1951-10-16 第12回国会 参議院 電気通信委員会 第1号
申上げるまでもなく放送法、現在の法制を作りましたときにおきましては、無論テレビのこともその中に書いてはおりまする、予想しておらないとは申しませんけれども、当時電波監理委員会が新らしい法律を以て出発しましたときにおきましては、かように急速にテレビ実現というものが目の前に迫つて来ようとは少くも私は予想していなかつたのであります。
申上げるまでもなく放送法、現在の法制を作りましたときにおきましては、無論テレビのこともその中に書いてはおりまする、予想しておらないとは申しませんけれども、当時電波監理委員会が新らしい法律を以て出発しましたときにおきましては、かように急速にテレビ実現というものが目の前に迫つて来ようとは少くも私は予想していなかつたのであります。
○村尾重雄君 今日は電波監理委員会から御出席になつておりますので、その電波監理委員会から何らかの今日の電波監理委員会の仕事としての御報告があることだと思いますが、私から少しお尋ねしたい問題は、今日御承知のように問題となつているテレビの取扱の問題であります。聞くところによりますと、十月の二日に日本テレビ会社という名目でか、認可の申請をなされたということを新聞紙によつて承わるのであります。
○村尾重雄君 質問がなければ、先ほどのテレビの問題で少し御意見を承わりたいと思いますが、先ほど委員長がお話になつたことはよくわかるのです。ただ私は、この我々は例えば技術面とか、専門的な知識もないし、このテレビの実現ということは欧米各国のいろいろなテレビの模様を最近頻りにお伺いいたしまして、日本においてこれの実現はまだまだ時期尚早の感じを実際持つておつたわけであります。
又ドル資金等のことについても考えてよろしいというふうなことで、このところに問題があるのじやなくて、国務省をバツクとした、これは結局外交の問題にもなつて参りまするし、今後の日本のテレビ放送の経営形態というふうな、この経営の面にまで問題としては出て来るのではないか。そういうことも心配になると申しておるのであります。
それからテレビのことにつきまして、だんだんの御発言の次第に、御趣旨のあるところを十分に了解をいたしたつもりであります。
それに基きまして先ず委員会のいたしましたこととしては、根本的にテレビの……技術の、ことで私の説明は不完全であるかも存じませず、長官から御質問によつて詳しく説明をいたさせたいと思いますが、先ずテレビの如何なる方式をとるかということが、どういう形態において日本においてこれを始めるかということが大きな問題であると思うのでありますが、この方式につきまして、先ず方式をきめる方針と申しますると、非常に漠然としておるようでありますけれども
世界の放送事業の現況は、現在のような中波のみの時代はすでに過ぎまして、今では中波とテレビ併行の段階に入つております。将来は、おそらく天然色テレビ一本の時代が期待せられるのであります。アメリカにおきましては、天然色テレビジヨンはすでに試験時代を通過いたしまして、法律の規定によつて二箇年間この実施をとめておりまするが、明年からは実施せられるに至るでありましよう。
現にニユーヨークのエンパイヤ・ステート・ビルデイングあたりで二百十六フイートのテレビ中継アンテナを設けているが、その費用は莫大なものであります。それから私の知つているところでは、カンサスやシカゴの放送局から中継するためには、相当な金が要るのですね。そうしなければ、テレビジヨンの中継ということは目的を達しない。元来この法律案が参議院で問題になつたのは、いわゆるラジオの共同聽取の問題です。
アメリカの家庭には非常にテレビジヨンが多く入つて参つておりますので、家庭にいながらその場の様子が見られるようにテレビの機械も置いてございますし、又右のほうには五つのガラスの部屋がございまして、そのガラス張りの部屋の中に通訳の人が二人ずつ英語、ロシヤ語、フランス語、スペイン語、支那語、この五つの言葉が、この委員会の、どこの委員会でもそうでございまして、主要語になつておりまして、即座にそれが各国語に通訳
片方にはテレビジヨンの機械が置いてありまして、アメリカの家庭におきましてはテレビを持つているところがたくさんあるものでございますから、居ながらその場の光景が見られる設備もしてあります。片方には五つのガラスの部屋があります。そこには二人ずつ通訳官がおりまして、ここで使われる言葉はロシヤ語、英語、フランス語、スペイン語、支那語の五箇国語になつております。
こういつたようなことはやめて、むしろ進歩的な、いわゆる超短波のFMの放送をやる、テレビをやるというような方向に金を使つた方が、より効果的だと私は考えます。