1950-03-17 第7回国会 参議院 予算委員会 第16号
○木村禧八郎君 そこに大蔵大臣のいわゆるデイス・インフレ論が生まれて来るので、それは余りにも形式的である。近代社会における通貨の役割ということを全然お分りになつていないと思う。銀行貸出というものは、今の経済界を動かしておる一番大きな量にもなつておりますし、それから支配力にもなつておる。大蔵大臣も御承知の通りに、銀行預金の大体八割、九割というものは貸出になつている。
○木村禧八郎君 そこに大蔵大臣のいわゆるデイス・インフレ論が生まれて来るので、それは余りにも形式的である。近代社会における通貨の役割ということを全然お分りになつていないと思う。銀行貸出というものは、今の経済界を動かしておる一番大きな量にもなつておりますし、それから支配力にもなつておる。大蔵大臣も御承知の通りに、銀行預金の大体八割、九割というものは貸出になつている。
次に政府のデイス・インフレ論、経済安定楽観論につきまして、池田大蔵大臣……稻垣通産大臣はおられませんが、青木安本長官に対しまして御質問申上げたいのであります。 政府のデイス・インフレ、経済安定論の論拠は、通貨にしても、物価にしても、賃金にしても、ただその数字の外形が動かない、固定している、こういう点だけにあります。その数字の内容の質的変化を無視しております。
○小峯委員 二十四年度の当初予算を審議いたしましたときに、大蔵大臣はデイス・インフレ論を強く主張しておられました。私は当時審議に参加いたしまして、そのデイス・インフレ論の中には見返り資金がスムーズに運用されるということが條件であつたように思うのでありますが、そういう條件が当時デイス・インフレ論をおやりになつた時分と、多少食い違つて来ておるということをお考えになつておらぬと。