1964-04-07 第46回国会 参議院 内閣委員会 第21号
それからこの三つの衛星について、時間的に申しますと、リレー衛星並びにテルスター衛星は、いずれも周期が短いのでありますから、したがって、テレビで送ます時間がきわめて短い。十五分とか二十分とかいう時間に制限されるという不利な点がございます。それからシンコム衛星ですと、これは二十四時間の周期でありますから、大体地球の自転と同じようなぐあいで静止をしておるという状態でございます。
それからこの三つの衛星について、時間的に申しますと、リレー衛星並びにテルスター衛星は、いずれも周期が短いのでありますから、したがって、テレビで送ます時間がきわめて短い。十五分とか二十分とかいう時間に制限されるという不利な点がございます。それからシンコム衛星ですと、これは二十四時間の周期でありますから、大体地球の自転と同じようなぐあいで静止をしておるという状態でございます。
また、協力をしてくれるにしても、リレー衛星を上げてくれるのか、テルスター衛星を上げてくれるのか、シンコム衛星を利用さしてくれるのか。そういう点すら、まだはっきりしていない。その衛星の種類によって、打ち上げる費用なり、あるいは送受信の費用というものも、おのずから変わってくるであろう。
そこで、ただいま打ち上げられておりまするリレー衛星二号あるいはテルスター衛星二号について考えてみます。ると、十月ごろには、軌道の関係から日本から送信するということが非常に困難な状態にあるものと認められるのでございます。
これにつきましては、衛星として考えられることは、リレー衛星、テルスター衛星、シンコム衛星がありますが、そのうち、現在上がっておりますリレー二号並びにテルスターは、ちょうど十月ごろには条件の悪い軌道に乗っておりますので、これを利用するということは非常に困難であると考えます。
このリレー衛星なりテルスター衛星を使いまする場合には、周期の時間の関係から言いまして、一日のうちに利用し得る時間というのは数十分、これが一回であるか、二回であるか、おそらく二回ぐらいできるかもしれませんけれども、そういうふうに限られた時間でございます。
通信衛星利用関係につきましては、現在アメリカにおきましては欧米間の通信実験のためにテルスター衛星を打ち上げまして、これによる実験を推進中であると聞いておりますが、わが国といたしましては、このテルスター、あるいは今後打ち上げを予想されますリレー衛星等によりまして、オリンピックの実況テレビジョン放送の実験的世界中継という問題を宇宙通信開発の一環として行なうことを希望している次第でございまして、そのために
次に、国際電電の方は、これはNASAとATTとの打ち上げ計画によるテルスター衛星というものを対象に、国際間通信の実施というものを目標に実験施設が計画されてございますので、これもやはり先ほど申し上げた電波研究所の鹿島の実験所の南方十キロほどの地点に予定地を考慮してございます。