといいますか、方向といいますか、そういう大きな動きというものは、社会を構成しておりますいろいろな要素をトータルネットワーク化することによってもたらされるものだと考えております。
そうなりますと、いわゆる社会全体がトータルネットワーク化によってもたらされるものは何かと申しますと、ネットワークというものの形成そのものが電気通信の発展によってのみ可能となるものだろうと思うわけです。したがって、電気通信は、今後の経済社会の長期的発展への原動力として、社会先導的役割を果たすことになるであろうということを高度情報社会における電気通信の位置づけとして理解しているわけでございます。
したがいまして、こういった電気通信の高度化及びトータルネットワーク化を促進するという点から、一つは電気通信の高度化に関する指針の策定、それから第二に基礎的研究開発部門の体制整備、第三に電気通信事業の育成振興、第四に標準化の推進というような内容を盛り込んだ電気通信の高度化のための基本法を制定する必要があろうと思っておる次第でございます。