2021-04-06 第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
○野上国務大臣 当日その会議で報告された事例でありますが、指定団体が取引先の乳業や運送会社に対して圧力をかけ、指定団体以外の事業者と取引させないようにしている事例ですとか、あるいは、指定団体が取引量の少ないチーズ工房に対してチーズ向け乳価よりも高い飲用向け乳価での取引を強制した事例など、指定団体による不公正な取引の事例が報告をされたわけであります。
○野上国務大臣 当日その会議で報告された事例でありますが、指定団体が取引先の乳業や運送会社に対して圧力をかけ、指定団体以外の事業者と取引させないようにしている事例ですとか、あるいは、指定団体が取引量の少ないチーズ工房に対してチーズ向け乳価よりも高い飲用向け乳価での取引を強制した事例など、指定団体による不公正な取引の事例が報告をされたわけであります。
それから、チーズ向け乳価、チーズ生産ですけれども、チーズについては、酪農家が例えばホクレンに生乳を売ってプール乳価で代金を得ます。その後にホクレンからその生乳を買い戻して、買い戻すというのはチーズ乳価で物すごい安い価格で買い戻すわけです。そうすると、酪農家としては、高いプール乳価で売って安いチーズ乳価で買い戻してチーズ生産した方がはるかに有利なわけです。
ちゃんとやっていますなんという話ではなくて、必要なところに必要なことをしていかないと、自給率を向上させるといったって、現実には予算もついていなければ、ましてや、こうやって減らそうとしているような話になっているわけでありまして、こうしたことを踏まえて、やはり酪農の本来のあり方をしっかりつくっていただきたいし、そしてそのためにも、これは生産者補給金でありますけれども、補給金の単価の引き上げ、あるいは限度数量、さらにはまたチーズ向け乳価
その一方で、生産者にとっては、このチーズ向け乳価が飲用乳価に比べ大変安いという点がネックとなっているということを念頭に置く必要があると思います。 このようなことを踏まえ、輸出の促進も視野に入れながら、国産チーズの振興策を今後とも充実強化していくべきと考えますが、ここは佐々木政務官にお答えをいただきたいと思います。
一方では、生産者にとっては、このチーズ向け乳価が安いという点が問題となっており、チーズ工場が操業を始めることで需要は伸びるかもしれませんが、プール乳価の引き下げにつながるのではないのかと懸念する向きもあります。この点について、生乳需要拡大奨励事業を周知するとともに、正確な需給見通しを早期に生産者に伝え、用途別の実態を踏まえた供給を進める必要があると思います。