1993-04-16 第126回国会 衆議院 決算委員会 第6号
昭和二十四年からいけば、第一次合成樹脂五カ年計画を発表されておられる、それからずっと、この二十年代から三十年代にかけて合成樹脂育成対策、あるいは合成樹脂工業育成対策、あるいはカーバイド工業及びタール工業育成対策、あるいは輸入水銀のコントロールであるとか、それぞれどういう有害と言われる化学物質を使っていくか、それをどういうふうに規制あるいは処理をしていくのかというのは、通産省の基本的な産業政策にかかわるものである
昭和二十四年からいけば、第一次合成樹脂五カ年計画を発表されておられる、それからずっと、この二十年代から三十年代にかけて合成樹脂育成対策、あるいは合成樹脂工業育成対策、あるいはカーバイド工業及びタール工業育成対策、あるいは輸入水銀のコントロールであるとか、それぞれどういう有害と言われる化学物質を使っていくか、それをどういうふうに規制あるいは処理をしていくのかというのは、通産省の基本的な産業政策にかかわるものである
これらについては、現在どういう価格で売られておりまするか、私の承知しておりまする範囲では、たとえば、ベンゾールという芳香族系は、本来タール工業から作られているものでありますが、その製品に比べて、それよりちょっと安い値のところで売っているということでございます。ほかのものも、大体アセトンにしても同様な状態であるように聞いております。
従って、ベンゾールにしてみれば、タール工業の製品より高いということはありません。それより、むしろちょっと低いくらいに売っていると思います。われわれの理想としましては、もう少し安くさせなければいけないというふうに考えますので、今後は、石油化学が本格的な操業に入るというそういう推移もにらみ合せまして、十分行政指導をして参りたいと考えております。
カーバイドだけではなくタール工業でもやはり問題があると思いますが、そういう全般的な面で将来の問題としてどういうふうにお考えであるか、こういうことをお聞きしているのです。それは現在塩化ビニールその他につきましても、非常に飛躍的な、幾何級数的な伸びをしていますからね。
○多賀谷小委員 あなたの方で、やはりカーバイド工業及びタール工業の育成対策というものを持たれたでしょう。それから石油化学の方も、これはことに新しい企業ですから、どんどん伸ばしたいという計画がある。この二つの計画をどういうふうに調和させて考えられておるのか、こういう点を、ざっくばらんに、わからないならわからない、あるいはそういう点非常に不安があるなら不安があるとお答え願いたい。
今日ナイロンはタール工業の副産物であって、石炭酸を主原料として作っているから、八幡その他の製鉄会社が原料会社でありますが、製鉄工業の規模から見て日産五十トンくらいだということがいわれる。
同時に石炭化学の面におきましても、単にタール工業が主たる現状でございまして、まだ石炭化学の実体も把握しておらないのではないかと考えられるのであります。 御承知の通り、アメリカにおきましては、一九二五年には化学原料として石油化学というものはわずか〇・一%であったと記憶しておるのであります。
これらの点を考えまして、お手元に差し上げてございます「カーバイド工業およびタール工業の育成対策」というのを近く省議で決定いたしたいと考えます。この要点はそこに記載してありますように、カーバイドにつきましてはただいま申し上げました塩化ビニールとか、ビニロン、それからそのほかカーバイドとして直接市販しております溶接等の需要も最近非常にふえてきている。
それからこの石油化学工業の基本となりまする石油精製業との関係、それから関連化学工業との関係並びに従来他の方法によりまして同じ種類の製品を作っておりましたタール工業、発酵工業等との調整も考慮しなければならない。これらの問題につきまして、ただいま具体的に検討しつつ、施策を進めておるような状況でございます。
それから消極面と申しますか、既存の工業を強化する面におきましては、原則としてこれに競合する発酵工業、タール工業は現在程度の生産を維持する、ただしタール工業等については、ナイロンの需要増によりましてある程度の伸びを見、かつ石油化学工業による供給力を考えましても、なおかつ不足をしておるという結果になっております。
そうして一方ではタール工業ができて化学産業に貢献するのでありますから、そういう点ももう少し地下資源と化学とを結び付けて、つまりこれを政府が調整してやるということによつて実現できると思いますが、どうでしよう、これを二つおやりになつてはと思いますから御意見を伺いたいと思います。
又原料的に申しましても、現在我が国においてはコークス・ガスの副産物であるところのタール工業がかなり発達しておりますが、そのタール工業でアンスラセンと称するものが殆んど遊休している。この大量に遊んでいるところのアンスラセンはスレンの原料として真に活用できるという点がございます。