2020-11-24 第203回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
○倉林明子君 一九四八年に起こりましたのがジフテリアトキソイドの接種による被害、これ、世界で最大規模のワクチン被害と言われているものです。被害者八百五十四人ということで、乳児、乳児でしたかね、対象が、八十四例の死亡がありました。そして、それ以来、あっ、この一番上のが今紹介したやつですね。それ以来、日本におけるワクチン禍というのはこれだけ起こっているというのを資料でお付けしました。見ていただきたい。
○倉林明子君 一九四八年に起こりましたのがジフテリアトキソイドの接種による被害、これ、世界で最大規模のワクチン被害と言われているものです。被害者八百五十四人ということで、乳児、乳児でしたかね、対象が、八十四例の死亡がありました。そして、それ以来、あっ、この一番上のが今紹介したやつですね。それ以来、日本におけるワクチン禍というのはこれだけ起こっているというのを資料でお付けしました。見ていただきたい。
そして、けがなどから感染する破傷風、これは既に被災県から発生の報告を受けておりますが、これを予防するため、破傷風トキソイドについて被災した県に必要量を照会し、調整を行ったところであります。 さらに、三月十八日には、製造販売業者の御協力の下、新型インフルエンザ対策のために各都道府県が備蓄しているタミフル、リレンザを被災者のインフルエンザ予防及び治療に使用できることとしたところであります。
同財団は、予防医学、特に微生物学と免疫学の 領域を基盤に研究開発を進めており、その範囲は、人体用ワクチン、トキソイド及び抗毒素の研究、血漿たんぱく質画分に関する研究、臨床検査試薬の開発研究、家畜伝染病の診断及び予防液の開発研究など多岐にわたっております。特に最近では、変貌する疾病構造と技術の開発に対応するため遺伝子工学、細胞工学の先端技術を駆使した新分野への展開を図っているところであります。
また破傷風の抗毒素やトキソイドについては関係業者に指示をいたしまして、緊急確保に応じられる体制をとっておるわけであります。問題は輸血用血液でございまして、これは長く保存ができませんものですから仕方がございません。したがって、近隣府県の血液センターから必要量を応急に運ぶという体制をとる以外に方法はないというふうに考えております。 おおむね以上であります。
次に、咬傷の重症化を予防いたしますために、ハブのトキソイドの開発の研究をやらねばならぬわけでございます。それから、先ほど先生から決意のほどをというお話のありましたハブ撲滅のための対策でございますが、これが非常にむずかしいわけでございます。
確かにことしの予算は去年までと同じような買い上げ、血清購入、トキソイドその他にとどまっておりまして、ここに新しい着想なり新しい試みは考えられておりませんことは御指摘のとおりでございますが、これによってこれだけやっておれば済むんだという気持ちではございませんことは御了解いただきたいと思います。
○近説明員 いま局長からお話しになりましたと同様でございますが、私どもといたしましてもやはり、そういった製剤、抗毒素とかトキソイドの研究はさておきましても、この撲滅対策ということにつきまして、各局協力いたしましてこれから研究に取り組んでまいりたいと思っておるわけでございます。
事実、ハブトキソイドの接種をやってきて、トキソイドの効果があるのかどうかわかりませんが、抗体ができるそうでありますが、トキソイドの接種を受けた人でかまれた人がいなければわからぬわけでありますが、その辺についての研究、検討はどんなふうになっているのか。厚生省からおいでいただいておりますので、ハブトキソイドの従来までの振興計画におけるところの具体的な成果についてお伺いをいたしたいと思うのであります。
○近説明員 一般にワクチン類、トキソイド等の効果につきましては、その判定は非常にむずかしいわけでございます。それは用い方でございますが、接種の方法によりましてずいぶん差が出てきているわけでございます。しかしながら、先生御指摘のように、約半数がかなり有効であるといえることは、ワクチン類といたしましてはかなり効果のあるものであると考えている次第でございます。
○近説明員 ハブ対策でございますが、私ども、先ほど先生からお話がありました自治省からの移しかえの一環といたしまして、ハブ対策の中でトキソイドあるいは血清対策につきましては厚生省で来年度から所管することとなったわけでございます。御案内のとおり、ハブトキソイドは、ハブ毒をホルマリンでその免疫原性をなるべくそこなわないようにいたしまして無毒化して得られたものでございます。
原因につきましては、予防接種液のジフテリアトキソイドの不良によるものでございまして、ホルマリンを使いましてトキシン、いわゆる毒素を中和して使うべきものに一部その誤りがありまして、不良なトキソイドが使われたというのが原因でございます。
ただ、まぜ方とかいろいろな、従来実験的にやりました際には、明礬トキソイドとか普通のトキソイドとか、いろいろなものを使いましたために、その種類によっては差は出ておるわけでございますが、製造所によって特に差があるというふうには聞いておりません。しかし、これは国家検定の際に効力試験をいたしますので、一定の基準に合うようにして、市販にいたすことができると、そういうふうに考えております。
○八田委員 それから、このジフテリアの予防接種に際して、ジフテリアのトキソイドの中には、化膿菌の発育を非常によくする因子が入っているわけなんです。ですから、こういった化膿菌の発育を促進させる因子が少くともジフテリア・トキソイドにあるということは、一般に普及していく場合に非常に問題になる点であろうと思う。
○八田委員 それからジフテリアのトキソイドに対しまして、昭和二十三年京都でもってジフテリア・トキソイド中毒禍事件というのが起っております。
現行のトキソイドによる副作用をやってみますと、確かに陰性者は非常に強いトキソイドの作用が見られるわけであります。しかしこれは現行のように、トキソイド〇・一CCを一回接種するという方法によりますと、これをかなり減弱させることができる。
さらにジフテリヤ・トキソイド、ジフテリヤ血清並びに百日せきワクチンにつきましては、現状のままでは、まだ十分な需要量に達しないのでありまするから、今製造工場等を督励いたしまして、その需要量に達するよう努力をいたしているような次第であります。
その中で一番大きいのがジフテリア・トキソイドでございまして、それが三千八百万円くらい、その中で占めております。これに対しましては、目下大藏当局と折衝中でございまして、すなわち歳出に属します約五千万円——四千八百何万円でございますが、これを予備金その他で行きたいというために努力中でございます。
武田製薬では何でも生産再開を許されましたが、停止期間が長いために、その間の資金がすつかり出てしまつたというのでありまして、現在七月二十三日に私ども参りました際に、未回收金が腸パラ・ワクチンとジフテリア・トキソイドと痘瘡だけで三千数百万円ある、こういう話なのであります。これらの資金についての当然の御措置があるべきだと思うのでありますが、その点どうなつておりますかというのが第一点であります。
なお、この機会に申し上げますが、大体再檢査をやつておつたのはすベて百日咳ワクチンとジフテリア・トキソイドを除きましては、全部再檢査を終りまして、この二つも九月一ぱいには再檢査が終る予定でございますが、六千リツトルは今再檢定中なのと、手持が約二千八百リツトルございます。合せましても八千リツトル余になりますが、実際檢定で落ちるのがございますので、まず七千リツトルぐらいは供給できます。
而もその製造の際には、これは二十リーテル入りのコルベンがなかつたために、五リーテル入りのコルベン四瓶で次々と、或いはジフテリア菌の培養をいたしますとか、或いはフオルマリンで無毒化いたしますとか、或いは明礬を入れて、ジフテリアの明礬トキソイドを作るというような、操作をいたしまして、最後に無毒試驗の結果、これは千本の小さな瓶に分注したのでございます。