1954-12-16 第21回国会 衆議院 外務委員会 第2号
次に第二の吉田・ダレス交換書簡の件でありますが、これは将来の日本政府をも拘束する法律的のとりきめであるかどうかという点が御質問の核心だと思います。これは仰せのように、日華平和条約審議の際の参考資料として国会にも御配付したのであります。この中に掲げられてありますことは、当時の事態に基いた日本政府のインテンションと申しますか、意図の宣明にしかすぎないのであります。
次に第二の吉田・ダレス交換書簡の件でありますが、これは将来の日本政府をも拘束する法律的のとりきめであるかどうかという点が御質問の核心だと思います。これは仰せのように、日華平和条約審議の際の参考資料として国会にも御配付したのであります。この中に掲げられてありますことは、当時の事態に基いた日本政府のインテンションと申しますか、意図の宣明にしかすぎないのであります。
現に日本の船団がぼつぼつ出動しつつあるような状態でありますが、ただ今お話の濠洲政府がソロモン海域その他いわゆる大陸棚の範囲を制限するといつたようなことは、これはかの吉田・ダレス交換書簡があつたために、そういうようなことが起つて来たのじやないかといつたような感じも受けるわけでありますが、これは日米加漁業協定が締結されましても、これは日米加の関係でありまして、濠洲とは関係のない問題であります。