1980-10-23 第93回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
私、実はいまから十年前の金融制度調査会の当時も大蔵委員としてこの問題にタッチをいたしておりまして、当時やはり銀行デパート化論というものが大変強く主張され、同時に上位都銀からはCDを速やかにやってほしいという要請がございました。
私、実はいまから十年前の金融制度調査会の当時も大蔵委員としてこの問題にタッチをいたしておりまして、当時やはり銀行デパート化論というものが大変強く主張され、同時に上位都銀からはCDを速やかにやってほしいという要請がございました。
銀行法改正でも議論になりました銀行のデパート化論ということなんですけれども、いまの金融制度としては専門金融機関をさまざまな形で抱えている、長期信用銀行もございますし、外国為替専門銀行もある、中小専門機関がある。
こういうようにおっしゃいまして、たとえばその一つの例として「答申が金融制度全体のあるべき姿についてのビジョンを欠き、都市銀行を中心とした銀行デパート化論を、“同質化”という言葉のもとに漫然と受け入れているところに一つの問題があるということである。」
そこでいま銀行デパート化論といったような非常な暴論が私たちの耳に入ってくるわけでありますが、大蔵省は一体証券業務や公社債引き受けの業務を地方銀行都市銀行にも認めようという方向で指導しておるのか、そういう業務はやはり画然と分けておく、こういう方針でおるのか、これをまず最初にお尋ねしておきたい。