1994-08-24 第130回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
それから債務の問題でございますが、ネパールは確かに極貧国と言われる国でございますけれども、そうして日本から見て債務について無償で救済をするという措置をとっておるところでございますが、ネパール側はその債務救済無償の対象となった債務以外の、それ以降の債務につきましては順調に返済をしてきておりまして、債務返済比率、いわゆるデット・サービス・レシオをとりましても一一・七%でございますので、私どもといたしましては
それから債務の問題でございますが、ネパールは確かに極貧国と言われる国でございますけれども、そうして日本から見て債務について無償で救済をするという措置をとっておるところでございますが、ネパール側はその債務救済無償の対象となった債務以外の、それ以降の債務につきましては順調に返済をしてきておりまして、債務返済比率、いわゆるデット・サービス・レシオをとりましても一一・七%でございますので、私どもといたしましては
ちなみに、メキシコの例で申し上げますと、いわゆるデット・サービス・レシオ、元利返済と輸出額の比率でございますが、これが一九八七年末には四〇%、つまり輸出の四割を債務の返済に充てなければいけないという状況でございましたが、それが九〇年末には二八%ぐらいまで減ってきた。これは債務の返済負担としては非常に大きな変化であるわけでございます。
端的な例が、先ほど御説明になられたデット・サービス・レシオというのを見ても、八七年と九〇年、それは大きなる改善が見られますが、基本的に発展途上国で起こっている、とりわけラテン・アメリカで起こっている債務国というのは、八〇年代に初めて起こってきた問題なのかといえばそうではなくて、独立した以後、ある意味で頻繁にこの債務問題というのは歴史上起こっているわけですね。
例えばメキシコのデット・サービス・レシオ、輸出に占めます元利返済の割合でございますが、これが一九八七年には四〇%ございましたが、これが九〇年には二八%ぐらいまで減ってきておるとか、また債務のGNPに対する割合も、同じく八七年の八二%から九〇年末には四二%に落ちるとか、そういう債務指標も非常に顕著に改善をしておりますし、また同時に、マクロ経済の面でも、GNPの成長率が八七年は一・七%だったものが昨年は
ところが、こういうぐあいにして有効需要をつくり出したのですけれども、それが先進工業国のためには販路拡大で非常によかったのですけれども、一方途上国側は、これは急激に工業化をやったりあるいは工業製品を買うということのために、一九八二年以降急速に債務問題が起こってまいりまして、デット・サービス・レシオというのですか、債務の輸出との割合ですね、これは二〇%を超えると非常に危険だと言われているそうですけれども
それから、外務省にお聞きしますが、デット・サービス・レシオについて若干御指摘になりましたね。あのレシオを債務返済比率の指標として御説明になった。 それで、一般論として、警戒ラインと言われるのは二〇%なんて言われているんですが、大体そんなところなんですか。そこら、どうですか。
○石井一二君 それで、特にとっぱしにデット・サービス・レシオの話をされたんで私は殊さら印象に残ったんですが、今私はここに一冊の本を持っているんです。日本経済新聞が出した渡辺長雄さんという方が書いた本なんですが、その中身を見てみますと、デット・サービス・レシオすなわちDSRはそういった債務返済に絡んだ指標としては頼りにならぬというような言い方をされておるわけです。
○政府委員(内田勝久君) 国によって事情は違うと思いますが、通常言われておりますのは、デット・サービス・レシオ二〇%を超えると債務問題が顕在化してくる兆候だというような、そういう指標として二〇%という数字が使われていることが多うございます。
しかし一方、債務の返済とそれから輸出額の比率、俗にデット・サービス・レシオと言われておりますが、これは御承知のとおり一九八二年、昭和五十七年に悪化のピークに達しまして、開発途上国の平均で二四・六%というところまでいったのでございますが、これは昨年、八四年には二二・五%まで下がっております。
○玉置(一)委員 今のお話を聞いておりますと改善の方向に向かっているということですが、確かにデット・サービス・レシオというのが改善をされてきているというようには聞きます。しかし、国別に申し上げまして、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、この辺はいわゆるDSレシオというのは六七、五九、八八と非常に高いのですね。
○畠山説明員 いわゆるデット・サービス・レシオと称しておりますが、この比率が御指摘のとおり二〇%を超えると危ないというめどがございますけれども、現在開発途上国計で一五%であるところ、これはデータ的にはちょっと古くなりますけれどもOECDの資料で申し上げますと、メキシコで六〇%、ブラジルで五八%、アルゼンチン二七%、ベネズエラ三七%といったことで、かなり高い数字にはなっております。
○堂ノ脇政府委員 先ほど大蔵省からも答弁がございましたとおり、デット・サービス・レシオが非常に高いのが中南米の累積債務諸国の特徴でございますが、そういうことも配慮して、昨年のロンドン・サミットでも言われました多年度リスケ、多年度債務繰り延べという考え方も逐次採用されまして、メキシコ、ベネズエラ等について一年ごとの支払いの額が大き過ぎる分について多年度にわたる、数年間にわたる一挙の繰り延べということの
それから、同じIMFの資料によりますと、昨年末におきます開発途上国の累積債務のいわゆるデット・サービス・レシオでございますが、これを平均いたしまして二一・五%ということになっております。 こういう状況を我々としてどう見ておるかという御質問でございました。確かに国によって相当状況が違いますし、御指摘のように根本的な問題は非常に根深く、かつ長期間の対策を必要とするものだと思います。
例えて申しますと、非産油発展途上国の経済成長率は、八二年で〇・二%ぐらいで非常に低かったわけでございますが、八三年には一・九%ということで成長率も高くなっておりますし、経常収支の赤字幅も八一年以降八三年まで改善に――まだ全体赤字ではございますが、赤字幅が小さくなるということになってきておりますし、それから、デット・サービス・レシオと申しますか、毎年の対外債務の元本、利子の返済額と財、サービスの輸出額
○正森委員 デット・サービス・レシオというのはいろいろ物の言い方もございますが、結局支払わなければならない元本を分子として、その国が稼ぐ輸出額といいますか、それを割るわけで、そんなものが八二%にもなれば、これはもう返済が不可能になっていくというのは非常にはっきりしているんですね。ですから、たとえば毎日新聞の二月十五日付によりますと、こう書いてあるんですね。
そこで、事務方ばかりに聞いてえらい申しわけございません、後で大臣に聞きますが、デット・サービス・レシオというのがありますね。これは発展途上国全体の平均では現在とのぐらいになっているのか。その中でも問題のあるメキシコ、アルゼンチン、ブラジル、ベネズエラではどうなっているか、お答えください。
○酒井政府委員 デット・サービス・レシオにつきましては、モルガン・ギャランティー・トラストが推計をいたしております。しかし、全途上国の平均というのがちょっと手元にございませんで、メキシコにつきましては五九%、ブラジルにつきましては六七%、アルゼンチンは八八%、ベネズエラは二五%というふうになっております。
その場合には、たとえばデット・サービス・レシオ——債務負担率でございます。債務をどの程度負っているかという問題、その国がどの程度の債務を負っているか、こういった点を参考にいたしまして検討いたすわけでございます。それから輸銀につきましては、これは輸銀の金融判断にまかせているわけでございます。