1968-02-27 第58回国会 衆議院 予算委員会 第7号
デモの叫び声より、片方のそれのほうがよほどうるさい、そういう経験をわれわれしておるのでありますけれども、こういったことを続けてやるということは、実質上のデモ規正法じゃないか、こういうふうな感がするわけです。この点について、私は、憲法原理を党派的な偏見でそのもとに従属させようとするところの政府の政治姿勢が問題だ、かように思うのであります。
デモの叫び声より、片方のそれのほうがよほどうるさい、そういう経験をわれわれしておるのでありますけれども、こういったことを続けてやるということは、実質上のデモ規正法じゃないか、こういうふうな感がするわけです。この点について、私は、憲法原理を党派的な偏見でそのもとに従属させようとするところの政府の政治姿勢が問題だ、かように思うのであります。
もともと国会周辺のデモ規正は、いわゆる東京都の公安条例が制定されて以来争われ続けてきた問題でありまして、去る昭和三十五年七月には、最高裁大法廷は、この条例自体については合憲の判決を下しましたが、その運用のいかんによっては違憲のおそれが生まれることを初めて指摘したのであります。