1973-05-11 第71回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
これは昭和三十四年二月二十七日、参議院で提案しているんですが、「わが国における畑作農業の振興と農家経済の安定をはかるとともに、海外からの輸入に対する依存度の高い砂糖の需給事情を改善することによって外貨を節約し、国際収支の改善をはかり、ひいては国民経済の安定に寄与するためには、この際、国内甘味資源の自給度の向上、特に最近において急速な発展を見せておりますテンサイ生産及びテンサイ糖工業につき、その健全な
これは昭和三十四年二月二十七日、参議院で提案しているんですが、「わが国における畑作農業の振興と農家経済の安定をはかるとともに、海外からの輸入に対する依存度の高い砂糖の需給事情を改善することによって外貨を節約し、国際収支の改善をはかり、ひいては国民経済の安定に寄与するためには、この際、国内甘味資源の自給度の向上、特に最近において急速な発展を見せておりますテンサイ生産及びテンサイ糖工業につき、その健全な
これは、キューバをめぐっての国際問題と外国におけるテンサイ生産の不作とによるものと見られており、早急に従来の糖価に安定することは見込みが薄いものと考えられております。 このような国際糖価の高騰に伴う国内糖価の上昇を押え、消費者の家計に及ぼす影響をできるだけ少なくしようとするのが、この法律案による関税及び砂糖消費税の軽減等についての措置であります。
まず、第四条では、農林大臣は、一定の要件に該当する区域であって農業経営の改善をはかるためテンサイまたはサトウキビの生産を計画的に振興することが特に必要であると認められるものを、テンサイ生産振興地域またはサトウキビ生産振興地域として指定することができることとしております。その要件は、第四条第一項の各号に列記しております。 第一号は、栽培に適する自然的条件が備わっているかどうかの点であります。
このような甘味資源の生産の不振につきましては、政府の長期計画の策定に欠陥があることはもちろんでありますが、この計画達成のための施策に積極性を欠き、ことに畑地改良等の生産基盤の整備の立ちおくれ、テンサイ生産者価格の低価格、さらには国内糖業対策の不徹底等、政府の無為無策に起因するところが多いのであります。
第二に、適地においてテンサイ及びサトウキビの重点的な生産の振興をはかることとし、その区域内の農業経営の改善をはかるため、甘味資源作物の生産を計画的に振興することが特に必要と認められる一定の区域をテンサイ生産振興地域またはサトウキビ生産振興地域として農林大臣が指定し、指定を受けた地域を管轄する都道府県知事は、毎年、生産振興計画を立て、農林大臣の承認を受けなければならないものとし、国は、その計画の実施に
また、目を南方に転ずれば、大分のテンサイ糖工場は、原料が不足で、昨年の十一月から工場が全面閉鎖をし、暖地テンサイ生産の危機感を誘発しております。したがって、今やこの無責任きわまる長期計画そのものを抜本的に改正せざるを得ない最悪事態に直面しております。この政府の失政に対し、国民の批判はまことに痛烈であることを総理は肝に銘ずべきであります。
このような甘味資源の生産の不振につきましては、政府の長期計画の策定がずさんであったことは、もちろんでありますが、この計画達成のための施策に積極性を欠き、ことに畑地改良等の生産基盤の整備の立ちおくれ、テンサイ生産者価格の低価格、さらには国内糖業対策の不徹底等、政府の無為無策に起因するものと指摘せざるを得ないのであります。
第二に、適地においてテンサイ及びサトウキビの重点的な生産の振興をはかることとし、その区域内の農業経営の改善をはかるため、甘味資源作物の生産を計画的に振興することが特に必要と認められる一定の区域をテンサイ生産振興地域またはサトウキビ生産振興地域として農林大臣が指定し、指定を受けた地域を管轄する都道府県知事は、毎年、生産振興計画を立て、農林大臣の承認を受けなければならないものとし、国は、その計画の実施に
まず、テンサイにつきましては、日本てん菜振興会に対する政府出資、北海道におけるテンサイ採種事業に対する助成、内地におけるテンサイ栽培機械施設の設置、適地調査検定圃、テンサイ生産技術研修、テンサイ集団化栽培対策等の諸事業に対する助成を継続実施するほか、新たに北海道テンサイについて、ペーパーポットによる共同育苗圃の助成、深耕用土層改良機械の導入助成等の振興措置を講ずることとし、これらに要する経費として四億七千六百万円
農林省としてテンサイをどういうふうに扱っているかということでありますけれども、私どものほうは流通とか価格とかいう面からやっているわけでありますが、もちろん農林省全体としては、振興局でも生産指導で生産性を上げるというようなことでいろいろお骨折りを願っているわけでありまして、そういう考え方でテンサイ生産も伸ばしていくというふうにしていきたい、こう思っております。
○政府委員(大澤融君) テンサイ生産についての大きな方向づけという形でも行政指導ということは、いいと思いますけれども、個々の取引に立ち入っての政府の介入というようなことは、必ずしも望ましくないのじゃないだろうかというふうに私どもは考えております。
こういうことでは、これからの農政は非常に大きな支障を私は来たすと思うので、そういう点について総合的に農業経営を持っていくということでなければならないと思うのでございまして、これを無制限にするのが是か、そうでなく、今年は六千円いたしますが、来年からはもう少し酪農を入れて、残滓の処理を有効にしていただいて、そしてテンサイの工場と、それからテンサイ生産の農家の経営、双方が合理化されるように、ひとつ各方面から
第二次調査団は、県知事さん一名、それから北海道でビートをやっておられる経験者の技術者、技師長が二名、それに今度はテンサイ生産の関係の農林省の技術者を二、三名、それに政務次官を加えて、第二回の調査団を派遣いたしました。この結果は、知事さん——これは大分県の知事さんでございます、それに芝浦か明治だったと思いますが、その技師長が参りまして、非常に感を深くして帰っておられます。
御承知のとおり、てん菜生産振興臨時措置法は、テンサイの生産増強をはかることによって、寒地における農業経営の合理化を推進するとともに、国内における砂糖の供給量の増大を期することを目的とし、このため、一定数量以上のテンサイを生産する道府県においては、テンサイ生産振興計画を定め、これによりテンサイ生産の計画的振興をはかるとともに、政府は特に必要であると認めるときは、農林大臣が定める最低生産者価格を下らない
御承知のとおり、わが国におけるテンサイの生産は、昭和二十八年てん菜生産振興臨時措置法が制定施行されて以来、作付面積において約二・八倍、テンサイ生産量において約三・二倍という急速な伸長を見たのであり、この間に同法の果たしてきた役割は、まことに大きなものがあったと考えるのであります。
農産物等につきましては、従来の方針を継続して価格の安定をはかるものといたしますほか、テンサイ糖については、テンサイ生産の振興をはかるため、新たに一部工場の製品の買い入れを行なうことといたしました。 飼料につきましては、畜産振興政策の進展に対応し、飼料の需給及び価格の安定に必要とする所要予算額を計上いたしております。
次に、テンサイ生産の拡大についてであります。北海道におけるテンサイ長期生産計画に基づいてテンサイの生産を増進するとともに、暖地等府県の適地において、テンサイの合理的導入をはかるため、前年度に引き続き日本テンサイ振興会に対する出資のほか優良種子確保、テンサイ用機械導入、麦転換対策の一環としてのテンサイの集団的導入等の事業のため三億九千二百.円を計上いたしております。
次に、テンサイ生産の拡大についてであります。北海道におけるテンサイ長期生産計画に基づいてテンサイの生産を増進するとともに、暖地等府県の適地において、テンサイの合理的導入をはかるため、前年度に引き続き日本てん菜振興会に対する出資のほか、優良種子確保、テンサイ用機械導入、麦転換対策の一環としてのテンサイの集団的導入等の事業のため三億九千二百万円を計上いたしております。
今日町村の中には固定資産税の増収を日当てとする工場誘致運動に狂奔する向きもあるように見受けられるが、このような効きに便乗し、あるいはこれと相呼応する工場新設の申請はすべてこれを一たん白紙に返し、テンサイ振興百年の大計を樹立するため、土地改良、土層改良を中心とし、その他、品種改良、価格、融資、その他諸般の事情を織り込んで、甘味資源総合対策及びテンサイ生産長期計画を根本的に再検討し、両者の総合調整をはかり
テンサイ糖は昨年二月政府の打ち出された国内甘味資源自給力強化総合対策において重要な地位を占めているので、北海道の長期テンサイ生産計画達成は必要であると同時に、各府県テンサイ製糖企業に対してもその保護育成制度をこの際確立すべきであると思います。
まず、従来に引き続き水稲生産力の安定向上をはかるとともに、前年度に着手した畑土壌線虫防除事業及び畑地保全対策を大幅に拡充実施するとともに、甘味資源自給対策の一環としてテンサイ生産の拡大をはかるため、日本甜菜振興会べの政府出資を増額してその研究活動を促進することといたしました。
まず、従来に引き続き、水稲生産力の安定向上をはかるとともに、前年度に着手した畑土壌線虫防除事業及び畑地保全対策を大幅に拡充実施するとともに、甘味資源自給対策の一環としてテンサイ生産の拡大をはかるため、日本甜菜振興会への政府出資を増額してその研究活動を促進することといたしました。
○須賀政府委員 ただいま御指摘のような点につきましては、農林省にテンサイ生産振興計画を提出いたします手順として道庁自体がいろいろお考えになっている問題があるかもしれません。しかし、私の方では、そういう提示等につきましては具体的に何も承知いたしておりません。
○芳賀委員 ちょっと資料要求をいたしますが、これは、きょうの委員会の前に北海道のテンサイ生産者の代表から陳情がありましたが、当委員会あるいは甘味資源に関する調査小委員会においてしばしば審議しましたテンサイの北見地区三カ町村の問題に関してでありますが、実は、九月二十五日に、てん菜生産振興臨時措置法の第八条の規定に基いて、農林大臣から北見地区三カ町のテンサイ集荷地域に関する指示が行われた。
しかし、いずれにいたしましても、原料テンサイの集荷期を目前に控えた今日におきましては、本問題の解決は急を要するところでありますので、政府としては網走管内における作付面積、反収、生産見込み、北海道全域での両社の集荷予想、操業日数、製品コスト、採算点、日甜の政府への納付金計算の基礎データ、並びにテンサイ生産農民の動向等を総合勘案して、一刻も早く適正妥当な調整を行うこととし、将来は長期計画の策定を待って抜本的
○吉川委員長 テンサイ生産の振興対策について、参考人より意見を聴取いたします。 本日出席の参考人は、北海道庁農務部長齋藤齊君であります。 この際参考人に一言ごあいさつを申し上げます。本日は御多用中のところ、本委員会の調査のためわざわざ御出席をいただきまして、まことにありがとう存じます。厚く御礼を申し上げる次第であります。