2018-05-29 第196回国会 参議院 文教科学委員会 第12号
この開成中学はもちろん日本の中でもトップ校ではありますけれども、新しい大学入試制度、どのような能力を求めているんでしょうか、お聞かせください。
この開成中学はもちろん日本の中でもトップ校ではありますけれども、新しい大学入試制度、どのような能力を求めているんでしょうか、お聞かせください。
トップ校から一番最低位な学校まで恐らく順番に並べられて報道されたりすることがあるのではないかなというように思います。子供たちの心情も本当に心配ですし、結果が具体的に地域の教育格差の是正につながってくるのであればまだ分かりますけれども、さっきも申し上げたように、具体的にそれぞれの都道府県、市区町村も含めてそのような施策が本当に目に見える形で打たれているかというと、決してそうではないと思います。
その中で、特に公立高校、もともと旧制中学校からあった学区のトップ校、これを十校選びまして文理学科というのをつくったんです。これは、私立高校でいうところの特進クラスみたいなものです。難関大学に多くの合格者を出したい、そういうふうな考えのもとで文理学科を四クラスつくられたんです。これが前期の入試に文理学科は当てはまる。
私が赴任した高校は、俗に中堅校と言われる学校でして、いわゆるトップ校ではございません。しかも、彼らが一年生のときには、TOEFLの授業をつくる、カリキュラムをつくる会議に追われていましたので、通常は二年かかると言われたんですけれども、大急ぎで議論して、三カ月でつくりました。 とはいえ、始められたのが、彼らが高校二年生のときです。
昔はトップ校だ、旧制中学校から来た、どんなすごい子供たちがここに集まっているのかと思うと、どうもちょっと昔と違うなと。中学校を回った。公立の中学校の先生から言われた。いや、それはそうですよ、小学校のトップ一〇%は私学に行くんですから、公立の中学校のその次の一〇%もまた私学に行くんですからと。
そうなると、例えば日比谷高校が復活できるとかいう一部の期待もあるのかもしれませんが、そういうトップ校が出てきて、受験も含めて東大に何人入ったかなんというような競争にも入っていけて、以前の日比谷復活だと喜んでいる方もいるそうであります。
トップ校といわゆる底辺校と言われる高校が存在して、かなり大きな格差になっている。さらには校長先生のリーダーシップがない。教職員組合と校長先生との不毛な対立が続いている現場もある。そして教育。高校に来て教育をしたいと思った若い先生が、教育どころではない、高校生の生活指導に毎日追われている、こういう先生たちも多い。さらには、全く授業についていけない生徒たちもいる。そして学校は非常に汚い。
過密校というのは同時に学校安全会への申請のトップ校とか、二番目校になっている。したがって、クラブ活動はやめさせると、こういうことになってくるわけであります。体位を守る上でも非常に重要な問題がある。その上にそういうところに限っては、見かけのグラウンド面積をさらにプレハブで引き去らなければならぬというような実態があります。