2017-05-18 第193回国会 参議院 国土交通委員会 第15号
私は、建交労、全日本建設交運一般労働組合ダンプ部会の皆さんに実態を伺いました。例えば、砕石工場などでは、現地の重機オペレーターが積込みを行います。これ、ダンプの運転手からこれだけ積んでくれと言うのではなくて、何も言わなくても積み込まれます。どのぐらい詰め込むか、運転手が決めるわけではないんですね。台貫、台貫という計測器に車ごと乗ると、その積載量が伝票のように記録されて出てくると。
私は、建交労、全日本建設交運一般労働組合ダンプ部会の皆さんに実態を伺いました。例えば、砕石工場などでは、現地の重機オペレーターが積込みを行います。これ、ダンプの運転手からこれだけ積んでくれと言うのではなくて、何も言わなくても積み込まれます。どのぐらい詰め込むか、運転手が決めるわけではないんですね。台貫、台貫という計測器に車ごと乗ると、その積載量が伝票のように記録されて出てくると。
そうしますと、違反者から荷主情報を聴取するということだけではなくて、例えば建交労のダンプ部会のように様々な実態を把握している第三者があるわけです。こういうところからも荷主情報を受け付けて対策に生かすべきではないかと思いますけれども、いかがですか。
ダンプの労働者の方がつくっている全日本建設交運一般労働組合全国ダンプ部会の調査でも、そこは極めて実態に近い一人一車の方の状況をとらえている調査だと思うんですが、平成五年以前の古い登録のダンプというのは全体の六割ですから、そういう点でも影響は直撃するんじゃないか、こういうことが危惧をされるわけです。そういう点で、特に新規参入者に当たる調査が行われていない。
それで、いわゆる建設一般労働組合ダンプ部会というのがあるのですが、約一万人のダンプ労働者が参加をされております。この労働組合は「定量積載で生活できる単価を保障し、ダンプの過積載をなくし交通安全の確立を」、これがスローガンでございます。このスローガンを掲げて運動を進めておられるわけでありますが、私の知り合いにもダンプの運転手さんがおられるのですが、一人一車でございます。
そういう中で、ダンプ運転者の組合、運輸一般ダンプ部会などは過積載をなくすことに賛成です。「定量積載で生活できる単価を保障し、ダンプの過積載をなくし、交通安全の確立を」、こういうことをスローガンにして運動をされております。しかし定量積載で生活できる単価でなければ、これはもう過積載をやめよと言われても、これは言ったら絵にかいたもちというのでしょうか、とても実現できない、そういうことになるわけですね。
そういうものをやらないでおいて、そのダンプ部会を何ぼやったって、これはだめですよ。新しい何かの制度をつくっていくといっても、これはそういうものを受けつけない実態かもしれぬ。だから、いまある権力というか、そういうものを強化していって、いわゆる包囲せん滅の作戦をとらなければだめだ。だから、宮崎室長は参謀長だ。総長まではいかないが参謀長だ。いつまでも会議ばかりしていてはだめだ。