1980-05-08 第91回国会 衆議院 外務委員会 第20号
運輸省といたしましては、事件が発生いたしましてから二回にわたりまして依命通達を出しまして、海運事業者に対しまして船内作業の適正な実施を図るように、特にタンククリーニング作業に関する下請事業者との契約の適正化及び下請作業の監督体制の強化につきまして強く指導監督を行っているところでございまして、今後その進展状況を見ましてタンククリーニング事業者の監督についてさらにどのような措置をとる必要があるか、検討を
運輸省といたしましては、事件が発生いたしましてから二回にわたりまして依命通達を出しまして、海運事業者に対しまして船内作業の適正な実施を図るように、特にタンククリーニング作業に関する下請事業者との契約の適正化及び下請作業の監督体制の強化につきまして強く指導監督を行っているところでございまして、今後その進展状況を見ましてタンククリーニング事業者の監督についてさらにどのような措置をとる必要があるか、検討を
そういうことで、一般的にはこのタンククリーニング作業は外洋で行うというのが通常でございます。ただ、スラッジについては、これは外洋でなくてもできるわけでございますが、スラッジが揚がりましたらば、これを入港した港におきます廃油処理業者に引き渡して処理してもらう、こういうのが原則でございます。
その際に、同船のタンククリーニング作業を請け負いました内外産業の作業員、これがクリーニングの結果発生いたしましたスラッジを不法に海中に投棄をしたという情報でございます。 私どもその後ずっと捜査を続けまして、現在も捜査継続中でございますが、現在までに私どもの捜査で明らかになりましたところを申し上げます。
それから、タンククリーニング作業というものをやる場合の労働条件と安全衛生等については、どの法律によって守られておるんですか、保障されておるんですか。労働基準法あるいは労働安全衛生法、それによって守られるのか、ほかにないのか、その点をお聞かせいただきたい。
○永井(浩)政府委員 タンククリーニング作業は、大きく分けまして四つの作業から成っております。一つは、温水によりましてまずタンクを洗浄する、洗うということでございます。二番目は、この洗浄水の水切り作業でございまして、油分を除いた洗浄水を排出する。それから、タンクの中に残留油分から発生いたします有毒ガスがございますので、こういった抜き取り作業もございます。
概要は、「徳山丸」という出光タンカー所有の十三万六千総トンのタンカーでございますが、これが四国沖においてタンククリーニング作業中、このタンククリーニング作業を請け負いました内外産業従業員数名が同作業に伴ってスラッジを数回にわたって海洋に投棄した、こういうことでございます。 私どもは三月二十一日に情報を入手いたしまして、その後捜査に着手をいたしました。
徳山丸にかかわる容疑は、昭和五十五年二月二十九日、徳山港を出港し、三月六日相生港に入港したタンカーの徳山丸が、四国沖付近において入渠前のタンククリーニングを実施した際、同船のタンククリーニング作業を請負った内外産業の従業員が発生したスラッジ約千六百袋、これはトン数にいたしまして六十四トンになりますが、これを数回にわたって海洋に投棄したというものでございます。
その際に、このタンククリーニング作業を請け負った内外産業という会社でございますが、この従業員がクリーニング作業の結果発生いたしました、油分を相当含んでおります油性混合物でございますが、スラッジ、これを袋詰めにして投棄した、こういう情報でございました。 その後私どもは、この海域が第五管区海上保安本部の担当水域でございますので、当本部の神戸海上保安部におきまして捜査を続行しておる状況でございます。
○説明員(野呂隆君) この種事案に関しましては、昨年の六月、リベリアのタンカーマイティートレーダーという三万三千トンの船がやはり高知沖でタンククリーニング作業を実施いたしましてスラッジを不法に投棄し、検挙した事例がございます。それから油を不法に投棄したり不法に排出しておる船舶につきましては、昨年は四百七十七件の検挙をいたしております。 そういうところでございます。
同船に係る容疑といたしましては、今年の二月二十九日、徳山港におきましてタンククリーニング作業員を乗船させ出港いたしまして、四国沖合いにおいて入渠前のタンククリーニング作業を実施いたしました。この際、同船のタンクから発生いたしましたスラッジをタンククリーニング作業員が海洋に投棄したものであります。
その際タンククリーニング作業を請け負いました内外産業株式会社の従業員が作業の結果発生をいたしましたスラッジ、これを袋詰めにいたしまして、数回にわたって海中に投棄をした。恐らくこれはスラッジ処理費用というものを節減するためにしたのではないか。甲板から直接海中に投入した、こういう情報でございました。