2018-03-22 第196回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
そこで、私、前国会では天竜川ダム再編事業に関わる海岸侵食の問題も少し取り上げましたが、ダムによってせき止められた土砂は、砂浜を減少させるだけでなく、結果、生態系にも影響を及ぼしているということも改めて分かりました。
そこで、私、前国会では天竜川ダム再編事業に関わる海岸侵食の問題も少し取り上げましたが、ダムによってせき止められた土砂は、砂浜を減少させるだけでなく、結果、生態系にも影響を及ぼしているということも改めて分かりました。
天竜川ダム再編事業につきましては、発電容量の一部を治水容量に振り替えるために、発電事業者であります電源開発株式会社との調整を進めているところでございます。また、ダム下流域の、先ほど申しました河床形状ですとかあるいは河川環境への影響を検討するための置き土実験につきましても、地元との調整を図りながら今実施をしているところでございます。
今御質問があった天竜川ダム再編事業によって、海岸侵食への軽減の効果と、そしてまた県の取組状況でありますが、まず天竜川ダム再編事業によって佐久間ダムからダム下流に供給される土砂は年間およそ二十万立米と見積もっております。これは、有識者から成る天竜川流砂系総合土砂管理計画検討委員会の下流部会というところでも、この海岸侵食を抑制する効果が期待できるという推論を出しております。
それから、特に今も申し上げていますように、水害の近年危険性が高まっているということからも、とりわけ地域周辺の住民、それから下流に広がる浜松市の皆様、天竜川の再編、ダム再編事業の早期完成をやはり望まれていらっしゃいます。当初の目標では二〇二一年度末の事業完了であったというふうに伺っているんですが、現在のダム再編事業はいつ頃の完了を見込んでいるのか、教えていただきたいと思います。
だから、ダム再編事業について、土砂を流すのは、漁協の方も、海岸全体のためや川をよくするということでそれは当然だと言っているんですけれども、そういうときに、やはり質の問題もあるということもぜひ注目していただきたいと思うんです。 今ありましたように、約四十万を流そうというのに対して三十万しかない。昔、ダムのなかったころは、国交省の中部関係の方々が言っておられるように、百三十万立米流しているんです。
そこで、具体的に少し話を進めたいんですけれども、天竜川ダム再編事業と海岸侵食対策について聞きたいと思います。 今進めている百四十三カ所のダム事業を見直すということですけれども、先ほども出た八ツ場ダムを中止するという議論の中で、あとどれだけ事業費がかかるかとか、それから、継続する方が安くつく、いや、やめた方が安いなどという議論があります。
そこで、天竜川ダム再編事業の目的と内容について、簡単に概要を一言言っていただきたい。
国土交通省として、天竜川におきまして、既設の利水ダムである佐久間ダムに堆積した土砂の掘削及び排砂バイパスを設置して貯水池に入ってくる土砂を下流に流すことによりまして、下流部の洪水防御を図りつつ、侵食が著しい遠州灘海岸へ土砂を供給する天竜川ダム再編事業等を実施しているところであります。
この天竜川ダム再編事業は、このような諸課題に総合的に対応するために、既設の佐久間ダムを活用して洪水調節容量を確保するとともに、上流から下流海岸まで総合的な土砂の管理を行って、治水安全度の向上、自然環境の改善、海岸の侵食防止等を目指す事業でございます。
そこで、国の天竜川ダム再編事業において、侵食の激しい遠州灘海岸への環境保全及び治水事業に十分配慮しつつ安定的な土砂供給を図るべきである、こう考えますが、国はどう考えておられるか。そして、海岸事業としても侵食対策に取り組むべきではないか。この二点、河川局長にお伺いします。
○清治政府参考人 天竜川のダム再編事業のお尋ねでございます。 これは委員からは何度も御意見をいただいておりますが、天竜川は、御承知のとおり、大変土砂の流出の多い河川でございます。また、河口付近では海岸の侵食が進んでおりまして、これらを解決するためにも、水系一貫の土砂管理というのが非常に重要な課題になっている川でございます。そういう中で、この事業を昨年度から立ち上げたわけでございます。
天竜川ダム再編事業についてでございますけれども、この問題についても私は累次にわたり質問してきたわけでございますが、五百万立米に及ぶ土砂がたまっている、これを何とか取っていかないといけないということでございますが、平成十六年度予算が一・二億円であって今年度の予算が四億円つけていただいたということは、本当にこれはもう、三倍以上ふえたわけでございますから、非常に感謝しております。
○清治政府参考人 天竜川ダム再編事業につきましては、今委員からお話ありましたように、今年度から事業の実施計画調査に着手することができました。現在、施設計画の早期策定に向けた諸調査を実施しているところでございますが、来年度の予算四億というお話がございましたが、この予算の中で早期建設事業着手に向けましてさらに調査を促進したいというふうに思っております。
それでは、次の質問に移らせていただきますが、天竜川ダム再編事業でございます。 この事項につきましては、昨年の予算委員会の国土交通分科会でも質問させていただきました。簡単に申しますと、佐久間ダムに貯水池の総容量の約三五%に当たる土砂が堆積している。これは東京ドームで換算すると九十一杯分、東京ドーム九十一個分の土砂が堆積しているという状況でございます。
そして、佐久間ダムの堆砂の問題については、平成十六年度から新たな事業、天竜川ダム再編事業ということで一億二千万円の予算をつけていただきましたことを感謝申し上げますが、引き続き、これは天竜川総合土砂管理対策として、天竜川の全体の問題としてとらえていただいて、この問題をぜひ解決していただきたいというふうに思っております。