1966-06-22 第51回国会 衆議院 外務委員会 第21号
九〇%の濃縮ウランを使って、しかもダブルコンテナでなければならないという規定にもかかわらず、原子力潜水艦はコンテナは一つなんです。リッコーバーが上下両院の合同原子力委員会ではっきり、軍事的必要から制御装置についての省略を説明しておる。こういうような技術的な問題を私は言うのではない。そういうことはすでにもう言い尽くされておるから。
九〇%の濃縮ウランを使って、しかもダブルコンテナでなければならないという規定にもかかわらず、原子力潜水艦はコンテナは一つなんです。リッコーバーが上下両院の合同原子力委員会ではっきり、軍事的必要から制御装置についての省略を説明しておる。こういうような技術的な問題を私は言うのではない。そういうことはすでにもう言い尽くされておるから。
一つは、原子力潜水艦の安全性に関して、統一見解でその安全性を取りつけるということをお約束になったので、停泊基準の問題ですが、サバンナ号にしても、停泊地から少なくとも二マイル前後の半径内における人口は二十四時間以内に全部待避すべきだというかなりシビアな基準をアメリカの原子力委員会が出しておるようでありますが、さらに潜水艦の燃料は非常に高濃縮のウランでもあり、またサバンナ号のようなダブルコンテナーも持っておらないので
しかも、サバンナ号はダブル・コンテナー、二重にコンテナーを持っておる。耐圧容器をさらにコンテナーで包み、もう一つコンテナーで包む。原子力潜水艦は高濃縮ウラン棒を燃料に使いながらコンテナーを持っておらぬ。アメリカにおいては、原子炉の放射能の安全性にとっては金科玉条ともいうべきコンテナーを持っておらないということなんです。
移動性の上にコンテナーを二重につけておる、ダブル・コンテナーと書いてある。ところが、原子力潜水艦では持っておらない、そうして高濃縮のウラン棒をたいておる。こういうことなんだから、島村さんの話は見当違いじゃありませんか。やはり原子炉の安全性ということからいえばコンテナーを持つべきであるが、何らかの理由によって持たない。何の理由であるか私は言わない。