1984-07-17 第101回国会 衆議院 環境委員会 第13号
これは本年の二月二十日に提出されたものですが、「早明浦ダムの冷濁水は、ダム建設以来十年を経過した今日も、高濃度に汚染された濁水禍及び冷水は尚依然として続き、多年にわたるこのダム公害は、地域住民の怨嗟の的となっております。」こう書いてあります。
これは本年の二月二十日に提出されたものですが、「早明浦ダムの冷濁水は、ダム建設以来十年を経過した今日も、高濃度に汚染された濁水禍及び冷水は尚依然として続き、多年にわたるこのダム公害は、地域住民の怨嗟の的となっております。」こう書いてあります。
それからその際に、神戸でもあったのですが、六甲砂防が業者に請け負わして、業者が突然その地域に入って工事を始める、そうすると、ダム公害であるとかいろいろなことで非常なトラブルを起こす、神戸市に言わすと、神戸市にちょっと知らしてくれて三者で話し合いをすれば、目的は悪いことをやっているわけじゃないんで簡単にけりがつくのに、それをやらずにやっておるのでよけいな摩擦を起こしておるという要望があるわけなんです。
三 ダムの建設に際しては、地質等の調査を精密に行ない、土砂流等により、水質が汚濁されないよう、細心の注意をなし、ダム公害を完全に防除すること。 四 ダム建設は、住民の生命財産に及ぼす影響が多大であるので、その建設にあたっては、工事施工業者の責任体制を明確にすること。 右決議する。 ―――――――――――――
○奥田委員 石川県の手取川水系に新しいダム建設の計画があるわけでございますけれども、ダム建設に伴って、自然発生的に関係住民が直接、間接に受ける被害、つまりダム公害に関連して二、三点、質問してみたいわけでございます。
○湊政府委員 ただいまの問題は、いままでの委員会においても再々取り上げられ、事実、発生したダムに関連するいままでの災害のつど問題になった点でありますが、私自身も、最近——まあただいまダム公害というお話がございましたが、いろんな公害に類する——過般の大阪のガス爆発等もそうでありますが、あの種の災害が最近非常に多くなってきておる実態にかんがみ、この五十二条——これは私、しかと当時の河川法改正の事情を承知
○斉藤(正)委員 湊副長官に最後にお尋ねをいたしたいと思うわけでございますけれども、副長官も発電県の御出身でございますが、ダム災害は、ダム公害だといわれて差しつかえないと私は思っております。しかし、ダム操作その他によって未然に防げる水害も発生をする、あるいは、ダム操作の誤りによってダム災害が発生したというようなことも、間々あり得ると思うわけであります。
だからこそダム公害だ、人災だと言って住民が騒いで、あるいは県や関係会社に押しかけてその不満、不信をぶちまけているということになるんじゃなかろうかと思うわけであります。 で、今度の集中豪雨を通じまして考えましたことについて若干質問をいたしたいと思いますが、まず観測体制の強化についてお伺いしたいと思うわけであります。
しかし大平通産大臣が富山で発言をいたしておりますように、ダム公害に対する対策だと私は去年から主張しておるわけでありますけれども、降るはずの雨が降らなかったというときに発電に支障がある。非常に専門的で、どこまで放水すればどれだけの発電ができてどれだけのロスがあって、それが金額では幾らだなんということになってくると非常にむずかしいのでありますけれども、むずかしいからといって放任できない。
つまりダム公害への怒りだ。「三十二年に電源開発会社の秋葉ダムができて以来、大きな水害はこれで四度目。ダム上流では土砂が流れなくなって河床があがり、天竜川本流と大千瀬川の合流点である浦川がいつも被害を受ける。電発側は二十五キロも下流の秋葉ダムが影響しているとは考えられない、という。影響するかどうか、川の模型をつくって実験してみればわかるはず」と憎しみをこめて語る。
私は、公害の一つにダム災害がある、決して電力会社なり電源開発株式会社が意識して洪水を起こそうとしたものでもなければ、また起きたものでもない、ダムをつくることによって自然的に発生する、これはダム公害だというように考えております。したがって、このことは広範な公害の一つとして、国が責任を持つべきものは持つべきだというように考えるわけであります。
このことについて、八木副長官、地域住民と電源側の態度、あるいは地元市町村と電源側の態度――私は今次天竜水系の水害はダム公害だ、公害は工場や機械によってのみ起きるのではなくて、ダムができたことによる公害であるというように考えますけれども、一体この辺の調整、この辺の意思の疎通といったようなものを、総理府としてはどういうように把握をされたらよろしいのか。