1947-12-03 第1回国会 衆議院 運輸及び交通委員会 第40号
沿岸荷役業者で戰爭前の貨物自動車運送の營業權をもつておつたものは、戰爭中に強制的にこれをトラツク會社に統合され、沿岸荷役業者はトラツク會社の株をもつというようなことになつているのでありますが、少くとも戰爭前の營業權をもつておつた荷役業者に對しては、その範圍内の車輛において營業權を復活してもらいたい、こういうのが請願者の意向でございます。
沿岸荷役業者で戰爭前の貨物自動車運送の營業權をもつておつたものは、戰爭中に強制的にこれをトラツク會社に統合され、沿岸荷役業者はトラツク會社の株をもつというようなことになつているのでありますが、少くとも戰爭前の營業權をもつておつた荷役業者に對しては、その範圍内の車輛において營業權を復活してもらいたい、こういうのが請願者の意向でございます。
函館乘合自動車及び道南トラツク會社はどの地點を營業しておるかと申しますと、道南地方は檜山支廳と渡島支廳と函館市ということになつております。この面積はほとんど石川縣と富山縣と福井縣を合わせたくらいあるのではないかと思う廣い地區なのであります。そこへ完全な交通機關といいますと、江差線と函館本線だけが鐵道で完全な交通路線になつておりますので、この地方は交通にはほとんど惠まれておりません。
現に港灣荷役業者の方がトラツク會社の大きな株主になつておるのでございます。從いましてこの間の連絡につきましては、さしあたりはこういう面におきまして努力をしてまいりたいと考えております。
これは最近新物價體系によつてそういう値上りをしたことも、新聞等によつてよく承知をしておりますが、しかし地方におけるトラツク會社等におきましては、今日ではなくて、昨年から今年の春あたりにかけましても、トラツクの使用料が一日九百圓ぐらいで使える所がありましたならば私どもは伺いたいと思うのであります。はたして今日トラツクを一臺九百圓ぐらいで使わせるような所があるかどうか。