2007-11-27 第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
私がどうしても理解ができませんのは、国連から要請がある、国連が、デメロ特別代表始め多くの犠牲を出したその国連が、任務を遂行するために民航機ではなく軍用機、我々の言葉で言いますと自衛隊機、この運航というものを要請している。国連のきちんとした活動を担保するために、国連の要請にこたえる形で私どもはイラク特措法の範囲内で輸送を行っているものでございます。
私がどうしても理解ができませんのは、国連から要請がある、国連が、デメロ特別代表始め多くの犠牲を出したその国連が、任務を遂行するために民航機ではなく軍用機、我々の言葉で言いますと自衛隊機、この運航というものを要請している。国連のきちんとした活動を担保するために、国連の要請にこたえる形で私どもはイラク特措法の範囲内で輸送を行っているものでございます。
八月十九日にはバグダッドの国連現地本部が爆発されてデメロ特別代表も亡くなった。十一月には奥さん、井ノ上さんも殺された。非常に日本の外交官の安全を考える意味で様々なことがあった一年でございました。
国連がイラクにどのような形で戻っていくかということについては、まだよく見えないところがありますけれども、我が国として国連に働き掛けているのは、デメロ特別代表が亡くなりましたけれども、その後任の方を早く任命をしてほしいというお願いを国連にいたしています。今は、代わり、後任はいないんですけれども、代理という形で、代行といいますか、そういう形で一人の方がその仕事をしていらっしゃいます。
私も、ついこの前アナン事務総長ともお話をして、国連が早くデメロ特別代表の後任を任命することが重要であるということもお話をいたしました。その後、代行を任命され、また、年が明けて特別代表を任命されるというような方向に国連は考えているようでございますけれども、一例を挙げれば、そのような働きかけをいろいろ行っております。
それからもう一つ、今年のやはり私にとってショックだったのは、イラクに行くことができましたけれども、あのデメロ特別代表とお話をし、あの執務室が爆破されたということであります。私は、あそこにいて、ああ、ここが爆破されるのは最後だろうというふうに思ったわけです。
○杉浦参考人 これはユーニスさんという、デメロ特別代表の官房長の方のおっしゃったことなんですが、そういうお話を伺っただけで、いつごろ始まるかとか、そういうことは伺えませんでした。
○丸谷委員 では、最後に外務大臣に質問をさせていただきたいと思うんですけれども、このデメロ特別代表は、イラクにおける女性の地位向上が非常に重要であるとしまして、イラクの婦人代表者とも精力的な会談を続けていらっしゃいます。
このことは、私は国連のデメロ特別代表とも会っていろいろな話をしました。やはり国連側も非常にアメリカの意図というものに対して慎重な見方をするようになっています。 日本は国連中心主義と言っておりますけれども、ORHAに人を派遣するなら、どうですかね、国連の代表の方にも人を派遣したらいいと思うんですけれども、外務大臣、いかがでしょうか。