1952-06-14 第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第90号
いわんや現在の完全独立運用ができないという基本的なものは、ドツジ覚書にも示されたように、今もつて日本の経済自立の段階におきまして、財政資金及び準財政資金の法律的運用ということによりまして、一日も早くわれわれの産業経済の復興とあわせ国民生活の向上と国際收支の均衡、しこうして真の独立を達成するための経済自立の域に達しなければならないという事態にあるのでありまして、それゆえに独立運用ができないのである。
いわんや現在の完全独立運用ができないという基本的なものは、ドツジ覚書にも示されたように、今もつて日本の経済自立の段階におきまして、財政資金及び準財政資金の法律的運用ということによりまして、一日も早くわれわれの産業経済の復興とあわせ国民生活の向上と国際收支の均衡、しこうして真の独立を達成するための経済自立の域に達しなければならないという事態にあるのでありまして、それゆえに独立運用ができないのである。
そこで最近のドツジ覚書というものが出されたわけでありますが、覚書は、国会の決議、閣議の決定を尊重されるならば、必ずや簡易保険、郵便年金の積立金運用を、郵政省に復元さすべく覚書が発せられるべきものであるのであるのに、預金部の金融債引受のみに関して覚書が発せられたことは、両院といたしましても誠に遺憾でありまするし、先に申しましたように、閣議決定をされました現政府といたしましても、誠に遺憾であろうと思うのであります
ドツジ覚書とそれから従来の国会の全会一致の議決との関係、並びに郵政省及び簡易保険の関係の法律にありまする、郵政省にこの運用権を認めて参つたこととの間の調整については、大蔵当局として従来どういうようにやられて来たか。またこの法案の提出にあたつては、この間の調整についてどういう努力を払つたかということについて、まずお伺いしたいと思います。
これはわれわれの読み違いかもしれませんけれども、ドツジ覚書を見る場合に、結局受入れたすべての資金という表現がなされておるのでありますが、この内容については、受入れなければならない資金のいわゆる名目というものが、明確に規定されておらないと思うのであります。
しこうしてマーカツト指令、ドツジ覚書等を参酌いたしまして、今度の予算案、法案につきまして、関係方面の了解を得たのであります。
○政府委員(舟山正吉君) 事務当局といたしましては、ドツジ覚書が出ましてから、それを内閣がどう受取られるか、その結果、その線に沿いまして法律案の起草に当つて行くことになります。特にドツジ書簡に対して事務当局として、司令部に対してかれこれ要請するということはできもしないことでございますし、そういうことはございません。
○政府委員(舟山正吉君) 当時は、只今の日付はドツジ覚書が出る前と了解いたしますのですが、そのときにおきましては、内閣の方針に従いまして、そういう意見を提出したものと記憶いたしております。
またその趣旨は、ドツジ覚書の中にもうたつてあると記憶いたしておるのでございます。 それから戰時中に簡保余裕金が預金部に統合せられましたが、これは戰時中一時の臨時的措置であつたというお話で、従つて将来再びこの資金の運用を、簡易保險に返還する意思があるかどうかというようなお話でございますが、私どもは現状を基礎といたしまして、現在の問題の解決ということだけを骨折つておるわけでございます。
○舟山政府委員 それは冒頭に申し上げましたことにも関連すると思いますけれども、ドツジ覚書におきましては、郵便年金、簡易生命保險、その他国民が国の事業を信頼して、いわば国に信託している資金については、慎重に運用する必要がある、これは従来の一部を改組いたしまして、資金運用部といたしまして、ここにおいて総合的に運用すべきである、そして国民から信任して付託せられたという資金の性質にもかんがみまして、損失補償
○舟山政府委員 私といたしましては、ドツジ覚書を解釈して行くよりしかたがない問題であります。
○委員長(大野幸一君) ちよつと私からお尋ねしたいと思いますが、先ほど三木委員に関連してお答えになつたのでありますが、このドツジ覚書による簡易保險特別会計の積立金等を、資金運用部に預託せしめる方針ということは、ドツジ覚書にあるようでありますが、大臣といたしまして、政府といたしましてはこれは恒久的な方針として解されておるか、或いは又この日本の経済自立に至るまでの過渡的方針として解されておるか。