1995-03-28 第132回国会 参議院 労働委員会 第8号
○星野朋市君 いわゆる為替レートの問題というのは、よく言われるようにファンダメンタルズだと、こういうふうに言われておりますけれども、日本の今の経常収支の黒字、それからいわゆるドルに対する信認が薄いということで、対外投資、ドル投資に日本の資金が向かわない、こういうような原因がありまして、さらにその上にいわゆる為替の投機、特に最近はいろいろ問題になりましたデリバティブの問題で非常に巨額な資金が動いておって
○星野朋市君 いわゆる為替レートの問題というのは、よく言われるようにファンダメンタルズだと、こういうふうに言われておりますけれども、日本の今の経常収支の黒字、それからいわゆるドルに対する信認が薄いということで、対外投資、ドル投資に日本の資金が向かわない、こういうような原因がありまして、さらにその上にいわゆる為替の投機、特に最近はいろいろ問題になりましたデリバティブの問題で非常に巨額な資金が動いておって
それで、私は先ほども申したんだけれども、デリバティブの問題に絡んで、簡易保険が運用の中に先物為替を取り入れて、このときも私はリスクが非常に大きいからできるだけ長期の予約をしないとこれは難しいと。
今このデリバティブ取引が物すごく問題にされておりますけれども、僕も詳しいことわからないんだけれども、オフバランス取引になっていて途中の収支が非常に不明確で、そういうことがばっとわかったら、要するに物すごく損していたとかこういうふうになるから、いわゆる取引の経過の開示というか、そういうことが必要じゃないかということがよく言われるんです。
○政府委員(日高壮平君) ただいま御指摘がございましたとおり、いわゆるデリバティブ取引につきましては、その財務情報に関するいわば経理基準といいますか、それが非常にはっきりしていない、取引自体がオフバランスのものが非常に多いということもございまして、その実態を的確に把握することが難しいという点は御指摘があったとおりでございます。
そして、当然行政の透明性の問題等も含んで努力をされているわけですから、そうしたことにかかわって、それはアメリカの自治体のようにデリバティブに手を出して破産するなんというびっくりするような話もあるわけですけれども、そういうことは日本の場合はないわけですからね。
○西村政府委員 ただいま申し上げましたように、デリバティブというものは便利な反面、いろいろとリスクが複雑多岐にわたっておるところがございます。そのように、デリバティブ取引にはリスク管理が困難な面もございますが、国民経済的な有用性も大きいことから、大蔵省といたしましては、これを直接的に規制しようというよりも、デリバティブ取引が適正に行われるための環境の整備が重要である、そのように考えております。
いわゆるデリバティブといいますものは比較的新しい現象でございますので、その評価や開示についての商法上の考え方といいますものはまだ固まっていないわけでございます。
○若松委員 そういうことで、要は通産省はデリバティブをあえて規制するとかそういうことはしない、これが明確になりました。結局先ほどの、リスク管理が重要だ。 さらにもう一つ、このデリバティブを健全なものにならしめるためには情報開示が必要だと思います。現在、金融機関並びに上場会社、これはいわゆる一般会計原則に従って時価情報が求められております。
その上で、先ほど委員が御指摘になりましたような例えばデリバティブなんかに対しましても一定のルールをつくっていく、そうした必要が生まれてきたのではなかろうか、そのような感じを今持っております。
○清水達雄君 今、大蔵大臣からアメリカヘの不安ということについて大変御丁寧な御説明があったわけですが、市場の揺れの大きさというふうなことは、何かデリバティブ商品を扱うように、それが非常に発達をしてきているということと関係があるような気もするんですけれども、その点はいかがですか。
私は、この原因は一つは、これから御質問したいと思うわけでございますが、一般的に言われているデリバティブ、金融派生商品がますます拡大の一途になっておりまして、この状況が今の要因の一つになっているのではないか、このように思っておるわけでございます。
○谷口委員 初めにも申し上げたように、このデリバティブについては、非常に積極的に進めるべきだという意見と、またいろいろマスコミを見ておりますと、デリバティブ妖怪論であるとかがん細胞論であるとか、このような意見もあるようでございます。
○谷口委員 漠然とした御答弁でございまして、また後で時間があれば今おっしゃったことについて御質問いたしたいと思いますが、まずその前に、私先ほど申し上げたように、デリバティブが今回の円高の一つの原因にもなっておったり株式市場の混乱の一つの大きな要因になっておると言う方がいらっしゃるわけでございます。
今、このように普通の株式あるいは債券ではない、一般にデリバティブというものを取引して、ほとんどどういうふうになっているのかわからない、こういうように取引が非常に複雑になっております。 まずこのデリバティブにつきまして、大蔵省の方からどなたかかわかりやすく、普通の一般国民にわかりやすく解説をしていただきたいと思います。
デリバティブというのは、その文字どおり、いわゆる金融派生商品というふうに言われておりますけれども、債券なり株式等のいわゆる金融資産、もとになる金融資産と違いまして、これらのもとになる金融商品の価格なり利回り等の動きをもとに価値が決まってくる、つまり金融商品から派生した商品のことをいわゆるデリバティブと総称しているわけでございます。
○寺澤芳男君 このデリバティブというような本当に素人にはわかりにくいものが横行してまいりますと、これから大変な、第二のベアリングスがいつどこでまた生まれてくるかもわからないということになるわけです。
○政府委員(西村吉正君) デリバティブ取引の国際比較というのはなかなか難しゅうございまして、正確な統計がないのでございますけれども、御指摘のように、我が国の金融機関を初めとする市場参加者が、欧米の市場参加者に比べてこういう手法の活用の程度がまだ少ないという御指摘は十分承知しております。
そこで、いろんなことをおっしゃっている方がいますが、二、三点ちょっと内容的にお聞きをしたいわけでございますが、一つは、東京市場はデリバティブが弱い、こういう指摘があるんですね。日本のいわゆる都銀、長信銀、信託、総資産の一・八倍、東京でのデリバティブの取扱高というのは。ところが、ニューヨークでは上位十行で平均して資産の十四倍と。
また、そう申しましても、全部がデリバティブの猛威によるものではないわけでありますから、今の円高によるものではないわけでありますから、やはりそのもとになる日本からのある程度のセルフコントロールといいますか、過当競争の自粛とか、そういったことも必要になってくるのではないか。
○日高政府委員 デリバティブという言葉が最近よく言われるようになっておりますけれども、証券の分野では、通常は先物なりオプション取引ということが言われているのだろうと思います。 それで、先物取引につきましては、バブルがはじけた後、証券市場が非常に低迷している。その過程で、我が国の先物市場のいわば行動、ビヘービアが現物市場へ悪い影響といいますか、それを与えるのではないかという御議論がございました。