1984-04-25 第101回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第4号
また、その後ソ連がカムラン湾、ダナン等に進出いたしました。したがいまして、太平洋とインド洋両方をその管轄下に持っておりますアメリカの太平洋艦隊に対する需要が、太平洋、南シナ海、インド洋、ペルシャ湾すべてにわたりまして増大いたしました。したがいまして、一九七〇年代半ばごろは専ら西太平洋を中心に展開されていましたアメリカ空母機動部隊は、西インド洋に至る広範な地域に分散配置されております。
また、その後ソ連がカムラン湾、ダナン等に進出いたしました。したがいまして、太平洋とインド洋両方をその管轄下に持っておりますアメリカの太平洋艦隊に対する需要が、太平洋、南シナ海、インド洋、ペルシャ湾すべてにわたりまして増大いたしました。したがいまして、一九七〇年代半ばごろは専ら西太平洋を中心に展開されていましたアメリカ空母機動部隊は、西インド洋に至る広範な地域に分散配置されております。
たとえば、われわれの周辺の地域につきましても、北方領土に対する師団規模の兵力の再配備、あるいはミンスクの回航、さらにはカムラン湾、ダナン等におけるソ連による基地の使用、加うるにSS20の大量配備等々、非常に国際情勢は厳しくなっているということは、客観的な事実として認めざるを得ない、そういう認識でございます。
最後に、ベトナムのカムランあるいはダナン等への訓練飛行ということがしばしば予測されているんだけれども、まだ現在までには行われていないのか。しかし、やがては、配備はともかくとして訓練飛行の対象地としてベトナムがあり得るというふうに専門家としては考えているだろうか。最後に、配備の可能性はいかがだろうか。 以上についてお二人にお答えをいただきたい。
ダナン等は当時から基地でございましたが、そのインドシナ地域に日本軍が入っていったことが、言うならば日米戦争にアメリカを引っぱり込んでしまった原因であろうと私は思っておりますが、そういう古い日本の苦い歴史もあるわけでありますから、どうかひとつ、きれいな転換にふさわしい思い切った援助を考える、そういう段階だという御意思をお持ちいただきたい、このことをつけ加えまして終わりたいと思います。
○山上政府委員 サイゴン、ダナン等は、これはベトナムの補給基地としてサイゴンと性格的には同じようなものであると私どもは理解いたしておりますので、ここへ参って補給をするという範囲であれば、差しつかえない範囲と考えておる次第であります。それからさらに奥地に参るというようなことについては問題があろうか、かように考えておるということを申しておる次第であります。