1966-06-07 第51回国会 参議院 運輸委員会 第27号
こういうようなことをいまダブル検数というようなことで言っておりますが、こういうものがないように、私どもとしては行政的な指導はやっておるわけでございますが、やはり先ほど御指摘のように、検数人が足らないということが、こういうことになるんではないかと思います。
こういうようなことをいまダブル検数というようなことで言っておりますが、こういうものがないように、私どもとしては行政的な指導はやっておるわけでございますが、やはり先ほど御指摘のように、検数人が足らないということが、こういうことになるんではないかと思います。
○大倉精一君 登録をすれば検数の業務をする権利、資格がある、ところが両方やっているんですね、いまさっき言ったシップサイドとドックサイドのダブル検数といいますかね。これは非常に権威のないものじゃないですか、登録検数人にそういう法律に書いてないことをやらせるということは。これはほうっておくわけにいかぬと思うんですが、検数人の数の養成といいますかね、確保、これはどういうめどが立っておりますか。
しかしこれは非常にむずかしいことでありますが、少なくとも検数人というものの実態——私ははっきり申し上げてよくわかりませんけれども、現行の制度の中においては、やはりダブル検数というようなものはこのたてまえをくずすものであり、うまくないと思う。
ダブル検数というように言われておるものは、このシップサイドとドックサイドを一人の人がやるというときに言われておるようでございますが、実際は検数につきましてシップサイド、ドックサイドというようなものが取り扱われておるのは、日本の特有の事情のようでございます。
それからもう一つは、ダブル検数は大体日常茶飯事のごとくやっている。いわゆるシップサイドと岸壁との間、本来ならば両方のサイドにそれぞれ検数人がいて初めて、正しい検数ということが証明されると思うのでありますが、そうでなくてダブル検数といって、一人の者がそれぞれ兼務をしてやっているというようなものがあるそうであります。
いわゆるダブル検数ということですね、そういうことばがあるわけなんです。あるいは脳足りんというのがあるのです。何も頭が悪いのじゃなくて、人が全然立ち会わずに実はやっておるわけです。しかも、これは逆にいえば船荷証券にもなってくるわけです。こういうことは非常にけしからぬことだ。それから、もう少し言いますと、これは資格のある人がやることになっているのに資格のない人がやっておる。
そういう一人でダブル検数をやって、事故の場合の責任の帰属は一体どうするのですか。あるいは故障の有無を検査することができますか。船主、荷主が相互に個数の検査をすることができますか。アンパイアが一人で、渡す方と受ける方と同一人がやるなんということは許されないと思うんです。この点については、なるほど港湾運送事業法の中には、そういう点では一人ではやってはならないというようなことは書かれてはおりません。
ただ全検と日検を呼んで業者だけの意見を聞いてダブル検数がないというように判断をすることは私は一方的だと思う。港湾局としては、ダブル検数があるかないかという実情をもっと調べるべきだと思うのです。昭和二十九年に私が労働委員長をやっておりました当時に、社団法人全日本検数協会から、正式にこの問題に関する資料の提出を要求したわけです。その際に持って参りました「受渡検数業務の図解」というのがあります。
○坂本政府委員 実はそのときもすぐ協会の方に聞きましたところが、私どもの聞いて認識しておりましたときよりは、ダブル検数の件数が多うございました。もう少しよく調べて実態に即するように処置して参りたいと思います。
その要求は何であるかというと、このダブル検数に反対、一週間に一日休みをくれ、こういう要求なんですよ。これは無理ですか。今ILOの勧告にもあるように、また国際的な常識として、週四十時間、週休二日、これが常識化しつつある。ところが港湾においては一週間に一日休ましてくれというストライキをやっているのです。これほど港湾の労働事情の実態というものは、二重構造どころか、まさに時代おくれなのです。
すなわちダブル検数が行なわれている。つまり検数人が荷主側それから船主側双方の立場に立って、同一人が荷物を渡し、そして荷物を受け取っておるという事実があるわけであります。過去六カ月にわたるダブル検数の口数をいいますと、全検直接分が千九十三口、日検の下請分が千九百四十六口、計三千三十九口あります。従って一カ月平均五百六口のダブル検数が行なわれている。
これは私は今から運輸委員会に行きまして港湾局長に質問をしますけれども、労働省にお尋ねしたいのは、過去六カ月間において、いわゆるダブル検数といいますか、ダブル検数の口数は、全検直接分が千九十三口、日検の下請分が千九百四十六口計三千三十九日あるわけです。従って一月平均五百六口のダブル検数を行なっておるわけであります。